■生命の終焉■
3度目の退渓する直前、白骨化した鹿(多分)を発見した。渓流ではタマに見かける風景らしいが、僕自身が発見したのは初めてだ。これは冬場にエサを求めて雪の上を歩いていた鹿が、知らず知らずのうちに水際に近寄ってしまい、雪の下を流れている川に足を取られて脱出不能になった結果のようだ。自然は、時には残酷なまでに過酷な条件を我々生物に突きつけてくるが、その一端を垣間見たようで、心が引き締まる思いだ。そしてこの変わり果てた鹿の発見は
「自然に対してナメてかかってはイカン!、順応しなくては。」と、心に言い聞かせたくなるシーンであった。
■情報収集■
宝フィッシングさんに到着すると、見回り監視員の情報として
「本流にはほとんど人は無く、支流の一部は賑わっている。」との連絡があったそうだ。具体的には本流が流れるところから一山越えたところにある、山之村(やまのむら)周辺が好調(但し人も多い)ということらしい。ここからの距離が近くて、すぐに入れるところにある支流では、下佐谷(しもさだに)にも何人か午前中に入っていたが、どこも思わしくなかったらしく、もう既に引き上げた後らしい。それに付け加えて蔵柱川(くらばしらかわ)には午前中に、ご主人自らは釣りをせず、娘さんのガイドとして向かったらしいが、小型のイワナと山女魚が各1匹に終わったということだった。
「本流の下流部は?」との問いにも
「連休前半は良かったらしいが、ここ近日は思わしくない。」との回答であった。そこで、
「ベテランの通った後であれば、釣り残しは少ないが、小学生の後なら何とかなるかも?」との判断を下す。だが長時間粘ってもしょうがないので、1時間のタイム・リミットを設けて、その時点で結果が思わしくなければ、即、本流の下流部へ向かって
「玉砕覚悟の一発狙いで散ってしまおう。」と心に決めてのアプローチとした。
■蔵柱川■
早速、蔵柱川沿いを走る道路に沿って上流部に向かいつつ、眼下に見える川の様子を確認する。しかし、思わしい入渓地点が見つからず、結局一番下流部から入ることにした。
さすが、支流とあって川幅は狭い。そこで、それまでの全長7.5mの竿から、5.0mに持ち替えて遡行していった。そしてすぐに淵を発見する。
1投目、すぐに目印が「ツンッ」と引き込まれ、すかさず合わせるが、アワセと同時に空を飛んでくるほどのサイズだ。
しかし、魚は予想通りに貯まっているようで、次々にアタってくる。渕尻から攻め始めて淵頭までの間、全て同じエリアで計6匹のヤマメが出たが15~17cmといったところで不満足な結果だ。時間も丁度1時間経ち、判断のしどころである。
「このまま、遡行すべきか、それとも…。」
結局、この日のボクは男らしかった。「弱い者イジメ?」はヤメて、すぐに車に戻ったかと思うと一目散に下流へと向かうのであった。
■下流へ■
一口に下流部と言ってもエリアはかなり広い。ボクがこれまで入った経験があるところは「二ツ屋」と「割石」の2箇所だった。上述した宝フィッシングさんの情報では連休前に良かったのは「二ツ屋」ということであった。
ここで浮かんでくるのが
「好調だったところは、条件が良いからそうなるのであって、水が回復しつつある今日なら、ポイントとしても復調しているのでは?。」という考えと、
「連休前半に釣りきられて、ソコには魚は残っていない。」と考えの二つになる。
ボクは、車中で後者を選んだ。釣りではよく「昨日までは良かったポイント」というのが存在する。これは磯釣り等で渡船店の店主に「今日は調子の良いところに上げてやるよ。」と言われて喜び勇んで上がったはイイものの、結果が出ずに惨敗すると、帰港時に「昨日までは良かったんやけどなぁ~。」と店主に慰められるという、そんなポイントのことを指す。その経験をイヤ?というほど味わっているボクとしては、そうなってしまうのは仕方がない。これは一種の性(さが)なのだ。
