エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

「森で遊ぼう」に思う

2013-09-14 | Weblog


 
 今日は第4回「森で遊ぼう」が実施された。
 テーマは盛りだくさんで、 ○ハンカチの叩き染め  ○木工クラフト  ○サツマイモ収穫祭   だった。

  まず、「ハンカチの叩き染め」。理屈付けをすれば、植物の葉について、それぞれの色や形、葉の付き方などを観察しながら、・・・と言うことか。

 子供たちは、ひたすら葉っぱをたたいて特製ハンカチを染めあげた。

 周囲の葉を何種類か集め、①新聞紙に葉を置いて、綿のハンカチをかぶせる。  ②その上にビニールシートをかぶせて、葉の部分をハンマーでたたく。

③葉の形に染まったら、水洗いして葉のかすを取り除く ④ 乾燥。 と言った手順。

 みんな夢中でたたいて、結構きれいに染まった。 ハンマーは、小さめの普通の鉄製のものが良い。ゴム製のハンマーや、木槌では葉がうまくつぶれなかった。

 かつて草木染めの経験はあるが、たたき染めは初めてだった。特別媒染することもなく、葉の色素がよく染まって驚いた。

 ただ、日が経つとどう変色するのだろうか。子どもたちを指導しながらコツがよく分かったので、そのうち作品にしてみようと思った。

   

     Iga指導員の作品、紅葉の紅葉も良く染まっている。

 

 次に「木工クラフト」 これは先日会津大の自然観察会で初めて体験した。それまでこういう分野があることすら知らなかった。

 先ずは、会の皆さんの準備に頭が下がった。特に,T会長やHon指導員の教材の準備は大変だったと思う。

 あらゆる道具をはじめ、材料の部材の準備が行き届いていたことに感心し、頭が下がった。

 はじめにナイフやのこぎり、ナタなど怪我の無いように注意を聞き、作品づくりが始まった。

 参考にできる作品例を見ながら、子どもたちの生き生きした活動だった。我が輩もと思い気も、は構想が浮かばない。

 前回の第1号作品は「トンボ」だった。」今度は少し大型のトンボ作品を作りたいと思った。

 羽の部分の材料が問題だった。細い枝を束ねて4枚の羽を構想して、胴体に貼った。なかなか難しい。

 眼の部分はドングリの袴の部分を使ってみた。腹部、胸部の木片を準備したが、子どもたちの世話で手一杯、時間切れ!

 未完成で終わった部品?を持ち帰ったので、なんとか工夫して作ってみたい。

 

    

 昼食をはさんで、午後は、春に植え付けた「サツマイモを掘り」だ。

ときどき畑を見てくれるAnさんによると、今年はカモシカにやられたようだ。サツマイモの芽や葉や茎はおいしいようで、葉はほとんど無い状態だった。

残念ながら掘り起こした芋は細くて小さかった。子どもたちもちょっとがっかり、でも、前回のジャガイモは大収穫だったし、カボチャも立派に実った。

みんなで分けてお持ち帰りとなった。

   

盛りだくさんのメニューだった第4回、終わりの会での子どもたちの感想では、木工クラフトが楽しかったようだ。

 春からの「森で遊ぼう」も次回が最終、テーマは ○もりを育てよう林業体験 ○道具作りと火おこし体験、そして地域婦人会からの芋煮振る舞いがあるらしい。

 

 初めて手伝いをしながら振り返ると、わずか30人足らずの子どもたちだが、みんな良い体験が出来たと思う。

 常々、子どもたちが自然と触れ合う機会がとても少ないと思っていた。 そんな矢先に、T会長に誘われて参加したこのプログラム、

 これからも子どもたちに自然に親しませるためにお手伝いをして行きたいと思っている。

 

あらためて、思いつくままに・・・・。

 ◎子どもたちには、まず自然に親しませたい。そして、自然のすばらしさを知らせたい。

  出来れば、自然への畏敬の念を抱いて、生きとし生けるものの命を大切にしてほしい。

  そして、自然と人間の関係を深く考え、人間も自然の一員であることを認識して欲しい。

  豊かな生活は自然なしには成り立たないと思いながら、生きていきたい。