13日の第3回の「森で遊ぼう」は「宝探しゲーム」だ。
森を歩いて16マスに書かれているビンゴカードを基にして「森の宝」を見つける1日だ。
今日はその下見、子どもたちの歩くコースの草刈り、倒木の処理をしながら、「宝」のありかを見つけて歩いた。
林道入り口あたりから南新道を金堀まで、帰りは旧滝沢峠を下った。新道は初めての歩く道だった。いつも森は清々しい。
【 南新道を金堀まで 】
1時間ほどはお日様ニコニコだったが、確率40%の予報降らないわけはなかった、それも一時は夕立のような土砂降りとなった。
雨が落ちてくるまでは、ときどき立ち止まって、三々五々山道の両脇の木に手を伸ばして樹木談義を楽しんだ。
Taka会長は何でも知っている。今日教えていただいた木々、分かるものはわずか、ほとんどが初めて知る木ばかりだった。
折角なので、手帳にメモしてデジカメに収めた。
・コウゾの実 ・ウラジロノキ
・ナツハゼの実 ・オニノヤガラ ・シロスジカミキリによる被害
・ヒトクチタケ ・??? ・モダシの仲間 普通は地表に出ている?
後から家に戻り、図鑑、ネットを便りにその特徴を知る。それぞれの個性、進化の歴史を思い楽しい作業だ。
図鑑で花や実の写真を見ると、あ~と思うこともあるが、葉っぱだけ見て分かるにはかなりのキャリアーが必要だと思う。
少しずつ教えていただきながら、勉強していきたいと思っている。
ミヤマコウゾ、ウラジロノキ、オオウラジロノキ、ニガキ、アズキナシ、ナツハゼ、ネジキ、タムシバ・・・。
それぞれの季節に違った顔を見せる木々と早く仲良くなりたいものだ。
雨の降る中、舟石茶屋跡の東屋で一休みした。昔このあたりに峠の茶屋があり旅人が休んだようだ。
林の中に芭蕉の歌碑が建っていた。松尾芭蕉は会津には来なかったが、それを惜しだ会津俳壇の宗匠たちにより、天保11(1840)年に建立された碑だ。
刻まれた句 「ひとつ脱て うしろに おひぬ 衣かえ」
石畳の残る山道を下ったが、この道は加藤嘉明公の時代に新しい街道として整備され、この石畳一部は当時のものだ。
舟石は、八角神社の伊舎須弥明神が会津に鎮座されるときに乗ってきた舟が化して石となったと言う。
また、時は流れ、戊辰の役で出陣した白虎士中二番隊もこのあたりの舟石茶屋に寄って戦闘態勢を整えたと言われる。
土砂降り旧滝沢街道を黙々と下山した。
・山道は瞬く間に小川になった。 ・芭蕉の歌碑 ・舟石
数日間、森の中での生活に豊かな自然を感じさせられた。と共に、またまた健康のありがたさを思った。(2013.7.8)