黒い柿に出会った。
先日、久々に晴れ、紅葉を見に出かけた折に、松長の高台から会津盆地を眺めた。
北に飯豊の山並みが空に浮かんでいた。
盆地の東北部に、色づきいた木々の間に会津村の慈母観音様が立っていた。
空に浮かぶ飯豊連峰
会津慈母観音
高台の脇の小さな畑のまわりに柿の木が数本並んでいた。
多分身しらず柿だろう、すでに収穫されて柿は一つも付いていなかった。
そこに、プルーンのような実を見つけた背の低い木が2本あった。
少しとがった小さなその実は、割れて中身の柿色が見えていた。
葉は間違いなく柿の葉だ。生まれて初めて見る黒い柿だった。
後日、早速ネットで検索すると、園芸店の販売品に、まさにその柿が載っていた。
説明には、『「金運招来」「福徳円満」幸せを呼ぶ黒柿。実は小ぶりだが、ツヤのある漆黒色。
果汁多く糖度高くおいしい。若木の頃からよく結実します。果物屋さんに売ってません。』とあった。
知らないことはあるものだ。
珍しい黒柿なるものを味わってみたいと思った。
きれいに残っていたから、まさか、穫らないわけではないだろうが・・・。