■割石上流■
以前に割石から入渓したのは橋の下流部であった。その時、橋の真下から見えていた上流部に気になる淵があったのだが、河岸が切り立っていて、どうしてもアプローチ出来ずにいた。車窓から見ていると、その気になる淵に入れる場所を発見し、何かに吸い込まれるかのように気が付けばそこに車を駐めていた。
この場所から降りて、攻めることが出来るのは、2箇所の淵と、その間のみになる。というのも神岡町街から下流にある地区では、切り立った河岸が多くて降りられる場所が限られてくるうえ、川通しが出来ない(川沿いを上がって行けない)ところも多いので、一つの入渓点から釣れる範囲が限られてくるからだ。
まずはすぐ近くの淵を攻め始める。水深はかなりあって、流れの幅もあるので8mの竿を使用した。
数投目、目印がキレイに引き込まれてヤマメをゲット。アタリがあったのは淵尻からだった。
ただし、この頃から下流部から吹き付ける風が強まり、目印の動きが安定しなくなる。そこで、オモリを重くして対抗してゆく。
後にこの淵では何度かアタリがあるものの、全てがウグイからのものであった。
■大トラブル■
淵を丹念に探っている最中に事件は起こった。この時足場を変えつつ、様々な角度から淵を攻めていたのだが、誤って足を滑らせ、右臀部というか、右太もも付け根のやや上のケツ部を突き出た岩で強打したのだ。先端部が尖っておらず、突き刺さらなかったのは不幸中の幸いだったが、打ち所が打ち所なのでしゃがみ込むことも出来ず、ただ立ちつくすのみで、その場で激痛に耐えていた。何分が経ったところで、右足が動くことを確認し、ようやく安全な位置まで引き返したが、この時点で日没の時間までは30分ほどしかなくなっていた。
「そのまま上がろうか?」とも思ったが、ふと下流部を見ると以前に見た、見るからにオイシソウな割石橋上流の淵が「おいで、おいで」をしているではないか!。これも釣り師の性なのか、何故か変な力が沸いてきて、気が付けば痛い足のことも忘れて小走りをしている始末だ。そして数分後には、その淵の横にバカが一人で立っているのであった。
■竿を襲う激震■
「狙いは目は淵頭に流れ込む、白泡の流芯の両サイドとその下、それに流れがぶつかっている先にある岩盤の窪み部分だろう。」と予測したが、この時、もう既に山間の向こうに太陽は隠れており、道糸に結ばれた目印はかろうじて見えるか見えないかの境目だった。それに加えて風は一向に止みそうにもない。
そこで、風対策としてオモリをそれまでよりも更に重い0.5号を装着した。そして目印が見えなくてもアタリがとれるよう、竿を持つ手に全神経を集中しつつ、竿を操作して仕掛を流してゆく。
何投かするが通常の流し方では反応がない。ここで作戦を変更し、根掛かり覚悟でオモリを底に着け、コロコロと転がして行く戦法に切り替える。
そしてまた数投。白泡の手前を転がしていた仕掛から伝わるオモリの「コトコト感」が一瞬消えたように感じた。「異変を感じたらアワセる」という鉄則を考えるヒマもなく、気が付けば反射的に竿を持った手首がアワセの方向へと返っていた。その瞬間、激震が我が愛竿である翠隼本流(すいしゅん・ほんりゅう/シマノ製)を襲い、それと同時にヒン曲がっていった。
「最初の一撃への対処が肝心だ!」と心に言い聞かせ、竿を上流側に倒して踏ん張るが、相手は言うことを聞いてくれない。こちらもそれは予想の範囲内なので、下流に突進する相手の動きに合わせて、こちらも脳内をアドレナリンで埋め尽くすことでケツの痛さを忘れさせて走る走る!。この動きを何度か繰り返していると、相手の動きに対してこちらがアドバンテージを持つように変化していった。こうなればこちらのモノだ。グレ釣りで培った竿サバキ=相手が進む方向に先回りして竿を回しつつ、テンションを上方向にかけて相手の頭を持ち上げてやる。
