中島ブラザーズ ”弟”の「外で遊ぼう!」

近頃は日本海で、ヒラマサを追ってばかり。よって磯釣りや渓流釣りは休止状態ですが…。

初心者を楽しむ苦労

2009-04-11 14:19:28 | 渓流&管理釣り場での釣り
 近頃、それまで未知だった渓流釣りの世界に入り込み、本で基礎を学ぶ以外は誰にも頼らず、唯一人で初心者を楽しんでいるが、苦労の連続だ。

 先頃、前々回同様に旭川の上流(岡山県)と天神川の支流(鳥取県)を回ったが、私が思うところの「素晴らしいロケーション」の渓流を発見しても釣果に結びつかないのが悩みのタネだ。釣行に際しては自宅のある兵庫県西宮市を夜10時頃に出発するので当然到着するのは夜中になる。あらかじめ地図で目星をつけた地区へと向かうのだが、到着してからは懐中電灯で照らし出される範囲で状況判断をしなければならない。だから朝起きて明るくなるとビックリということもよくある。例えば今回最初に訪れた天神川の支流にある小鹿川がそうだった。

 小鹿川に到着し、ライトに浮かぶ範囲では水深もロケーションもバッチリな箇所を見つけ出し、その近くで仮眠をとった。明るくなってから河原に降り立つと、そこには予想通りの見事な渓相↓
                     
が広がっていた。しかもライバルになる他の釣り師の気配は全くないので、気分はウハウハだが、逆に静かすぎて熊が出そうな雰囲気でもあるので、それもすぐに相殺された。
 が、しかしだった…。肝心の魚の気配が全くないのだ。少しでも手がかりを増やそうと今回から導入した温度計で水温を測ってみると6~7度といったところなので、「やや低めか?」との判断もあり、流域で最も深そうなところ↓
                     
も攻めてみるが、無反応。試しに川底の石をめくって川虫↓
                     
                     (コレは「クロカワムシ」で、今回訪れたどの川にも生息して
                      いた。当日捉えたアタリは全てコレにきた。)

の様子を見ると順調に育っているうえ、量も豊富だ。こうなると経験の少ないワタシの頭の中はチンプンカンプンになってしまう。

 結局、魚も答えも出ないまま、エサの川虫の量が増えたことだけが収穫という状態で、ここを後にした。川沿いの道を下る途中に車窓から堰が目に入ったので、降りて確かめると、何と魚が行き来できるようにする魚道が付いておらず、少なくともこの堰から上流は下流からの魚が遡って来られない場所だということが判ったのだ。しかしながら、この堰から最上流までの間で渓魚たちの産卵~成長といったライフ・サイクルがきちんと巡っているのかどうかも今のワタシには判断ができないので、これが釣れなかった原因の全てなのかが判らないのは苦しいところだ。

 移動しながら天神川水系で気になる部分の様子を伺い、竿を出したが、水温は10~12度あるものの、無反応。途方に暮れたまま県境を越えて旭川上流部へたどり着いた。

 旭川での第一投は前々回の釣行でニジマスを釣った場所↓
                    
だった。
 前回では全く反応がなかったので、そう期待はしていなかったのだが、数投目で目印が引き込まれ、前々回よりはやや小さい41cmの天然ニジマス(多分?)↓
                    
をゲット。続いて周囲の良さそうな場所を狙い打つが後が続かない。水温は11~12度あるというのに…。

 結局ここも諦めて次の場所への移動を考えていると、今日初めて地元の釣り人に遭遇した。
 意見を交換すると、週末ごとの冷え込みのせいか今年は調子が悪いそうなので、「本格化するのは、これからだろう。」ということらしい。と同時にワタシの釣ったニジマスには珍しいを連発していた。

 ニジマス・ポイントを後にして次に向かったのはこの川にしては珍しい、大石が点在している場所だ。しかし、そこに入る手前に中州を挟んで再合流している部分↓
                    
が気になった。しかしながらここは土手の上がアスファルトで舗装され、車が行き交うところなので、「まさか?」とは思ったが、ものは試しで投入すると、3投目で目印が変化して22cmの天然(もしくは準天然)アマゴ↓
                    
をゲットした。続く魚を狙って投入を繰り返すが、アタリのような怪しい目印の変化は一度あったものの、ここではコレ一匹に終わった。
 続いて本命の大石が入っているポイントに移動したが、見た目の雰囲気はムンムンながら、全く魚の気配はなく、ついにこの日は鱒族2匹の貧果に終わった。

 今回は地元のオジサンと意見が交換できたので「まだ魚が動いていなかったのだろう。」と自分を納得させたい気分だが、とは言うものの、思ったように釣果が伸びないので今シーズンにホーム・グラウンドにするべく選んだ2河川については自分の腕前は棚に上げつつも疑心暗鬼になっているのは確かだ。
 他の河川についても色々と調べた結果、兵庫を代表するアマゴ釣り場である揖保川や千種川も不調らしい。もっともその理由がカワウ(川鵜)の食害では?という意見が出ている。訪れた先でカワウを見かけることはないので真偽は判断できないのが辛いところだ。高速道路も1000円均一になったことだし、正直なところ、どこかへ遠征して他の河川の様子が見たくなっている今日この頃なのである。
コメント
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