以前にも書いたが、渓流釣りという分野に入り込んでいくうちに、関西在住のワタシにとって、ここ近年の雑誌からの有効な情報が、かなり減っている現実を痛感している。
現在、渓流関係の雑誌を発行しているのは東京の雑誌社がほとんどだ。したがってその取材フィールドは、北(東)は北海道から始まり、西は岐阜~福井県のラインまでというのが現実で、近畿以西の渓流フィールドに触れている記事はほとんど無い。「関西の釣り」は関西で唯一残っている釣り雑誌だが、総合誌なので渓流釣り関連の記事は春に数ページとりあげるのみだ。だから本気で調べたいことがあった場合は、もはや古本に頼るしかない。そんなときに頼りになるのが書籍、CD,DVD等を取り扱う通販会社AMAZONだ。この中には古本の市場があって、全国から取り寄せることが可能になっている。
(これらは今でもすぐに新品が手に入る東京発の渓流関係の雑
誌で、最新刊とバックナンバーをANAZONで取り寄せたモノ
だが、関西の情報は極僅かだ。)
当初個人的に古本には抵抗があった。しかし新品が手に入らない「背に腹は替えられない」事情があるので、仕方なしに古本購入を始めたのだが、一度線を超えると気楽になり、1冊100~500円という価格の低さも手伝って、あっという間に10冊以上が手元の集まった。
大まかな傾向からすると、やはり急速に普及したインターネットの影響を受けて発行部数が減り、廃刊してゆく雑誌が増えていった2000年頃までが発刊数が豊富な黄金期だ。
もちろん関西を代表するのが旧釣りサンデー社発行の渓流スペシャルシリーズ↓
他だ。内容については、当時の最新技術を取り入れながら近畿のフィールドについても色濃く触れられているので、釣行計画にも役立ちそうだ。
釣技の解説本の中には力作もあって、その代表的なのが伊藤稔さん著の「山女魚遊学」↓
と白石勝彦さん著の「渓流釣り大全」↓
だ。
この2冊の内容に関しては現在までに進化している部分を多少補足する必要があるものの、基礎技術を習得するためには充分すぎるほど詳しく解説されているし、渓魚の生体についてまでが触れられているので、今のワタシレベルには最適であり、非常に役に立つ。
しかしながら、今回古本で集めたようなタイプの雑誌類は残念ながら今後も発刊されることはないだろうから、時代の移り変わりと共に残念さを感じる。
雑誌の廃刊スピードを早めたというインターネットだが、書いている本人が責任感を感じていないからなのか、少なくともタダ(無料)で見られるサイトには(ワタシのブログを含めて?)有効な情報が少ないように思う。ツッ込みたい箇所は色々とあるが、中でも不思議に感じるのは、世間様に公開しているハズなのに、他人が情報を得て自分のフィールドに来ることがイヤなので河川名を「某川」とか「A川」とか「○○川」だとか、匿名にしている人が居ることだ。それだったら始めから書くのをヤメルべきだと思う。「人に見て欲しい」と「人に知られたくない」は相反するはずで、両立しないと思うのだが…。
とにかく、廃刊されてしまった本を読み進め、工夫を凝らした力作に触れていくうちに「必要な情報には対価を支払う必要がある」と、つくづく感じるようにもなった。そして渓流釣りとはジャンルは違うが、改めて関西という地で「磯釣りスペシャル」や「ちぬ倶楽部」を編集し、我々に様々な情報を提供し続けてくれる「フィッシングブレーン」のスタッフの皆さんには頭が下がる思いがした。皆さんも上質な情報を得るには「お金が必要」と認識し、釣り雑誌を積極的に購入することで支えていこうではないか!。と、訴えたくなった今日この頃なのである。近い将来、釣り界が細々と口頭で伝承してゆく、ある種の古典芸能のような狭い世界にならないためにも…。って考え過ぎか?
現在、渓流関係の雑誌を発行しているのは東京の雑誌社がほとんどだ。したがってその取材フィールドは、北(東)は北海道から始まり、西は岐阜~福井県のラインまでというのが現実で、近畿以西の渓流フィールドに触れている記事はほとんど無い。「関西の釣り」は関西で唯一残っている釣り雑誌だが、総合誌なので渓流釣り関連の記事は春に数ページとりあげるのみだ。だから本気で調べたいことがあった場合は、もはや古本に頼るしかない。そんなときに頼りになるのが書籍、CD,DVD等を取り扱う通販会社AMAZONだ。この中には古本の市場があって、全国から取り寄せることが可能になっている。
(これらは今でもすぐに新品が手に入る東京発の渓流関係の雑
誌で、最新刊とバックナンバーをANAZONで取り寄せたモノ
だが、関西の情報は極僅かだ。)
当初個人的に古本には抵抗があった。しかし新品が手に入らない「背に腹は替えられない」事情があるので、仕方なしに古本購入を始めたのだが、一度線を超えると気楽になり、1冊100~500円という価格の低さも手伝って、あっという間に10冊以上が手元の集まった。
大まかな傾向からすると、やはり急速に普及したインターネットの影響を受けて発行部数が減り、廃刊してゆく雑誌が増えていった2000年頃までが発刊数が豊富な黄金期だ。
もちろん関西を代表するのが旧釣りサンデー社発行の渓流スペシャルシリーズ↓
他だ。内容については、当時の最新技術を取り入れながら近畿のフィールドについても色濃く触れられているので、釣行計画にも役立ちそうだ。
釣技の解説本の中には力作もあって、その代表的なのが伊藤稔さん著の「山女魚遊学」↓
と白石勝彦さん著の「渓流釣り大全」↓
だ。
この2冊の内容に関しては現在までに進化している部分を多少補足する必要があるものの、基礎技術を習得するためには充分すぎるほど詳しく解説されているし、渓魚の生体についてまでが触れられているので、今のワタシレベルには最適であり、非常に役に立つ。
しかしながら、今回古本で集めたようなタイプの雑誌類は残念ながら今後も発刊されることはないだろうから、時代の移り変わりと共に残念さを感じる。
雑誌の廃刊スピードを早めたというインターネットだが、書いている本人が責任感を感じていないからなのか、少なくともタダ(無料)で見られるサイトには(ワタシのブログを含めて?)有効な情報が少ないように思う。ツッ込みたい箇所は色々とあるが、中でも不思議に感じるのは、世間様に公開しているハズなのに、他人が情報を得て自分のフィールドに来ることがイヤなので河川名を「某川」とか「A川」とか「○○川」だとか、匿名にしている人が居ることだ。それだったら始めから書くのをヤメルべきだと思う。「人に見て欲しい」と「人に知られたくない」は相反するはずで、両立しないと思うのだが…。
とにかく、廃刊されてしまった本を読み進め、工夫を凝らした力作に触れていくうちに「必要な情報には対価を支払う必要がある」と、つくづく感じるようにもなった。そして渓流釣りとはジャンルは違うが、改めて関西という地で「磯釣りスペシャル」や「ちぬ倶楽部」を編集し、我々に様々な情報を提供し続けてくれる「フィッシングブレーン」のスタッフの皆さんには頭が下がる思いがした。皆さんも上質な情報を得るには「お金が必要」と認識し、釣り雑誌を積極的に購入することで支えていこうではないか!。と、訴えたくなった今日この頃なのである。近い将来、釣り界が細々と口頭で伝承してゆく、ある種の古典芸能のような狭い世界にならないためにも…。って考え過ぎか?