都月満夫の絵手紙ひろば💖一語一絵💖
都月満夫の短編小説集
「出雲の神様の縁結び」
「ケンちゃんが惚れた女」
「惚れた女が死んだ夜」
「羆撃ち(くまうち)・私の爺さんの話」
「郭公の家」
「クラスメイト」
「白い女」
「逢縁機縁」
「人殺し」
「春の大雪」
「人魚を食った女」
「叫夢 -SCREAM-」
「ヤメ検弁護士」
「十八年目の恋」
「特別失踪者殺人事件」(退屈刑事2)
「ママは外国人」
「タクシーで…」(ドーナツ屋3)
「寿司屋で…」(ドーナツ屋2)
「退屈刑事(たいくつでか)」
「愛が牙を剥く」
「恋愛詐欺師」
「ドーナツ屋で…」>
「桜の木」
「潤子のパンツ」
「出産請負会社」
「闇の中」
「桜・咲爛(さくら・さくらん)」
「しあわせと云う名の猫」
「蜃気楼の時計」
「鰯雲が流れる午後」
「イヴが微笑んだ日」
「桜の花が咲いた夜」
「紅葉のように燃えた夜」
「草原の対決」【児童】
「おとうさんのただいま」【児童】
「七夕・隣の客」(第一部)
「七夕・隣の客」(第二部)
「桜の花が散った夜」
「座布団」は現在でも和室での作法の1つとして、古くからの伝統が残っています。
現在の住宅で日常的に使われる座布団には、中身とカバーが別物として存在しています。和室であれ洋室であれ、部屋の雰囲気に合わせた外観のものが使い分けられています。
「座布団」は、クッションとしての役割はもちろん、和室での作法の1つとして重要な役割を果たしています。
座布団は畳に由来します。元々、畳の上に「茵(しとね)」を敷いていました。茵とは、薄畳に布の縁をつけた正方形の敷物で、位の高い貴族が使用してい
ました。これと、社寺などで使われていた「円座(えんざ)」が合わさって、現在の座布団へと発展しました。円座とは、ワラやイ草をうずまき状に編んだ敷物のことです。
鎌倉時代になると、綿の輸入の再開と、生産技術の向上により、側地に布を使うようになり、江戸中期頃には記事の中に綿を入れたほぼ現在の形になりました。しかし庶民に普及したのは、大正時代になってからのことです。
もともと、位の高い貴族が使用していたことから、「座布団」は、相手を敬いもてなすという意味を持ちます。
あらかじめ来客用に相手に座布団を敷いておく場合にも、向きや、裏表を間違えると失礼に当たります。また、座布団を出されたときの作法も重要で、相手の好意を踏みにじらないように行う必要があります。
座布団は、四方の内、一方だけ縫い目の無い向きが正面です。また、中綴じの所で、糸の房が出ているほうが表になります。
訪問先で、和室に通された場合は、座布団に勝手に座ってはいけません。畳に座って待つか、案内人に進められた席の座布団に座ります。このとき、足の裏ではなく、膝から乗って正座をします。
案内された時にすすめられた場合には、「失礼します」と会釈をして座布団に上がって構いませんが、先方が来られて挨拶する時には座布団を下りて行います。
案内時に何も言われない場合には、座布団の横(下座側)または後ろに座って待ちましょう。
座布団の横(下座側)または後ろに、爪先を立てて膝をつく姿勢になり、軽く握った両手で体を支えるようにしながらにじり上がります。爪先を立てて膝をつく姿勢を跪座(きざ)といいます。
座布団から下りるときも、同じようににじり下がります。
いずれの場合も座布団を足の裏で踏まないのが作法だそうです。
したっけ。