エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

大雨の後の里山

2011-07-31 | Weblog
 今日で7月も終わる、今朝の新聞は、新潟・福島の記録的な豪雨を報じている。
 会津でも只見や金山では孤立集落も出て、被害も出た。
 でも、5年かけた治水対策や避難情報の徹底、住民の意識の向上などがあって、7年前の豪雨の教訓が生かされたとある。
 
昨日、ずいぶん降り続いた感じ、しばらくぶりに里山を歩いた。
約1週間になるが、いつもの山道は足下が見えないくらいに草丈が伸びていた。
時折陽が差すが、曇り空、虫たちも少なかった。



トリアシショウマ?


ヌマトラノオ


イヌゴマ


ミソハギ


トンボ池では、チョウトンボもショウジョウトンボも少なかった。





 今日も命のドラマを見た。
 ギンヤンマが連結して産卵していた。
よく♀が単独で産卵をするスジグロギンヤンマを見かけるが、ギンヤンマは連結でも単独でも産卵するようだ。



キイトトンボがクロイトトンボを捕らえて頭から食べていた。これが自然界だ。


ルリタテハ


オオウラギンスジヒョウモンでは


トノサマバッタ


ハグロトンボ


ハヤシノウマオイ


クロヒカゲ


 帰り道、いつものミズナラの樹液レストランを覗くと、カブトムシが沢山集まっていた。
クワガタの発生より遅く、ここ1週間に生まれたのだろう。孫の観察用にと♀1、♂4頭を持ち帰った。
 黒い雲がかかってきたので、長居は無用、帰宅を急いだ。
 案の定、峠道を松長まで下りたら雨が降りだし、家に戻るころは土砂降りとなった。
 武琉は、卵を産ませたいというので、しばらく飼ってみることにした。
 今飼っているノコギリクワガタもペア、今回のカブトの♀もいるし、なんとか卵を産ませたいと思う。
 今の観察ケースは少し手狭なので、大きなケースに替え、二人で近くの量販店から「クヌギのマット」なるものを買ってきた。



 久々の里山巡り、わずかな時間だったが、今日も思い出に残る虫たちとの出会いだった。