やや、遅きに失する感もあるが、ボクにとっての「寒グレシーズン」が、やっとの事で開幕した。しかし、もう2月に入っているので、チャンスはそう多くはない。そこで早速、愛媛県の宇和島市沖に浮かぶ日振島へ兄と二人で向かった。
ボクや兄が日振釣行でよくお世話になっている、吉田英二船長の操船する、渡船よしだ屋さんの天吉丸

(天吉丸)
に乗船し、日振6番という磯に二人で降り立った。

(日振6番)
日振島は宇和島市内から渡船で西へ40分程度走った位置にあり、晴れた日なら写真のように九州の大分県の海岸線が目に入る。

(対岸に見える大分県方面)
今回使った仕掛は、ロッド=極翔Limited PRO 1.5号(シマノ)、リール=BB-X Type2 3000番(シマノ)、道糸=ファイアブラッド。ZEROサスペンド2号(シマノ)、ハリス=シーガー・グランドマックス2号、ウキは阿波SP・Sサイズの2B、ハリはがまかつのふかせグレの6号、という、ボクが寒グレの大型を狙う際に使用する、標準的なモノだ。

(当日の仕掛)
ボイル&生のオキアミと、添加剤をブレンドし、マキエサ作りが終わると、実釣開始。すると、ドラマはいきなり始まった。
なんと第一投目、しかも仕掛が馴染んで30秒も経たない間に、ウキに前アタリが…!?。
慎重に沈んでゆくウキの動きを見極め、アワセを入れると、いきなりスーパー・サイズ級の引きがボクのロッドを絞り込んでいくのであった!。
掛けたと同時に、足元の磯際に張り出したタナに向かって突っ込む強烈な締め込みを繰り返す。
「頑張れハリス!」
と、心で叫びつつ、それをイナして耐えている内に、やや抵抗が弱まり、なんとか魚体をタナの上、水深約30cmのところに引き上げることに成功した。
後はをそこを左右に動くだけの抵抗に変わったので、ボクの目と魚の距離が縮まり、その姿が確認出来るようになった。
「デカイ!」
それでも焦らず、落ち着いて魚の頭を持ち上げ、空気を吸わせて更に弱らせてから、自ら掴んだ玉網の中へと誘導し終えたのであった。

(あいにくイキナリのことなので、竿を曲げるシーンは撮っていないけれども…。)


ゲットした口太グレのサイズは50.5cm。自身の記録では2003年10月以来の50cmオーバーであった。
この間、48.5~49cmは5枚、47cmであれば2ケタ以上は確実に釣っているが、僅か1~2cmを越えるのに6年4ヶ月もかかってしまった計算になる。「喜びもひとしお」と言いたいところだが、生意気(そんな歳でもないか?)だが口太グレの「取り込み」に対しては、ここ近年で、ある程度の自信がついているので、そんなに浮かれてもいない。
それよりも、この時点では良すぎるスタートに対して、後の展開にイヤな予感めいたものの方が心を支配していた。そして、そういった悪い方の予感は、ボクの場合はよく当たるのである。
魚をクーラーに入れた後、釣り座に戻ると、それまで西へゆっくりながら動いていた潮が止まったり、逆に動くようにな流れに変わっていった。
多くの釣り人が経験していることだと思うが、本来行くべき方向と違う潮流になると、魚が口を使わないことが多い。この日の状況はまさしくその通りで、それから元の流れに変わるまで約2時間を費やしたのだが、その間のアタリはゼロ。しかし現金なもので、潮流が本来の流れに戻るとアタリが復活して竿は曲がるものだ。

ただし、それは朝一番の魚の半分サイズである、25cmクラスであった。

それからは、また同じ展開で、アタリも何もない状態が続くが、25cmクラスを釣った後、また2時間ほど経ってまた流れとアタリが復活した。


ココで、40cmジャストの口太グレをゲット。
その後は12時半頃の潮止まり直前に、兄貴が43cmを釣る。

その後は、何をやっても無駄。釣れてもこんなモノ止まり

(ウマズラハゲ)
で、タイムアウトの2時半を迎えたのであった。

今回は幸運にも50.5cmをゲットしたものの、その後は食う時間と食わない時間がハッキリとしていた。しかも、そのインターバルが長く、それは磯上から潮流を見ているだけで判断できるので、「何をやっても無駄」と感じる時間が長かった。そんな展開だったせいか、何だか気持ちが「スカッとスッキリ」としない。よって、書き始めではタイトルを「一発勝負」としたが、結果として後で(のつもり?)と付け加えた次第だ。
「そんなこんな」で、その「スカッとスッキリ」」を求めてもう一度、シーズン最終釣行?を思案中のボクである。寒グレシーズンが最終段階に入っていく中、チャンスは確実に減ってゆくが、果たして「有終の美」を飾ることは出来るのだろうか?…。
ボクや兄が日振釣行でよくお世話になっている、吉田英二船長の操船する、渡船よしだ屋さんの天吉丸

