エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

初めて見た 黒い柿

2010-11-10 | Weblog

 黒い柿に出会った。
 先日、久々に晴れ、紅葉を見に出かけた折に、松長の高台から会津盆地を眺めた。
 北に飯豊の山並みが空に浮かんでいた。
 盆地の東北部に、色づきいた木々の間に会津村の慈母観音様が立っていた。


空に浮かぶ飯豊連峰


会津慈母観音

 高台の脇の小さな畑のまわりに柿の木が数本並んでいた。
 多分身しらず柿だろう、すでに収穫されて柿は一つも付いていなかった。
 そこに、プルーンのような実を見つけた背の低い木が2本あった。
 少しとがった小さなその実は、割れて中身の柿色が見えていた。
 葉は間違いなく柿の葉だ。生まれて初めて見る黒い柿だった。
 
 後日、早速ネットで検索すると、園芸店の販売品に、まさにその柿が載っていた。
 説明には、『「金運招来」「福徳円満」幸せを呼ぶ黒柿。実は小ぶりだが、ツヤのある漆黒色。
        果汁多く糖度高くおいしい。若木の頃からよく結実します。果物屋さんに売ってません。』とあった。
 知らないことはあるものだ。
 珍しい黒柿なるものを味わってみたいと思った。
 きれいに残っていたから、まさか、穫らないわけではないだろうが・・・。 


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