エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

健気な虫たちと過ごす幸せ

2013-07-12 | 日々の生活

 
我が家は南から西には林があり、さらに高台なので風が通って夏はとても涼しい。
 日陰になった庭で悠くんと遊んだ。孫の子守りも気長でなくては大変だ。

  


 関東から西は猛暑だそうだが、会津はまだ梅雨空が続き、比較的しのぎやすい。

 日陰のアジサイも咲き始めた、雪でいい枝が折れた「隅田の花火」も咲いた。

  

一度盛りの過ぎたシモツケがまた咲き出した。チドリソウ、カスミソウもきれいで清涼感がある。

  

何とか数株が冬を越したフラミンゴも豪華に咲いた。毎年同じ花が次々に競って咲いてくれる。

乗鞍や裏磐梯で印象に残ったクガイソウは、いつか新津の園芸店で買ったもの、日陰で1.5mにも伸びて毎年咲いている。

運良くルリシジミが蜜を求めてきたところをパチリ!

   

 のどかな庭に、今年初めてのノシメトンボが飛んできた。

 

またスジグロシロチョウが卵を繰り返していた。  そういえば、昨日はジャコウアゲハがウマノスズクサに気づかず通過して行った。
 昨年の記録を見ると、ジャコウアゲハの産卵はこれからかも知れない。また、ときどき見かけるホシミスジも2度目の発生があるかも知れない。

 今日も、こんな健気に生きている花や虫たちと過ごせる幸せを感じながら一日が暮れていく。

 


 豪華なユリの花 

2013-07-12 | Weblog

 

  昨日立ち寄った磐梯町の道の駅で紅花を見つけた。
  昔染色実験をしたことを思い出した。水に溶ける黄色い色素と溶けない成分があった。
いろいろ工夫して染めたが、真っ赤に染めるのは難しかった。
  何とも趣きある花で、アザミの頭花のようで黄色や紅色がきれいだった。
 帰宅して、呉須のブルーの磐梯スケッチに「あはれ花びら流れ・・・」の花瓶に生けた。
 部屋が一段と清々しく感じられた。

 

 その日の夜、娘が豪華な百合の花を持ってきた。孫を連れて知り合いを訪ねてもらってきたという。それはそれは驚くほど豪華な黄色いユリ、大きな花瓶を探した。
 洋風のお城の絵がデザインされた柄のついた縦長の花瓶に生けた。
 あまりに沢山なので、隣とお向かいにお裾分けした。
  ネットで調べると、オリエンタル・ハイブリッド系のコンカドールに似ていた。

 
  よく見ると、雌しべのまわりの雄しべは、花粉がこぼれるほど真っ赤なものから、色づきの度合いの違いがよく見えた。

  

それにしても香りがすごい。あまりに強いので、飾った客間の窓を網戸にして寝た。
 妻はじきにくしゃみを始め、花粉症の症状が出てきた。このユリによるもののようだ。
今日あたりは、慣れたのか症状も消えた。
  このユリ、しばらく家中に香り、豪華な花を楽しめそうだ。