数年前集団でカンガレイの茎に産卵していたアオイトトンボ、今度はガマの茎に止まっていた。
オオアオイトトンボと思いきや、胸部に白粉が見える。
アオイトトンボ科で本州以南に分布するのは、アオイトトンボ、オオアオイトトンボ、コバネアオイトトンボがいる。
♂はオオアオイトトンボは成熟体では腹部第10節だけが白くなり、他は第9,10節が白くなる。そして、アオイトトンボが胸部に白い粉を吹く。
♀は、第2側縫線に届かないのがコバネアオイトトンボ、届くのがアオイトトンボ、広く接するのがオオアオイトトンボだ。(♂も同じ)
【アオイトトンボ】
【コバネアオイトトンボ】
【オオアオイトトンボ】
日本では、3属7種が生息する。
同じくアオイトトンボ科に属するオツネントンボ属、ホソミオツネントンボ属は静止時に翅を閉じるが、アオイトトンボ属は「八」の字型に翅を開く。
【オツネントンボ】 【ホソミオツネントンボ】
コバネアオイトトトンボは分布が局地的で、各地で激減していて絶滅危惧第1類に分類されている。