団塊オヤジの短編小説goo

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都月満夫の短編小説集2

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都月満夫の短編小説集

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「焼き鳥が始まったのはいつ頃?」について考える

2011-06-24 09:56:30 | 雑学・豆知識・うんちく・小ネタ

Photo_2  「今夜焼き鳥で・・・。」と誘われれば、もう酒の話とわかるくらいお馴染みなのが「焼き鳥」ですよね。

 この時期でしたら、「ビール」でしょうか?

 ところが今日の北海道は寒い。予想最高気温が13度。これでは熱燗で一杯になりそうですね。

 ところで、古代は別として、日本人は鶏を食用とはせずに、ただ美しい羽色や鳴き声を楽しむだけに飼っていました。

 卵も食べなかったそうです。

 鶏(ニワトリ)が家禽(かきん)として飼育されだしたのは、4000年近く前だといわれますが、日本に鶏は約2500年前、中国から朝鮮半島を経由して伝えられて来ました。

鶏は毎朝ほぼ定時には鳴くことから、「時告烏」と称して神聖視もされ、鶏肉も卵も通常は賞味しない習慣がありました。

後醍醐天皇が吉野(奈良県)に朝廷を移した奈良期に入ると、1336年に仏教の肉食(にくじき)禁止により、「牛馬犬猿鶏の肉を喰う無かれ、犯すものあれば罰する」という布告が天武天皇により出され、1390年には「殺生禁断の令」が聖武天皇により出され、畜肉を食べる風習はなくなりました。これには、卵も含まれていました。

しかし、庶民は鶏を大事な「時告烏」と称して飼育し、雉(きじ)肉と偽って食べていたといいます。

また、先人達は、卵が栄養の塊(かたまり)であることも知っており、病人や病後の体カ回復の妙薬として密かに賞味して、殻は土中に埋めたといいます。

江戸時代には卵売りもいたようですが、高価で庶民の食べることはなかったようです。

 食用として鶏が飼われ始めたのは明治以降だそうです。それまで日本にいなかった白色レグホン(卵)、白色コーニッシュ(にく)、プリマロック(卵・肉)などの食用鶏が、次々に輸入されました。

 牛肉や豚肉より一般庶民に親しまれ、洋風な料理は中心だった牛肉や豚肉にくらべて、いち早く、日本料理に取り入れられました。

 それは、「茶碗蒸し」、「鍋物」、「煮込み」、「吸い物」、「炊き込みご飯」、さらに「刺身」にまで幅広く使われています。

 Photo_3 本題の「焼き鳥」が現れたのは、比較的新しく、大正の終わりごろだそうです。

 それは、大正12年(1923年)の関東大震災の後だったといわれています。

 初めは高級料理のひとつで、徐々に大衆化して言ったともいわれています。串に刺して焼くという、手軽さを考えると庶民に広まったのもうなずけるというものです。

 北海道では、「豚串」といってバラ肉をくしに刺して焼いたものも「焼き鳥」と言います。

したっけ。

Photo

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倉内佐知子

「涅槃歌 朗読する島 今、野生の心臓に 他16篇(22世紀アート) 倉内 佐知子 22世紀アート」

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