予約日が何度も荒天で流れたが、今回がようやく今秋初の落とし込み釣行。訪問した兵庫県北部の柴山では、10月に入った後、ウマくはまると一船で90cmオーバーを含むヒラマサの20本越え釣果が出ていたようだが…。
柴山沖に来ていつも思うのが景観が素晴らしい事で、それもそのはずこの一帯は山陰海岸国立公園内にある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/42/607687c58092df7af4704bd2e2ff5e4a.jpg)
お世話になったのは、いつもこの地区で利用している、第三豊洋丸さん。落とし込み釣りという事なので、ベイト・フィッシュたるところのイワシ類を求めてまずはひた走った。
当日の状況は鳥取方面に向かう下り潮がかなり速く、オモリの指定が100号になった。
100号を背負わせた仕掛は落下のコントロールが難しい。それでもイワシの活性が高ければ何とかなるが、日本海全般に京都方面に向かう上り潮の方が活性が上がり易いので、実釣スタート後は肝心のイワシの乗りが悪かった。
ベイトがなかなか付かず苦労をする中、何度か船長がポイントを変えていったが、思うような展開にならなかった。
こんな時は釣友と協力して素早くベイトのタナを見つけ出す事だが、「掛かったのは底付近。」との声が届いたので、海底近くで重点的に落とし込んでいるとウマく数匹乗ってくれたようだった。
せっかく掛けたイワシが外れないよう、慎重に底まで落として、しばらくウエイティングタイム。するちとイワシが逃げ惑う動きが伝わった。次いで穂先は押さえ込まれて行くという、お決まりのドキドキ・パターンが始まって、穂先を送り込みながら本アタリを待った。
やがて、ロッドの胴まで入り込む本アタリを捉えてアワセを入れると、「ズドンッ!」という衝撃と共にロッドがヒン曲がった。
重量感と走りから大型のヒラマサと思い、ギリギリまで糸を出さずにやり取りをしていたが、中型ヒラマサを想定していたタックル・セッティングだったので、ヒヤヒヤ・モノだった。しかし、粘り腰でなんとかファーストランをしのぐ事が出来た。次いで巻取りに入るが、ここでもかなりの抵抗を見せ、一進一退の攻防が続いた。
中間距離でも下方向に締め込んでいたので、「ヒラマサならメータークラス!」と思っていたが、やがて相手は失速し、おとなしくなってしまったので、「アレレ?」という思いが走った。だが、重い重い。
そして正体が判明したとたん、ビックリ仰天。先週末に釣ったサイズと同クラスのクエが浮上してきたのだ。こうなると妙に焦ってしまう。何しろ14kgを釣ったのは63号のハリス。この日は14号ハリスときていた。おまけに短い枝バリに加え、仕掛け全体が結び目だらけなのだ。
その為、最終段階はかなり焦ったが、船長と協力して何とか無事にネットインする事が出来た。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/cc/424a7be645a828f65788f10446d5bba7.jpg)
船に引き入れた後、確認すると、口に2本、顔に1本ハリ掛かりしており、多点掛けしていたのが幸いしたようだった。
クエの後もベイトを求めて右往左往し、その都度落とし込んだが、イワシの乗りが悪く、掛かったとしても底まで落ちる間に外れてしまったりで、本命魚たちに届ける事が難しかった。
最終段階で、ややイワシの付きの良いポイントに入り、やっとの事で良型ヒラマサらしき魚を掛けた。だが、イワシの掛かりを良くするためにハリスを12号に落としていた上に、根掛かりを外した際にドラグを強く締め込んだままにするという、初歩的なミスを犯して簡単にブチ切られてしまった。
後はガシラやアコウといった根魚のみでこの日の釣りが終わった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/69/3a0b1fcef6ea754411e6c8db812bcc69.jpg)
冒頭で述べたヒラマサ釣果の爆発こそ起こってはいないが、釣果は安定しているようだ。秋とは言え、まだ水温が高めでベイトの集まりにムラがあるようなので、「もう1~2週間すると爆発の気配が…。」と個人的に思っている。願わくば残り一回の釣行チャンスに、その爆発Dayが重なる事を願っている。
それにしても、前週に続き6日間で12~14kgクラスのクエが2本も出るとは想像もつかなかった。振り返れば、初めて釣ったクエから後は「どうせ釣れない」と思って取り組まず、2本目までは約25年を要した。間に3本目を挟んだ後に今秋は小~中型ながら3本も釣っている。
