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「へべれけ」とは、意識や記憶を失うほど酒に酔っ払った状態。
「へべれけ」は、「ヘーベーのお酌」という意味のギリシャ語「ヘーベー・エリュッケ (Hebeerryk)」が短縮されたとする説が語源の定説になっています。
「ヘーベー」とは、ギリシャ神話に出てくる青春を司る女神の名前で「若さ」の意味です。
「ヘーベー」はゼウスとヘーラの間に生まれ、オリンポス山(オリュンポス十二神の居所とされる。)の神々の宴会における給仕係が役割でした。
ヘーベーは穏やかな女神で、オリュンポスのなかでも慎ましい役割をしていま す。神々の宴会で神酒(ネクタル)をついでまわる他に、宴会で舞踊を舞ったりしました。ヘーベーにお酌してもらった神々は、喜んで何杯も飲み干し泥酔してしまったのです。
英雄ヘラクレスが入神したさい、彼が人間であった時代に様々な嫌がらせをしてきたヘーラは、最愛の娘ヘーベーをヘラクレスの妻として与え、義理の息子とすることで(実を言うとヘラクレスはゼウスの息子なので元から一応、義理の息子である)、両者が和解したことを他の神々に納得させたのです。
ギリシャ神話が、日本に伝わり、「ヘーベーのお酌」という意味の「ヘーベー・エリュッケ」が短縮され、「へべれけ」になったというわけです。
「へべれけ」と似た擬態語に「へろへろ」「べろべろ」「べろんべろん」等があり、それらと同系と考えるのが妥当であろうとする説もある。
おまけの雑学
神々の宴会でのむ酒ネクタル(神酒)はネクターとも言われ、あるジュースの語源です。
したっけ。