エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

早くもアサギマダラが飛来

2014-05-26 | 自然観察

 

朝から曇り空、夕方孫たちが帰宅する頃から雨となった。
降り出す前にウスバシロチョウの楽園に、[赤いカメラ]を探しに行った。

最もタンポポが多い、きのう探した西側を竹の棒を握って重点的に探した。

やはり朝のうちはタンポポに止まり蜜を吸う個体が多かった。約1時間半、大分伸びてきたフキの間に顔を出すタンポポを見ながらさがした。

今日も見つからなかった。

  

    

 

長原の山林へ立ち寄った。入ったことのない道を川沿いに進むとかなり奥の方まで田んぼがあった。上の方は水が入っていたが田植えはまだだった。

咲き出したウツギの花の周囲をチョウが舞っていた。ゴマダラチョウか?いや時期が早すぎる・・・と眺めていたら、なんとアサギマダラだった。

   

 

   

夏から秋に会津若松市内でもたまに見かけることはあったが、今年は大分早い飛来だと思った。

8月には裏磐梯デコ平に群生するヨツバヒヨドリを求めて多数飛来し、現地で観察会も行われている。最近はマーキング調査が盛んだ。

このチョウ、春は南方より北上、秋には気温の低下と共に日本から南方へ長距離を移動することが判明している。

でもその目的は不明で、生態については謎が多いチョウだ。

 フジ  ミズキ

 ヤブデマリ ウツギ

 

アサギマダラの幼虫の越冬北限は食草のキジョラン(ガガイモ科)とほぼ一致し、会津では幼虫越冬が出来ない。

思わぬところで、思わぬチョウに出会った。

 

 


ムカシヤンマ

2014-05-26 | Weblog


 
 日曜の朝、タンポポ博士のなくしたカメラを探しにウスバシロの楽園へ行った。

 約1時間、妻と二人で探した。広い林のタンポポのある区域を何回かに分けて探そうと思っている。残念ながら今日も見つからなかった。

 朝9時を回った林には、もうウスバシロチョウが舞っていた。お腹が空いたのだろう、タンポポやハルジョオンの花に止まり蜜を吸っていた。

  

 かなり黒い個体 (多雪地帯に多いと言われる)

 ここで、羽化間もないヤンマを見つけた。未だは翅は半乾き、そう遠くないところで羽化したと思われた。

  

 黒褐色の複眼や特に翅胸前面の模様が特徴的なムカシヤンマと分かった。日本の特産種で、1属1種が生息している。

 このトンボ、生息環境や生活史が変わっている。付近に水辺はないが、このトンボ、ヤゴは水に入らずに育つのだ。
 

 *** ウィキペディアより ***

 ムカシヤンマ

 《 本種は名前が示すとおりムカシトンボと同じく、原始的な特性を持つ種で、他のトンボと違い、生殖弁ではなく、産卵管を持っている。
  ヤンマという名が付くように、ムカシトンボよりも大型でがっちりしており、体長が80 mmに達する。見た目はオニヤンマや大きなサナエトンボのようにも見えるが、オニヤンマとは複眼の色が違い、サナエトンボのように複眼が離れており、止まり方も木の幹にセミのように、羽根を広げたまま張り付いた格好で止まる事が多い。
  成虫は主に、4-8月にかけて発生するが、幼虫(ヤゴ)の生態と生息環境が変わっており、谷の崖などに水がしたたり落ち、ゼニゴケなどのコケ類が一面茂っているような環境を好む。低水温で、きれいな水質に住むが、幼虫は水に入ることはほとんどなく、湿ったコケの中にトンネルを掘って住み、半水生の生活をする。成虫になるのに約3年かかるといわれ、これはムカシトンボに次ぐ長期間の幼虫期である。》

 ネコノメソウの種が出来た   クルマバソウが咲いた

  ニホンカワトンボ♀  ヤブキリ(幼虫)?