今回も時間が無いので簡単に…。
いつものように、晴海丸さんで玄達瀬へ。

今期の玄達瀬は、潮流が不安定な日が多く、釣行日近辺でも数日間にわたって、潮止まり~ユルユル潮が続いており、場所ムラ日ムラが激しい状況が続いている。そしてこの日もユルユル潮の中でのスタートだった。

「それでも動いていないよりはマシ。」と気を取り直して実釣をスタートしたが、たった数投で最悪の事態が起こった。何と、アクセルレバーを入れていないにもかかわらず、勝手にリールが巻上げを開始し、それが収まったかと思えば、とうとうウンともスンとも動かなくなってしまったのだ。(後に、このリールの故障原因は、「ICモジュールのトラブル」と判明する。)
運良く船長が同じリールを所有していて、それをレンタルしてくれたので、事なきを得たが、気付くと潮流の流速はやや上がり始めていた。

「これはチャンス。」と思った矢先にアタリを捉えることに成功。相手は小マサだったが、トラブルに気落ちしていた僕の心が晴れたかに思えた。

続いて、5~6頭のイルカが通過し、その影響が懸念されたが、それが去った次の流しで大アタリの急速逆転が始まった。(イルカに驚かないヒラマサは、まさにKing Fish!)
「1本目とは違うぞ。」との思いから気合を入れて巻上げを開始する。強制的に道糸を掴んでリールに送り込む、“糸抜き区間”は無事に通過し、頭をこっちに向けることには成功した。しかし、酷使された借り物のリールはドラグか不調で、数クリック締めるとロック、数クリック緩めるとノンストップで道糸が出て行く状態だったので、苦心惨憺の引き寄せだった。
それでも何とかドラグの折り合い点を探して残り50mほどまでの巻き取りに成功した。
この辺りからは、足下の水深分を切りつつあるため、普段通りにここから先は少しずつドラグを緩めていこうと、ドラグノブに手を伸ばして微妙にそれを行ったつもりが、それが緩すぎて、ドバッと道糸が出てしまうハメに…。
マズイ展開になっていると思いつつ、ドラグを締め直すと今度はフルロックして全く道糸が出なくなって、竿が伸されそうになった。そしてこの抵抗感を感じたリールが大物と判断したのか、メガツイン構造のギアが落ちて、Powerモードに入ってしまうことに…。
ギアの落ち方が不自然だったため、「何だかリールの動きがオカシイ!」と思っていたが、その矢先に、ナ・ナ・何と、リールが巻上げを完全停止してしまった。
ここで慌ててドラグを緩めて手巻きに切り替えたが、またもや道糸が出すぎてしまい、今度はそれを指で押さえるハメに…。
この一連のドタバタで出来た隙を相手は見逃してくれなかった。ここで猛ダッシュをかけられて、そのまま沈み根回りに突っ込まれてしまった…。
勿論結果はバラシだった。推定1mチョイ・クラスだっただけに、悔しさは計り知れないほどだった。(後に、このリールの故障原因は、「モーターのトラブル」と判明する。)
その後、リールの巻上げは復活せず、2台目のリールをレンタルし、釣りを再開する。

しかし、このリールの状態も芳しくなかった。隣で釣る富山の森田さんがポツポツとアタリを取っているのに、こっちには一向にアタリが出ないのだ。

それもそのハズ。隣で回る750MTに比べると、明らかに回転がおかしいのだ。そして我がリールの経過時間を見るとびっくり仰天してしまった。

慌ててパーツクリーナーで洗浄したが、回転ムラがあるようで、古いグリスを流しても、数投で回転が悪くなるのだ。
もう、機械頼みにはできないので、仕方なくリールから手で道糸を摘み出し、隣リールの回転をモニターしながら同じペースの糸送りを演出してみることにする。これが正解だったようで、すぐに道糸が走ってくれた。
しかし、その正体はメジロで、ただのぬか喜びだったのだが…。


「手で引っ張りつつ」では、あまりに非効率なので、最後の手段をタックル・ボックスから引っ張り出してみることにした。そして、めまぐるしく変わったこの日最後のリールは、イシダイ用のリールだった。