引き具合からして、大きめのイワナだろうと思っていたが、現した魚影を確認すると、その通り!良型のイワナだ。しかし、このクラスになるとここからでも抵抗を繰り返し、何度か潜ってゆく。引きが弱まる機会を捉えてようやく玉網を右手に持ったが、今度はそれを避けて通り越してしまう動きで抵抗を繰り返す。しかし何度目かのチャレンジで何とか玉網に収めることに成功した。
このブログでも書いたことだが、昨年はゲットしていたハズのこのクラスのイワナには、不注意のために計測及び写真撮影の前に玉網から逃亡されてしまった。結局それは未公認のイワナとなってしまったが、今回はしっかりと握って撮影の後、安全地帯で計測をする。
「ヤッター!自己記録クラスのイワナだ!」これをゲットしたことで、ふぬけ同然となったボクは、これを機に退渓を決意し、アドレナリンが出なくなったと共に復活したケツの痛みをこらえつつ、駐車地点へと向かった。
■まだ痛いケツ■
それから1週間以上経ったが、その後、右臀部は腫れ上がり、今も紫に色付いている。したがってイスに座るにも半ケツ状態=左半分だけで座っている。もちろん、このブログもその状態でキーボードを打っているのだ。
実は、今から20年くらい前にボクは島根県の隠岐で地磯に向かう途中に転落して、両足骨折をやらかしている。当時は交際中で「彼女」であった妻も、もちろんその時のことはよく記憶しているハズだ。だから今回の件に関しても、いつまでも懲りないボクに対して
「バッカじゃないの?」という半ば呆れた目線で息子共々に見ていることだろう。
もちろん、こっちとしてもそれは十分に承知している。だが、この日のような大逆転を味わってしまうと、もう手遅れなのかも知れない。そう言えば昔からこんなことが言われているのだ。
「釣りバカは、そう簡単に止められないのだ。」と…。
3度目の退渓する直前、白骨化した鹿(多分)を発見した。渓流ではタマに見かける風景らしいが、僕自身が発見したのは初めてだ。これは冬場にエサを求めて雪の上を歩いていた鹿が、知らず知らずのうちに水際に近寄ってしまい、雪の下を流れている川に足を取られて脱出不能になった結果のようだ。自然は、時には残酷なまでに過酷な条件を我々生物に突きつけてくるが、その一端を垣間見たようで、心が引き締まる思いだ。そしてこの変わり果てた鹿の発見は
「自然に対してナメてかかってはイカン!、順応しなくては。」と、心に言い聞かせたくなるシーンであった。
●大きさからして、まだ若い鹿のようだ。●
■情報収集■
宝フィッシングさんに到着すると、見回り監視員の情報として
「本流にはほとんど人は無く、支流の一部は賑わっている。」との連絡があったそうだ。具体的には本流が流れるところから一山越えたところにある、山之村(やまのむら)周辺が好調(但し人も多い)ということらしい。ここからの距離が近くて、すぐに入れるところにある支流では、下佐谷(しもさだに)にも何人か午前中に入っていたが、どこも思わしくなかったらしく、もう既に引き上げた後らしい。それに付け加えて蔵柱川(くらばしらかわ)には午前中に、ご主人自らは釣りをせず、娘さんのガイドとして向かったらしいが、小型のイワナと山女魚が各1匹に終わったということだった。
「本流の下流部は?」との問いにも
「連休前半は良かったらしいが、ここ近日は思わしくない。」との回答であった。そこで、
「ベテランの通った後であれば、釣り残しは少ないが、小学生の後なら何とかなるかも?」との判断を下す。だが長時間粘ってもしょうがないので、1時間のタイム・リミットを設けて、その時点で結果が思わしくなければ、即、本流の下流部へ向かって
「玉砕覚悟の一発狙いで散ってしまおう。」と心に決めてのアプローチとした。
■蔵柱川■
早速、蔵柱川沿いを走る道路に沿って上流部に向かいつつ、眼下に見える川の様子を確認する。しかし、思わしい入渓地点が見つからず、結局一番下流部から入ることにした。
