エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

チョウトンボを確認

2013-07-17 | 自然観察

トンボ池の水の様子を見ながら、近くの里山を巡った。

ここ数日のかなりの雨で水位はいくらか上がった。

これからのトンボの発生を心配しているが、ギンヤンマやチョウトンボを確認した。

 水辺では、数は多くはないがキトンボ、クロイトトンボ、モンサシトンボ、ヨツボシトンボ、ショウジョウトンボなどを見かけた。

  
 

 F地点の林道ではヒョウモンが吸水に来ていたが、すべてウラギンスジヒョウモンだった。ノリウツギの花にはオオチャバネセセリや

カナブン、ハナカミキリが群がっていた。

 

  

   

近くの7,8年前、エゾトンボが見られた湿地は、すでに乾燥が進み、植生もすっかり変わってしまった。

何万年も前からの貴重な湿地が、このところ数十年、人間の営みでつかの間に消えていく。

と当時に、かけがえのない虫たちの命も絶えてしまった。一度絶滅してしまったトンボはふたたび還らない。

B地点では、クロイトトンボやモノサシトンボが連結し産卵をしていた。マユタテアカネも初見だ。

      

シオカラトンボ♂  ♀

A地点では、シオカラトンボに混じりコフキトンボがみられた。

  コフキトンボ♂
 池の杭には多数のトンボの抜け殻があった。

皆同じものらしく、殻の腹部の側棘は第6~9節にあり、複眼は前方に張り出している。例年の様子からオオルリボシヤンマのようだ。 

未だ、それらしい飛翔は確認していないが、もう発生したようだ。

オオムラサキ♂が一頭、悠然と飛んでいた。梢で止まったが、一瞬紫色が見えた。池の端のナツツバキの枝に、モリアオガエルの卵塊がいっぱい見られた。

  
    

 これから、夏本番を迎える。いつも同じメンバーとの再会だが、今年も元気な姿を確認したいと思っている。

 

 午後、建設事務所を訪ね、心配している池の水位についての要望と提言をしてきた。
                                                   (2013.7.16)

 

 


夏祭り

2013-07-17 | Weblog

 町内の八幡神社の例大祭があった。

 役員、組長約20名が神殿でお祓いを受け、 町内の安全、家族の健康を願った。

 
 

 祝詞を聞きながら静寂の境内に目をやる。

 こんもりした森の中、木々がかすかに揺れて小鳥のさえずりが聞こえた。

 あらためて心静かに、家族の安寧の日々を祈った。

 

  城下町会津若松では、各町内にある神社、仏閣や産土神の祭礼として、

 7月1日の日新町「おんば様」を皮切りに9月8日「舘のお薬師様」まで、市内各所でのお日市が開かれる。

 400年前の蒲生氏郷の時代からの夏祭りで、その日限りの市が立ち「お日市」と呼ばれるようになった。

 

  八幡様のお祭りは町内会の夏の行事となっていて、10年ほど前から、お日市は7/15の例大祭と切り離して、第4土曜日に開くことになった。

  来週21日には役員中心に、境内の清掃、山門や参道にのぼり旗を付けて、お日市当日7/27を迎える。

 町内最大のイベントで、いろいろな準備に気忙しい日々だ。 (2013.7.15)