玄達瀬では、その昔に手巻きで挑んだ際に、「入れ食いだが入れバラシ」になったために使用を控えていたが、「食わせられなければ、後は無い」との状況判断からの実戦投入だった。
しかし、ジアイは過ぎてしまったのか、このリールではシイラが1本掛かったのみで、この日の役目を終えてしまった。
長きに渡って釣りをしているが、1日に4台ものリールを使ったのは初めての経験だった。これまでに3年連続でリールトラブルに見舞われているが、最悪にもこの日はその頂点だったようだ。使ったリールはそれぞれ機種が違うし、トラブルの箇所も違うため、機械の欠陥というワケではなく、ただボクにツキが無いだけだ。やはりお祓いが必要なのかも知れない…。
いつものように、晴海丸さんで玄達瀬へ。

●それなりの感度はあるようだったが…●
今期の玄達瀬は、潮流が不安定な日が多く、釣行日近辺でも数日間にわたって、潮止まり~ユルユル潮が続いており、場所ムラ日ムラが激しい状況が続いている。そしてこの日もユルユル潮の中でのスタートだった。

●100mあたり、14分50秒の潮●
「それでも動いていないよりはマシ。」と気を取り直して実釣をスタートしたが、たった数投で最悪の事態が起こった。何と、アクセルレバーを入れていないにもかかわらず、勝手にリールが巻上げを開始し、それが収まったかと思えば、とうとうウンともスンとも動かなくなってしまったのだ。(後に、このリールの故障原因は、「ICモジュールのトラブル」と判明する。)
運良く船長が同じリールを所有していて、それをレンタルしてくれたので、事なきを得たが、気付くと潮流の流速はやや上がり始めていた。

●100mあたり、9分10秒●
「これはチャンス。」と思った矢先にアタリを捉えることに成功。相手は小マサだったが、トラブルに気落ちしていた僕の心が晴れたかに思えた。

●60cm台後半●
続いて、5~6頭のイルカが通過し、その影響が懸念されたが、それが去った次の流しで大アタリの急速逆転が始まった。(イルカに驚かないヒラマサは、まさにKing Fish!)
「1本目とは違うぞ。」との思いから気合を入れて巻上げを開始する。強制的に道糸を掴んでリールに送り込む、“糸抜き区間”は無事に通過し、頭をこっちに向けることには成功した。しかし、酷使された借り物のリールはドラグか不調で、数クリック締めるとロック、数クリック緩めるとノンストップで道糸が出て行く状態だったので、苦心惨憺の引き寄せだった。
それでも何とかドラグの折り合い点を探して残り50mほどまでの巻き取りに成功した。
この辺りからは、足下の水深分を切りつつあるため、普段通りにここから先は少しずつドラグを緩めていこうと、ドラグノブに手を伸ばして微妙にそれを行ったつもりが、それが緩すぎて、ドバッと道糸が出てしまうハメに…。
マズイ展開になっていると思いつつ、ドラグを締め直すと今度はフルロックして全く道糸が出なくなって、竿が伸されそうになった。そしてこの抵抗感を感じたリールが大物と判断したのか、メガツイン構造のギアが落ちて、Powerモードに入ってしまうことに…。
ギアの落ち方が不自然だったため、「何だかリールの動きがオカシイ!」と思っていたが、その矢先に、ナ・ナ・何と、リールが巻上げを完全停止してしまった。
ここで慌ててドラグを緩めて手巻きに切り替えたが、またもや道糸が出すぎてしまい、今度はそれを指で押さえるハメに…。
この一連のドタバタで出来た隙を相手は見逃してくれなかった。ここで猛ダッシュをかけられて、そのまま沈み根回りに突っ込まれてしまった…。
勿論結果はバラシだった。推定1mチョイ・クラスだっただけに、悔しさは計り知れないほどだった。(後に、このリールの故障原因は、「モーターのトラブル」と判明する。)
その後、リールの巻上げは復活せず、2台目のリールをレンタルし、釣りを再開する。