●蔵柱川最下流部の様子●
さすが、支流とあって川幅は狭い。そこで、それまでの全長7.5mの竿から、5.0mに持ち替えて遡行していった。そしてすぐに淵を発見する。
●これが、すぐに発見した淵●
1投目、すぐに目印が「ツンッ」と引き込まれ、すかさず合わせるが、アワセと同時に空を飛んでくるほどのサイズだ。
●全てがこのサイズ●
しかし、魚は予想通りに貯まっているようで、次々にアタってくる。渕尻から攻め始めて淵頭までの間、全て同じエリアで計6匹のヤマメが出たが15~17cmといったところで不満足な結果だ。時間も丁度1時間経ち、判断のしどころである。
「このまま、遡行すべきか、それとも…。」
結局、この日のボクは男らしかった。「弱い者イジメ?」はヤメて、すぐに車に戻ったかと思うと一目散に下流へと向かうのであった。
■下流へ■
一口に下流部と言ってもエリアはかなり広い。ボクがこれまで入った経験があるところは「二ツ屋」と「割石」の2箇所だった。上述した宝フィッシングさんの情報では連休前に良かったのは「二ツ屋」ということであった。
ここで浮かんでくるのが
「好調だったところは、条件が良いからそうなるのであって、水が回復しつつある今日なら、ポイントとしても復調しているのでは?。」という考えと、
「連休前半に釣りきられて、ソコには魚は残っていない。」と考えの二つになる。
ボクは、車中で後者を選んだ。釣りではよく「昨日までは良かったポイント」というのが存在する。これは磯釣り等で渡船店の店主に「今日は調子の良いところに上げてやるよ。」と言われて喜び勇んで上がったはイイものの、結果が出ずに惨敗すると、帰港時に「昨日までは良かったんやけどなぁ~。」と店主に慰められるという、そんなポイントのことを指す。その経験をイヤ?というほど味わっているボクとしては、そうなってしまうのは仕方がない。これは一種の性(さが)なのだ。
■割石上流■
以前に割石から入渓したのは橋の下流部であった。その時、橋の真下から見えていた上流部に気になる淵があったのだが、河岸が切り立っていて、どうしてもアプローチ出来ずにいた。車窓から見ていると、その気になる淵に入れる場所を発見し、何かに吸い込まれるかのように気が付けばそこに車を駐めていた。
この場所から降りて、攻めることが出来るのは、2箇所の淵と、その間のみになる。というのも神岡町街から下流にある地区では、切り立った河岸が多くて降りられる場所が限られてくるうえ、川通しが出来ない(川沿いを上がって行けない)ところも多いので、一つの入渓点から釣れる範囲が限られてくるからだ。
●割石から数えて一つ上流にある橋の下の淵●
まずはすぐ近くの淵を攻め始める。水深はかなりあって、流れの幅もあるので8mの竿を使用した。
数投目、目印がキレイに引き込まれてヤマメをゲット。アタリがあったのは淵尻からだった。
●本日最長寸のヤマメ=22cm●
ただし、この頃から下流部から吹き付ける風が強まり、目印の動きが安定しなくなる。そこで、オモリを重くして対抗してゆく。
後にこの淵では何度かアタリがあるものの、全てがウグイからのものであった。
■大トラブル■
淵を丹念に探っている最中に事件は起こった。この時足場を変えつつ、様々な角度から淵を攻めていたのだが、誤って足を滑らせ、右臀部というか、右太もも付け根のやや上のケツ部を突き出た岩で強打したのだ。先端部が尖っておらず、突き刺さらなかったのは不幸中の幸いだったが、打ち所が打ち所なのでしゃがみ込むことも出来ず、ただ立ちつくすのみで、その場で激痛に耐えていた。何分が経ったところで、右足が動くことを確認し、ようやく安全な位置まで引き返したが、この時点で日没の時間までは30分ほどしかなくなっていた。
