時雨模様の朝、悠くんは検診のため病院へ。
ちょっと外出したついでに、画廊の雰囲気を味わいたいと思いつき、もう何年も行っていない足利ギャラリーへ足を延ばした。
途中、きれいな紅葉に誘われ踏切脇の延命寺に立ち寄った。何度か訪ねたことがあるが、山門に〈国宝 二階堂〉とあったが、これは国の重要文化財で藤倉二階堂ともよばれる延命寺地蔵堂、唐様で二階建てにも見える。9世紀の初め徳一大師の創建、現建造物は室町初期~中期(1300年)の建立と言われている。
田圃のまん中の足利ギャラリー、その後造形館やカフェが出来ていた。
ギャラリーには大山忠作の「游鯉」などの日本画や油絵、彫刻、ガラス工芸品などが展示されていた。前に池田満寿夫の企画 展があり、陶板のコースターを求めたことがあった。
ネットで調べると大山忠作の鯉の作品はたくさんあることを知った。
帰路、高野町の磐越西線高架橋から四方の山々を遠望する。冬を雨に、会津盆地のど真ん中、美しい山河に囲まれるこの地での平凡な日々を思った。そして「豊かさ」を感じた。眼下を喜多方、西会津方面への電車が通り過ぎていった。
東山方面市街地を望む
会津大学のポプラ並木も見てきた。冬を前にした、約1時間のさわやかな街中散歩だった。
会津大学構内の紅葉