●この日通算3台目のリール●
しかし、このリールの状態も芳しくなかった。隣で釣る富山の森田さんがポツポツとアタリを取っているのに、こっちには一向にアタリが出ないのだ。

●ポツポツとアタリが出る状況だったが…●
それもそのハズ。隣で回る750MTに比べると、明らかに回転がおかしいのだ。そして我がリールの経過時間を見るとびっくり仰天してしまった。

●100mあたり、25分40秒!●
慌ててパーツクリーナーで洗浄したが、回転ムラがあるようで、古いグリスを流しても、数投で回転が悪くなるのだ。
もう、機械頼みにはできないので、仕方なくリールから手で道糸を摘み出し、隣リールの回転をモニターしながら同じペースの糸送りを演出してみることにする。これが正解だったようで、すぐに道糸が走ってくれた。
しかし、その正体はメジロで、ただのぬか喜びだったのだが…。

●ようやく曲がるも●

●メジロでは…●
「手で引っ張りつつ」では、あまりに非効率なので、最後の手段をタックル・ボックスから引っ張り出してみることにした。そして、めまぐるしく変わったこの日最後のリールは、イシダイ用のリールだった。

●18年ぶりの、玄達瀬での手巻きリール●
玄達瀬では、その昔に手巻きで挑んだ際に、「入れ食いだが入れバラシ」になったために使用を控えていたが、「食わせられなければ、後は無い」との状況判断からの実戦投入だった。
しかし、ジアイは過ぎてしまったのか、このリールではシイラが1本掛かったのみで、この日の役目を終えてしまった。
長きに渡って釣りをしているが、1日に4台ものリールを使ったのは初めての経験だった。これまでに3年連続でリールトラブルに見舞われているが、最悪にもこの日はその頂点だったようだ。使ったリールはそれぞれ機種が違うし、トラブルの箇所も違うため、機械の欠陥というワケではなく、ただボクにツキが無いだけだ。やはりお祓いが必要なのかも知れない…。
私自身は、このタイプのリールでは、96cmまでしか獲っておらず入れバラシになった経験があり、そう感じています。
経験を積んだ今でも、手巻きを使って獲る自信のあるサイズは、メーター・チョイ越えまでで、相手との距離は足下の水深+10m程度という条件付きでないと厳しくなります。
やはり、デカマサを狙うのなら、電動の方が、あらゆる点で余裕ができるので、有利なのは確かです。
750MTの初期型では、非カーボン製の安価なドラグ・ワッシャーが使われているからヘボなので、レオブリッツ〜現行モデルでは、カーボン製のドラグ・ワッシャーが入り、そこそこの性能を確保しています。(それでもシマノには、劣りますが…。)
但し、フリー回転性能が高いのが、初期型になるので、私の場合は、ドラグをチューンして使用しています。
また、750MTの故障は、そんなに起こる訳ではありません。ただただ私の運が悪いだけです。
本当のところ、メガツイン構造には懐疑的なので、今月末に販売開始予定の800Jに期待しています。売価は大阪市の安売り店(U島釣具)だと、750MTとの価格差は、10000円ほどなので、来シーズンは、これの導入を画策しています。
「気持ち良く釣れればそれで良し。」です。
私の場合は、磯のグレ釣り歴が長く、「魚を獲る為の調子」が、どのようなものかを理解しているつもりです。
そんな調子とは、「一度曲がり込んだ後に、竿の反発力に魚が負けると、自然に起きてくる」といった感じになります。
その観点から言うと、「船の揺れを吸収する、」と謳う、グラス素材を多用した竿=オモリ負荷を前提とした竿のほとんどが理想から外れる事になります。但し、太ハリス対応の竿に、獲る事に専念したタイプはまず存在しませんが…。
今年から使用しているMad Viper Sting 265Mも、関東のカモシ釣りの記事で「メーター・オーバーの、ヒラマサの実績が最も高い竿」と書かれていたのを見た事もありますが、「リールの色とコーディネートしただけ。」が最大の理由で、「調子が好みだから」という観点で選んだ竿ではありません。
ご友人と切磋琢磨し、これからも頑張って下さい。