「なんだか自分が怖い」今日この頃なのだ。
柴山沖に来ていつも思うのが景観が素晴らしい事で、それもそのはずこの一帯は山陰海岸国立公園内にある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/42/607687c58092df7af4704bd2e2ff5e4a.jpg)
●日の出杉の景観●
お世話になったのは、いつもこの地区で利用している、第三豊洋丸さん。落とし込み釣りという事なので、ベイト・フィッシュたるところのイワシ類を求めてまずはひた走った。
当日の状況は鳥取方面に向かう下り潮がかなり速く、オモリの指定が100号になった。
100号を背負わせた仕掛は落下のコントロールが難しい。それでもイワシの活性が高ければ何とかなるが、日本海全般に京都方面に向かう上り潮の方が活性が上がり易いので、実釣スタート後は肝心のイワシの乗りが悪かった。
ベイトがなかなか付かず苦労をする中、何度か船長がポイントを変えていったが、思うような展開にならなかった。
こんな時は釣友と協力して素早くベイトのタナを見つけ出す事だが、「掛かったのは底付近。」との声が届いたので、海底近くで重点的に落とし込んでいるとウマく数匹乗ってくれたようだった。
せっかく掛けたイワシが外れないよう、慎重に底まで落として、しばらくウエイティングタイム。するちとイワシが逃げ惑う動きが伝わった。次いで穂先は押さえ込まれて行くという、お決まりのドキドキ・パターンが始まって、穂先を送り込みながら本アタリを待った。
やがて、ロッドの胴まで入り込む本アタリを捉えてアワセを入れると、「ズドンッ!」という衝撃と共にロッドがヒン曲がった。
重量感と走りから大型のヒラマサと思い、ギリギリまで糸を出さずにやり取りをしていたが、中型ヒラマサを想定していたタックル・セッティングだったので、ヒヤヒヤ・モノだった。しかし、粘り腰でなんとかファーストランをしのぐ事が出来た。次いで巻取りに入るが、ここでもかなりの抵抗を見せ、一進一退の攻防が続いた。
中間距離でも下方向に締め込んでいたので、「ヒラマサならメータークラス!」と思っていたが、やがて相手は失速し、おとなしくなってしまったので、「アレレ?」という思いが走った。だが、重い重い。
そして正体が判明したとたん、ビックリ仰天。先週末に釣ったサイズと同クラスのクエが浮上してきたのだ。こうなると妙に焦ってしまう。何しろ14kgを釣ったのは63号のハリス。この日は14号ハリスときていた。おまけに短い枝バリに加え、仕掛け全体が結び目だらけなのだ。
その為、最終段階はかなり焦ったが、船長と協力して何とか無事にネットインする事が出来た。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/cc/424a7be645a828f65788f10446d5bba7.jpg)
●1mジャスト・12kg●
船に引き入れた後、確認すると、口に2本、顔に1本ハリ掛かりしており、多点掛けしていたのが幸いしたようだった。
クエの後もベイトを求めて右往左往し、その都度落とし込んだが、イワシの乗りが悪く、掛かったとしても底まで落ちる間に外れてしまったりで、本命魚たちに届ける事が難しかった。
最終段階で、ややイワシの付きの良いポイントに入り、やっとの事で良型ヒラマサらしき魚を掛けた。だが、イワシの掛かりを良くするためにハリスを12号に落としていた上に、根掛かりを外した際にドラグを強く締め込んだままにするという、初歩的なミスを犯して簡単にブチ切られてしまった。
後はガシラやアコウといった根魚のみでこの日の釣りが終わった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/69/3a0b1fcef6ea754411e6c8db812bcc69.jpg)
●根魚ばかり…●
冒頭で述べたヒラマサ釣果の爆発こそ起こってはいないが、釣果は安定しているようだ。秋とは言え、まだ水温が高めでベイトの集まりにムラがあるようなので、「もう1~2週間すると爆発の気配が…。」と個人的に思っている。願わくば残り一回の釣行チャンスに、その爆発Dayが重なる事を願っている。
それにしても、前週に続き6日間で12~14kgクラスのクエが2本も出るとは想像もつかなかった。振り返れば、初めて釣ったクエから後は「どうせ釣れない」と思って取り組まず、2本目までは約25年を要した。間に3本目を挟んだ後に今秋は小~中型ながら3本も釣っている。
「なんだか自分が怖い」今日この頃なのだ。