中島ブラザーズ ”弟”の「外で遊ぼう!」

近頃は日本海で、ヒラマサを追ってばかり。よって磯釣りや渓流釣りは休止状態ですが…。

ヤバイ・ヤバイ

2019-06-08 12:30:00 | 船釣り・釣行記
 なんだかんだで、春季、白石グリへの最終釣行日がやって来た。その近辺の状況としては、ポツリポツリとヒラマサの釣果はほんの少し回復していて、「全く釣れない」という状況ではなかったのだが、使うエサがオキアミだったり、活きアジだったりと、どうにも絞り込めず、モヤモヤとした感じだった。
 「だったら、多方面から狙い打ちしましょう。」と言う事で、活きアジ、オキアミのヒラマサ狙いに加えて、「そろそろ出ても良いハズ」のクエも狙っての釣行になった。

 「が・しかし」である。釣友が活きアジでの第一投目で小マサを釣ってからは、全ての狙い物でアタリはまったく出ず、クエ狙いもイカ2ハイを消化したのみだった。

●フカセもダメ●


●泳がせもダメ●


勿論、クエもダメ●●


 あまりに退屈なので、最終段階では少しはアタリの出そうなフカセに集中したが、夕マヅメに良型イサギと小型マダイが入れ食いになり、何もワクワクしないままにラストを迎えた。

 春シーズンに釣ったヒラマサは88~97cmを6本(70cm以下の小マサ19本は参考記録程度)。という事は…。サイズの大小はあるが、昨年と全く同じでシーズンを終えることになった。
 釣り方としては、発泡ウキで上層を攻めていっても、そこに上がってくる個体は少なく、これまでのイメージよりも「手前の低層付近」をじっくり攻める方がアタリを多く拾えた。その傾向は「近年のパターン」として、ある程度掴んではいたのだが、今シーズンは特に顕著だった。
 ヒラマサの完全フカセ釣りを続けていると、以前に凝っていたグレ釣り、特に四国南西部での尾長グレ釣りを思い出す。この釣りではマキエサを続けていると、浮上する尾長グレの姿が見える事がある。その際、潮の条件が良く、周囲に居る同類の数が多い場合は先を争ってオキアミを喰わなければならないため、下層から45度以上の角度をつけて急浮上してエサを拾い、その後は元の層に急潜行するが、潮が悪く、個体数が少ない場合は横方向に平行移動して、やや下層でついばむ程度の緩やかな動きになる。ボクは普段から、「尾長グレとヒラマサは、回遊地やエサを拾うタナ、アタリの出方等、性質は似ている。」と思っているが、その点から推測すると、ここ近年のパターンに陥る理由が、「絶対量の不足」にあるように思えてならない。
 前回の記事でも書いたが、白石グリの、ヒラマサの状況は、6月16日から開幕する福井沖の玄達瀬の魚影にも連動するように思うので、かなり心配をしている。「勝負事は下駄を預けるまで判らない」のだが、ボクの予想が単なる勘違いであって欲しいと思うこの頃だ。
コメント
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