(天吉丸)
に乗船し、日振6番という磯に二人で降り立った。

(日振6番)
日振島は宇和島市内から渡船で西へ40分程度走った位置にあり、晴れた日なら写真のように九州の大分県の海岸線が目に入る。

(対岸に見える大分県方面)
今回使った仕掛は、ロッド=極翔Limited PRO 1.5号(シマノ)、リール=BB-X Type2 3000番(シマノ)、道糸=ファイアブラッド。ZEROサスペンド2号(シマノ)、ハリス=シーガー・グランドマックス2号、ウキは阿波SP・Sサイズの2B、ハリはがまかつのふかせグレの6号、という、ボクが寒グレの大型を狙う際に使用する、標準的なモノだ。

(当日の仕掛)
ボイル&生のオキアミと、添加剤をブレンドし、マキエサ作りが終わると、実釣開始。すると、ドラマはいきなり始まった。
なんと第一投目、しかも仕掛が馴染んで30秒も経たない間に、ウキに前アタリが…!?。
慎重に沈んでゆくウキの動きを見極め、アワセを入れると、いきなりスーパー・サイズ級の引きがボクのロッドを絞り込んでいくのであった!。
掛けたと同時に、足元の磯際に張り出したタナに向かって突っ込む強烈な締め込みを繰り返す。
「頑張れハリス!」
と、心で叫びつつ、それをイナして耐えている内に、やや抵抗が弱まり、なんとか魚体をタナの上、水深約30cmのところに引き上げることに成功した。
後はをそこを左右に動くだけの抵抗に変わったので、ボクの目と魚の距離が縮まり、その姿が確認出来るようになった。
「デカイ!」
それでも焦らず、落ち着いて魚の頭を持ち上げ、空気を吸わせて更に弱らせてから、自ら掴んだ玉網の中へと誘導し終えたのであった。

(あいにくイキナリのことなので、竿を曲げるシーンは撮っていないけれども…。)


ゲットした口太グレのサイズは50.5cm。自身の記録では2003年10月以来の50cmオーバーであった。
この間、48.5~49cmは5枚、47cmであれば2ケタ以上は確実に釣っているが、僅か1~2cmを越えるのに6年4ヶ月もかかってしまった計算になる。「喜びもひとしお」と言いたいところだが、生意気(そんな歳でもないか?)だが口太グレの「取り込み」に対しては、ここ近年で、ある程度の自信がついているので、そんなに浮かれてもいない。
それよりも、この時点では良すぎるスタートに対して、後の展開にイヤな予感めいたものの方が心を支配していた。そして、そういった悪い方の予感は、ボクの場合はよく当たるのである。
魚をクーラーに入れた後、釣り座に戻ると、それまで西へゆっくりながら動いていた潮が止まったり、逆に動くようにな流れに変わっていった。
多くの釣り人が経験していることだと思うが、本来行くべき方向と違う潮流になると、魚が口を使わないことが多い。この日の状況はまさしくその通りで、それから元の流れに変わるまで約2時間を費やしたのだが、その間のアタリはゼロ。しかし現金なもので、潮流が本来の流れに戻るとアタリが復活して竿は曲がるものだ。

ただし、それは朝一番の魚の半分サイズである、25cmクラスであった。

それからは、また同じ展開で、アタリも何もない状態が続くが、25cmクラスを釣った後、また2時間ほど経ってまた流れとアタリが復活した。


ココで、40cmジャストの口太グレをゲット。
その後は12時半頃の潮止まり直前に、兄貴が43cmを釣る。

その後は、何をやっても無駄。釣れてもこんなモノ止まり

(ウマズラハゲ)
で、タイムアウトの2時半を迎えたのであった。

今回は幸運にも50.5cmをゲットしたものの、その後は食う時間と食わない時間がハッキリとしていた。しかも、そのインターバルが長く、それは磯上から潮流を見ているだけで判断できるので、「何をやっても無駄」と感じる時間が長かった。そんな展開だったせいか、何だか気持ちが「スカッとスッキリ」としない。よって、書き始めではタイトルを「一発勝負」としたが、結果として後で(のつもり?)と付け加えた次第だ。
「そんなこんな」で、その「スカッとスッキリ」」を求めてもう一度、シーズン最終釣行?を思案中のボクである。寒グレシーズンが最終段階に入っていく中、チャンスは確実に減ってゆくが、果たして「有終の美」を飾ることは出来るのだろうか?…。