エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

アオイトトンボの産卵

2013-09-19 | 昆虫

 

数年前集団でカンガレイの茎に産卵していたアオイトトンボ、今度はガマの茎に止まっていた。

オオアオイトトンボと思いきや、胸部に白粉が見える。

アオイトトンボ科で本州以南に分布するのは、アオイトトンボ、オオアオイトトンボ、コバネアオイトトンボがいる。

♂はオオアオイトトンボは成熟体では腹部第10節だけが白くなり、他は第9,10節が白くなる。そして、アオイトトンボが胸部に白い粉を吹く。

♀は、第2側縫線に届かないのがコバネアオイトトンボ、届くのがアオイトトンボ、広く接するのがオオアオイトトンボだ。(♂も同じ)

 

【アオイトトンボ】

   

 

【コバネアオイトトンボ】

   

 

【オオアオイトトンボ】

 

日本では、3属7種が生息する。

同じくアオイトトンボ科に属するオツネントンボ属、ホソミオツネントンボ属は静止時に翅を閉じるが、アオイトトンボ属は「八」の字型に翅を開く。

【オツネントンボ】                                    【ホソミオツネントンボ】

   

 

 コバネアオイトトトンボは分布が局地的で、各地で激減していて絶滅危惧第1類に分類されている。