前回に小野田さんの話を書いたついでに今回は「子供とアウトドア遊び」について書いていこうと思う。
まずは、自分の少年時代を振り返らせてもらう。そうすると真っ先に浮かぶのは「甲子園浜」での体験だ。
私の住む兵庫県西宮市には大阪湾に数少なく、今でも残る貴重な浜=「甲子園浜」がある。ココは当時の子供達にとっての「アウトドア・スポット」だった。当時の大人は忙しく、この浜にやってくるのは子供同士のグループばかりで、今のように「危険な箇所は必ず親が同伴」なんて感覚はほとんど存在しなかった。ココで体験したのは主に「焚き火」「筏造り」「釣り」そして「…」だった。
一つ一つを振り返ってみると「焚き火」では薪の選別から火起こし、焼き芋の焼き方、「筏造り」ではロープ・ワークを時には兄達のグループから伝授されたり、時には自分たちだけで工夫して遊び、学んだ。
「釣り」は浜で投げ釣りをすればガッチョがメインだったが、たまに小型のシロギスも釣れた。少し離れたところにある護岸やケーソン行けばイワシと小サバがメインだったが、たまに小アジが釣れ、中でも秋以降にやってくる成長した(中?)サバは今では貴重な35cm級だったので、子供ながらに強引を味わうには充分な相手だった。そういえば初めてチヌを釣ったのもこの浜だった。
そして「…」。当時には浜の後ろ側にテトラポットが並んでいたのだが、普通には捨て辛い物をその中に捨てる習慣があったらしく、よく「エロ本」が捨ててあったのだ。見つけた瞬間はドキドキし、みんなで恐る恐るソレを見ていた記憶がある。中には見つけたものをどこかに隠し、ソレを学校で自慢?して後日に友達を引き連れて公開する子供もいた。
とマァそんな体験をさせてくれた「甲子園の浜」ではあるが、コレ以外にも色々なところへ行ったり、チャレンジした子供時代のアウトドア体験の数々は(エロ本以外は!?)「ナイフなどの道具を使う」といった動作の面はモチロンの事、勘や感覚の世界の発達にも影響してくるようだ。
例を挙げると、ワタシの場合は頭の中のジャイロは正確で、一度通った道はほとんど一発で記憶してしまうのだ。そして普段でもあまり道に迷わない。これは若き日には一度でも車で女の子の家まで送ってしまうと、その道のりをインプットしてしまう事で実証され、スゴ~く役に立った(?)。こんな「勘や感覚」は勿論、釣りでも生かされているハズだと思う。
しかし、一番役に立ったと思うのが危機管理面だ。私の住む西宮市はあの阪神大震災に見舞われたが、大揺れの後、何かで情報を聞いたわけでもないのに、真っ先に湧いてきたのが「水を確保しなければ」という感覚だ。揺れが収まった瞬間にお風呂一杯の水を貯める事に成功したおかげで、ワタシはその後に始まる断水にもしばらくの間、耐える事が出来た。この行為が全部「アウトドア体験」に基づくものではないのかも知れないが、そういう感覚があった事だけは確かだ。
そんな体験をしているからこそ、子供をキャンプ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/10/0e5d8ec49a62e207e796e8340696901d.jpg)
(ウチのキャンプ道具でアリマス。)
やスキー、そして釣りに積極的に連れ出し、学ばそうとする(勿論エロ本以外!)のだが、現代の子供は小学校の高学年にもなると我々の頃と違って何かと忙しく、チャンスは減っている。そして、せっかく連れ出しても悪い事に親のワタシが「外遊び大好き人間」なので、子供に体験させるべき事であっても、ついつい自分が楽しくなってやってしまいがちだ。これからは自分を押し殺してでも子供に体験させてやらなければと反省しきりなのである。
まぁ、ワタシ・レベルの話は参考にならないかも知れないけど、子供の自然体験がいかにイイかはアウトドア・ショップなどで無料配布されている雑誌「フィールドライフ」
http://blog.sideriver.com/fieldlife/
が去年の春号に付録として付けていた「自然が子供を成長させる」(編集はコールマン)に詳しく載っていて、今でもWEBマガジン化されて閲覧可能
http://dpm.sideriver.com/weblish/sideriver/coleman001/pinfreevue_ie.shtml
