中島ブラザーズ ”弟”の「外で遊ぼう!」

近頃は日本海で、ヒラマサを追ってばかり。よって磯釣りや渓流釣りは休止状態ですが…。

’22 経ヶ岬沖のクエ釣り 秋編 ~その1

2022-09-17 12:30:00 | 船釣り・釣行記

 磯釣り師だった頃から、底物系のイシダイ釣りやクエ釣りにもチャレンジしていた。これらの釣りは手持ちで狙うイシダイの南方宙釣り以外はブッ込み系になり、基本的には待ちの釣りとなるのでフカセ釣系りと比較すると、やるべきことが少ないが、相手の引きが強烈なため「ドーンと構えて、来るなら来い!」の姿勢でなければダメだ。

 しかし、生来からボクは吉本新喜劇での間寛平さんのギャグ同様「ワシャ、止まると死ぬんじゃ!」的な性格なので、間が持たないため、この手の釣りは長続きせず、数年やって目標サイズを釣ると自然消滅的に釣行機会が減っていった。

 だがここ近年にチャレンジしている、経ヶ岬沖のクエ釣りは、夏季には半夜釣りになる事も多く、同時並行で剣先イカやアオリイカが狙えるので、ボクのようなタイプでも十分に間が持つので有難い。

 但し、「待ちの釣り」とは言え、やるべき事があって、それらを疎かには出来ない。底取りとタナ調整の他、装着するオモリの大小による着底位置の調整やエサのチェックやローテーション等が挙げられるが、それらをさぼっていては自ずとクエからは遠ざかってしまう。

 

 どんな魚でもそうだが、生まれながらにして産卵&放精する事を目的に行動している。日本海のヒラマサの場合は、それが7月初~中旬になり、今回のクエの場合は、それよりもやや遅れるように思う。

 産卵&放精後、しばらくは行動半径が極端に小さくなって、目の前に来たエサのみを拾い、体力が回復するにつれ行動範囲が広がってゆくのが魚類の一般的な傾向なので「そろそろ回復基調かな?」って事で、いつもの第八十八大海丸さんに乗り込み、経ヶ岬沖を目指した。

 

 現着すると、この夏からの傾向では考えられないほどの緩い潮が流れていたが、これが「釣り易い潮」になるのか、「魚の活性が下がる潮」になるのか、それは魚に聞いてみないと解らない。とにかく200号のオモリを背負わせた仕掛を投入して、この日の釣りがスタートした。

 

●竿はブチ曲がるのか?●

 開始当初から仕掛けを2セット用意して、片方は魚系、片方はイカ系を装餌し、交互にローテーションさせていった。

 当日は潮が西から、風が東北東からと、反対方向からだったので、しばらく経つとトモの釣り座の仕掛が胴部に座るボクの仕掛と絡むようになったので、着底位置をずらすためにオモリを150号に交換してみた。

 このセッティングになって数投目、スルメイカを刺していた仕掛に反応があって、穂先がモゾモゾッと少しだけ動いた。「エサ盗りが出だしたのかな?」と思い、エサの有無が判るようにと、ここからはキーパーから竿を外して手持ちで対応していった。

 少しの間をおいてもう一度、モゾッと動いたかと思うと、スゥーッと引き込む動きが出たので竿先を追従させて行き、重みが竿全体に乗ったのを確認してアワセを入れるとドンッ!といった衝撃と共に竿が絞り込まれていった。

 「これは本物だろう!」と腰を落として竿をためようとしたが、それが必要なほどのサイズでもなさそうだった。以後はポンピングで順調に距離を詰めて行ったが、途中で「スローモーションで巻こうか?」なんて冗談を言うほど余裕のやり取りだった。そして自分でリーダーを掴んで手繰り寄せ、船長のギャフ掛けも決まって無事にゲット出来たのだが…。

 そしてハリを外そうとしたところ、ここでビックリ仰天したのだ。

 イカエサを使用する際、それが活きエサであっても死にエサであっても、ボクは孫バリ仕掛を使用する事が多い。これはエサを安定させるための、太地ムツ系のハリを頭部のエンペラ周辺に掛けて、クエの口に掛けるための大バリは水管周りに掛けてスッポ抜けを防止するのが目的だ。太いハリが急所付近に刺さらないので、活きエサ使用時だと負担が少なく長生きしてくれる点でもメリットがある。しかしこのクエはナ・ナ・何と!太地ムツの方が刺さっていたのだ。しかも不思議な事に外側から掛かっており、掛かって欲しかった方の大バリは口の外に出て、そこに装着していた冷凍スルメイカはもう一度使えそうな程、原形をとどめていたのだ…。

 とにかく無事にゲット出来た事が不思議なくらいの状態だった。途中でのふざけたやり取りを反省し、「これからはどんなサイズであっても真摯な姿勢でやり取りせねば。」と強く思った瞬間だった。

 

●不幸にも逃げ切れなかったクエ(9.15kg)●

 

 続いてサイズアップを狙うべく、投入を繰り返したが、ゲットした時と同様のモゾモゾと竿先を揺らすアタリはあったものの、食い込む事は無かった。

 並行して狙ったアオリイカは見えるには見えていたのだが、エギのサイズやカラーを6回もチェンジさせて小型がようやく4ハイという結果だった事から、当日の潮況は魚類の活性を生み出すようなモノではなかったようだ。そんな中でようやく獲れた1本に満足しつつ家路についたのだが、翌日の釣果欄では、何と31kgがゲットされ、他にそれらしきアタリが4回もあった模様と伝えられていた。これを見た途端に喜びは吹き飛び「あのモゾモゾが30kgオーバーだったかも?」という思いが込み上げて、夜も眠れぬ状態に…。

 「性格的に向いてない」とか何とか言っている割に、ドップリとこの釣りに(も!)ハマッている自分に呆れている今日この頃だ。

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