都月満夫の絵手紙ひろば💖一語一絵💖
都月満夫の短編小説集
「出雲の神様の縁結び」
「ケンちゃんが惚れた女」
「惚れた女が死んだ夜」
「羆撃ち(くまうち)・私の爺さんの話」
「郭公の家」
「クラスメイト」
「白い女」
「逢縁機縁」
「人殺し」
「春の大雪」
「人魚を食った女」
「叫夢 -SCREAM-」
「ヤメ検弁護士」
「十八年目の恋」
「特別失踪者殺人事件」(退屈刑事2)
「ママは外国人」
「タクシーで…」(ドーナツ屋3)
「寿司屋で…」(ドーナツ屋2)
「退屈刑事(たいくつでか)」
「愛が牙を剥く」
「恋愛詐欺師」
「ドーナツ屋で…」>
「桜の木」
「潤子のパンツ」
「出産請負会社」
「闇の中」
「桜・咲爛(さくら・さくらん)」
「しあわせと云う名の猫」
「蜃気楼の時計」
「鰯雲が流れる午後」
「イヴが微笑んだ日」
「桜の花が咲いた夜」
「紅葉のように燃えた夜」
「草原の対決」【児童】
「おとうさんのただいま」【児童】
「七夕・隣の客」(第一部)
「七夕・隣の客」(第二部)
「桜の花が散った夜」
一昔前までは女性の憧れの職業だった「スチュワーデス(stewardess)」ですが、この語源は飛行機とはまったく関係のないところにあったのです。
古代の西ヨーロッパでは、家畜が大切な財産で、封建時代にはその管理が非常に重要な責務でした。この重要な役職に最初に与えられた古代の英語は「stigweard」は「豚小屋の番人」を意味していました。これは封建時代に諸侯の重要な役割でした。
古代英語では「stig」は「豚小屋」、「weard」は「番人」を意味し、「ess」は女性を示す接続語でした。直訳すると、「豚小屋の番をする女性」ということになります。
やがて時代が変わり、「steward」は管理人、世話係、執事などの役職を指すようになります。
つまり、大切な家畜の管理をする仕事がやがて世話人の意味へ、さらに転じて、飛行機の中で乗客の世話をする人(客室乗務員)のことを「スチュワーデス」と呼ばれるようになったのです。
世界初のスチュワーデスはアメリカのユナイテッド航空が1930年に採用した看護婦8名だったそうです。
しかし、一部のメディアが「豚小屋の番人とは女性蔑視ではないか!」と騒ぎ立てたそうです。
そもそも当時、家畜は大切な財産であり、家畜の世話係りというのは重要な仕事でした。そもそも「豚」を蔑視すること自体が差別ではないかと言えなくなくもないわけです。
また考えようによっては、お客さまをブタ扱いするのか!と言えなくなくもないわけですが、どちらにしても、トンだ難癖というものです。
最近では、女性偏見、との見地からこの「スチュワーデス」という言葉はもう死語になりつつあり、代わりに今では「フライトアテンダント(flight attendant)」、「キャビンアテンダント(cabin attendant)」と呼ばれるようになりました。
因みに、「アテンダント(attendant)」とは、接客係のことです。より「客室乗務員」に近い意味になったのです。
したっけ。