ほぼ1週間振りだろうか、朝から青空が広がりさわやかな秋の1日だった。
昨日3人で行った里山を一人で巡った。あれほど生き生きしていた林や森には、寒い季節を迎える寂しさが漂っていた。
池では、しばらく木陰でじっといていたトンボやチョウが、おだやかな秋の陽に元気に舞っていた。
アキアカネに交じって、キトンボ、ノシメトンボが舞っていた。

池のほとりでオオルリボシヤンマが産卵を繰り返していた。


お昼を回るころ、マダラナニワトンボがどこからともなく登場、いつものようにペアで産卵する姿を見せてくれた。
また、♂の額には、マユタテアカネのように眉がはっきり見えた。


数は少ないが、オオアオイトトンボが連結してカンガレイに産卵していた。
これから、秋の深まりと共にもっと数が増えるだろう。
池の端で、驚きの光景に出合った。よく言われるが、シマヘビが大きなカエルを呑み込んでいた。
直前に頭から呑み込んだようで、ヘビの太さよりはるかに大きいカエルはまだもがいていた。
しばらくして見ると、ヘビはカエルを締め付けるようにとぐろを巻いていた。
呑みこみやすくするためだろうか。
近ずくと、警戒しているのだろう、しっぽを小刻みに震わせて威嚇しているようだった。
弱肉強食の世界を見せつけられた。
また、近くでシマヘビの抜け殻を見つけた。
何度も脱皮中のヘビを見ているが、今までになくきれいで、尾から頭までがまっすぐに完全な形で残っていた。
持ち帰って計測したら147cm、目玉もレンズのように残っていた。


今日で彼岸が明ける。午後はお墓に詣で、生花を供え線香を焚いた。
急に涼しくなり、ひさしぶりに風邪をひいたようだ。(2010.9.26)