「そのまま上がろうか?」とも思ったが、ふと下流部を見ると以前に見た、見るからにオイシソウな割石橋上流の淵が「おいで、おいで」をしているではないか!。これも釣り師の性なのか、何故か変な力が沸いてきて、気が付けば痛い足のことも忘れて小走りをしている始末だ。そして数分後には、その淵の横にバカが一人で立っているのであった。
●これがその淵頭だ●
■竿を襲う激震■
「狙いは目は淵頭に流れ込む、白泡の流芯の両サイドとその下、それに流れがぶつかっている先にある岩盤の窪み部分だろう。」と予測したが、この時、もう既に山間の向こうに太陽は隠れており、道糸に結ばれた目印はかろうじて見えるか見えないかの境目だった。それに加えて風は一向に止みそうにもない。
そこで、風対策としてオモリをそれまでよりも更に重い0.5号を装着した。そして目印が見えなくてもアタリがとれるよう、竿を持つ手に全神経を集中しつつ、竿を操作して仕掛を流してゆく。
何投かするが通常の流し方では反応がない。ここで作戦を変更し、根掛かり覚悟でオモリを底に着け、コロコロと転がして行く戦法に切り替える。
そしてまた数投。白泡の手前を転がしていた仕掛から伝わるオモリの「コトコト感」が一瞬消えたように感じた。「異変を感じたらアワセる」という鉄則を考えるヒマもなく、気が付けば反射的に竿を持った手首がアワセの方向へと返っていた。その瞬間、激震が我が愛竿である翠隼本流(すいしゅん・ほんりゅう/シマノ製)を襲い、それと同時にヒン曲がっていった。
「最初の一撃への対処が肝心だ!」と心に言い聞かせ、竿を上流側に倒して踏ん張るが、相手は言うことを聞いてくれない。こちらもそれは予想の範囲内なので、下流に突進する相手の動きに合わせて、こちらも脳内をアドレナリンで埋め尽くすことでケツの痛さを忘れさせて走る走る!。この動きを何度か繰り返していると、相手の動きに対してこちらがアドバンテージを持つように変化していった。こうなればこちらのモノだ。グレ釣りで培った竿サバキ=相手が進む方向に先回りして竿を回しつつ、テンションを上方向にかけて相手の頭を持ち上げてやる。
引き具合からして、大きめのイワナだろうと思っていたが、現した魚影を確認すると、その通り!良型のイワナだ。しかし、このクラスになるとここからでも抵抗を繰り返し、何度か潜ってゆく。引きが弱まる機会を捉えてようやく玉網を右手に持ったが、今度はそれを避けて通り越してしまう動きで抵抗を繰り返す。しかし何度目かのチャレンジで何とか玉網に収めることに成功した。
このブログでも書いたことだが、昨年はゲットしていたハズのこのクラスのイワナには、不注意のために計測及び写真撮影の前に玉網から逃亡されてしまった。結局それは未公認のイワナとなってしまったが、今回はしっかりと握って撮影の後、安全地帯で計測をする。
●40cmジャスト!の大?イワナ●
「ヤッター!自己記録クラスのイワナだ!」これをゲットしたことで、ふぬけ同然となったボクは、これを機に退渓を決意し、アドレナリンが出なくなったと共に復活したケツの痛みをこらえつつ、駐車地点へと向かった。
■まだ痛いケツ■
それから1週間以上経ったが、その後、右臀部は腫れ上がり、今も紫に色付いている。したがってイスに座るにも半ケツ状態=左半分だけで座っている。もちろん、このブログもその状態でキーボードを打っているのだ。
実は、今から20年くらい前にボクは島根県の隠岐で地磯に向かう途中に転落して、両足骨折をやらかしている。当時は交際中で「彼女」であった妻も、もちろんその時のことはよく記憶しているハズだ。だから今回の件に関しても、いつまでも懲りないボクに対して
「バッカじゃないの?」という半ば呆れた目線で息子共々に見ていることだろう。
もちろん、こっちとしてもそれは十分に承知している。だが、この日のような大逆転を味わってしまうと、もう手遅れなのかも知れない。そう言えば昔からこんなことが言われているのだ。
「釣りバカは、そう簡単に止められないのだ。」と…。