昨日は、久々にウスバシロチョウの楽園へ行った。
のどかな林の中をウスバシロチョウがたおやかに舞っていた。
サワオグルマ
たまに吸蜜したり羽を休めるが、相手を探すのか、産卵のためかなかなか止まらずに飛び続けていた。飛翔中の姿もなかなか写せない。
小学生のころ買ってもらった図鑑には、「食草に直には生まず、近くの雑木に生む」とあり、ずっと信じていた。
それを確かめようと何とか産卵風景を撮りたいと思っていたが果たせないでいる。一瞬それらしい行動が見られた。
産卵?
食草ムラサキケマン
もうムラサキケマンは盛りを過ぎ、カマキリの足のような緑色の果皮が目だってきた。
タンポポやサワオグルマに止まる個体を観察すると、翅を覆う毛が特に黄色いものや、鱗粉が白いものなどけっこう個体差があるものだ。
時折黒化した個体を見かけるが、遺伝だけでなく越冬態の環境要因にもよるらしい。
ヒメアカタテハを見た。普段は秋のチョウ、南のチョウだが北海道でも越冬するらしい。時期的には越冬したものと思われた。
ニホンカワトンボも出てきた。シオヤトンボの成熟体の♂は初見だ。また、大量に発生しているエゾイトトンボもブルーの色がいよいよ濃くなってきた。
ニホンカワトンボ♀
シオヤトンボ♂未成熟
♂
エゾイトトンボ未成熟
ブルーが濃くなってきた
コミスジ初見
ヒメアカタテハ
ミヤマガマズミ
オドリコソウ
ヤマウルシ
ウワミズザクラ
ヤマツツジ 朱色とピンク
咲く一輪一輪に、舞うチョウ、トンボに、いつもこころ動かされている。
初々しさ 坂村真民
初咲きの花の 初々しさ
この一番大切なものを
失ってしまった
わが心の悲しさ
年々歳々花は咲き
年々歳々嘆きを重ね
今年も初咲きの
花に見入る今を生きる