庭に伸びた黒竹を切ってきて、七夕飾りをした。
孫たちが学校から帰るまでにと、ばーちゃんがあらかた飾り付けていた。
じいとばあは別々に願い事を短冊に書いた。
「あっ子ちゃん、元気な赤ちゃんを産んでね。」
「孝司君、早く元気になってね。」
「みんな元気で楽しい毎日を!」等々、願い事はほとんど同じだった。
じいは、他には、「健康第一」「騰々任天真」など、いつもと同じことを書いた。
帰宅した孫たちにも書かせ、それぞれに脚立に登って飾りつけた。
学校でもみんな短冊に願い事を飾ったそうだ。
様子を聞いていたら、武琉は「ミヤマクワガタを捕まえたい」と書いたところ、先生に注意されて「jリーガーになりたい」などと、
サッカーなどやってもいないくせに書き直したらしい。おかしな話だ。
自分では小さい頃の記憶はないが、孫たちには、ささやかだが心の隅に残るお夕飯、七夕祭りになってほしいと思った。
七夕の夜、願い事を短冊に書き付けて笹に結ぶと、願いが叶うような気がした。
(朝7時25分 孫たち登校 )