だから、是非読んで欲しい。
まずは、自分の少年時代を振り返らせてもらう。そうすると真っ先に浮かぶのは「甲子園浜」での体験だ。
私の住む兵庫県西宮市には大阪湾に数少なく、今でも残る貴重な浜=「甲子園浜」がある。ココは当時の子供達にとっての「アウトドア・スポット」だった。当時の大人は忙しく、この浜にやってくるのは子供同士のグループばかりで、今のように「危険な箇所は必ず親が同伴」なんて感覚はほとんど存在しなかった。ココで体験したのは主に「焚き火」「筏造り」「釣り」そして「…」だった。
一つ一つを振り返ってみると「焚き火」では薪の選別から火起こし、焼き芋の焼き方、「筏造り」ではロープ・ワークを時には兄達のグループから伝授されたり、時には自分たちだけで工夫して遊び、学んだ。
「釣り」は浜で投げ釣りをすればガッチョがメインだったが、たまに小型のシロギスも釣れた。少し離れたところにある護岸やケーソン行けばイワシと小サバがメインだったが、たまに小アジが釣れ、中でも秋以降にやってくる成長した(中?)サバは今では貴重な35cm級だったので、子供ながらに強引を味わうには充分な相手だった。そういえば初めてチヌを釣ったのもこの浜だった。
そして「…」。当時には浜の後ろ側にテトラポットが並んでいたのだが、普通には捨て辛い物をその中に捨てる習慣があったらしく、よく「エロ本」が捨ててあったのだ。見つけた瞬間はドキドキし、みんなで恐る恐るソレを見ていた記憶がある。中には見つけたものをどこかに隠し、ソレを学校で自慢?して後日に友達を引き連れて公開する子供もいた。
とマァそんな体験をさせてくれた「甲子園の浜」ではあるが、コレ以外にも色々なところへ行ったり、チャレンジした子供時代のアウトドア体験の数々は(エロ本以外は!?)「ナイフなどの道具を使う」といった動作の面はモチロンの事、勘や感覚の世界の発達にも影響してくるようだ。
例を挙げると、ワタシの場合は頭の中のジャイロは正確で、一度通った道はほとんど一発で記憶してしまうのだ。そして普段でもあまり道に迷わない。これは若き日には一度でも車で女の子の家まで送ってしまうと、その道のりをインプットしてしまう事で実証され、スゴ~く役に立った(?)。こんな「勘や感覚」は勿論、釣りでも生かされているハズだと思う。
しかし、一番役に立ったと思うのが危機管理面だ。私の住む西宮市はあの阪神大震災に見舞われたが、大揺れの後、何かで情報を聞いたわけでもないのに、真っ先に湧いてきたのが「水を確保しなければ」という感覚だ。揺れが収まった瞬間にお風呂一杯の水を貯める事に成功したおかげで、ワタシはその後に始まる断水にもしばらくの間、耐える事が出来た。この行為が全部「アウトドア体験」に基づくものではないのかも知れないが、そういう感覚があった事だけは確かだ。
そんな体験をしているからこそ、子供をキャンプ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/10/0e5d8ec49a62e207e796e8340696901d.jpg)
(ウチのキャンプ道具でアリマス。)
やスキー、そして釣りに積極的に連れ出し、学ばそうとする(勿論エロ本以外!)のだが、現代の子供は小学校の高学年にもなると我々の頃と違って何かと忙しく、チャンスは減っている。そして、せっかく連れ出しても悪い事に親のワタシが「外遊び大好き人間」なので、子供に体験させるべき事であっても、ついつい自分が楽しくなってやってしまいがちだ。これからは自分を押し殺してでも子供に体験させてやらなければと反省しきりなのである。
まぁ、ワタシ・レベルの話は参考にならないかも知れないけど、子供の自然体験がいかにイイかはアウトドア・ショップなどで無料配布されている雑誌「フィールドライフ」
http://blog.sideriver.com/fieldlife/
が去年の春号に付録として付けていた「自然が子供を成長させる」(編集はコールマン)に詳しく載っていて、今でもWEBマガジン化されて閲覧可能
http://dpm.sideriver.com/weblish/sideriver/coleman001/pinfreevue_ie.shtml
だから、是非読んで欲しい。