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ビニール袋全盛の現代でも、小麦粉は紙袋入りで販売されています。不思議に思ったことはありませんか。
その理由は、小麦粉の命ともいえる「グルテン」を守るためなのです。
「グルテン」はまさしく小麦粉を小麦粉であらしめている物質なのです。小麦粉がうどんやパンになるのも、「グルテン」の粘性のおかげなのです。
小麦粉は含まれるタンパク質(主にグリアジン、グルテニン)の割合と、形成されるグルテンの性質によって、薄力粉、中力粉、強力粉に分類されます。
「強力粉(きょうりきこ)」はタンパク質の割合が12%以上のもので、パン・中華麺・パスタなどに用います。
「中力粉(ちゅうりきこ)」はタンパク質の割合が9%前後のものでうどんによく使われるほか、お好み焼き、たこ焼きなどに用います。
「薄力粉(はくりきこ)」はタンパク質の割合が8.5%以下のものでケーキなどの菓子類・天ぷらに使われます。
グルテン【(ドイツ)Gluten/(英)gluten】
小麦粉に水を加えて練った生地を水中で洗い流していくと得られる粘性物質。主成分はたんぱく質で、グルタミン酸を多く含む。麩(ふ)の原料。麩素(ふそ)。
大辞泉
ところが、この「グルテン」には、絶えず外気を吸っていないと固まってしまう性質があります。そのため、ビニール袋に入れてしまうとすぐに硬くなってしまうのです。
そのため、小麦粉は通気性のある袋に入れる必要があり、紙袋に入れて販売されているのです。
したっけ。