団塊オヤジの短編小説goo

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都月満夫の短編小説集2

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「座布団の起源と作法」について考える

2011-11-18 10:17:49 | 雑学・豆知識・うんちく・小ネタ

「座布団」は現在でも和室での作法の1つとして、古くからの伝統が残っています。

現在の住宅で日常的に使われる座布団には、中身とカバーが別物として存在しています。和室であれ洋室であれ、部屋の雰囲気に合わせた外観のものが使い分けられています。

「座布団」は、クッションとしての役割はもちろん、和室での作法の1つとして重要な役割を果たしています。

Photo_2 座布団は畳に由来します。元々、畳の上に「(しとね)」を敷いていました。茵とは、薄畳に布の縁をつけた正方形の敷物で、位の高い貴族が使用していPhoto_3 ました。これと、社寺などで使われていた「円座(えんざ)」が合わさって、現在の座布団へと発展しました。円座とは、ワラやイ草をうずまき状に編んだ敷物のことです。

鎌倉時代になると、綿の輸入の再開と、生産技術の向上により、側地に布を使うようになり、江戸中期頃には記事の中に綿を入れたほぼ現在の形になりました。しかし庶民に普及したのは、大正時代になってからのことです。

もともと、位の高い貴族が使用していたことから、「座布団」は、相手を敬いもてなすという意味を持ちます

Photo_4 あらかじめ来客用に相手に座布団を敷いておく場合にも、向きや、裏表を間違えると失礼に当たります。また、座布団を出されたときの作法も重要で、相手の好意を踏みにじらないように行う必要があります。

座布団は、四方の内、一方だけ縫い目の無い向きが正面です。また、中綴じの所で、糸の房が出ているほうが表になります。

訪問先で、和室に通された場合は、座布団に勝手に座ってはいけません。畳に座って待つか、案内人に進められた席の座布団に座ります。このとき、足の裏ではなく、膝から乗って正座をします。

案内された時にすすめられた場合には、「失礼します」と会釈をして座布団に上がって構いませんが、先方が来られて挨拶する時には座布団を下りて行います。

案内時に何も言われない場合には、座布団の横(下座側)または後ろに座って待ちましょう。 

座布団の横(下座側)または後ろに、爪先を立てて膝をつく姿勢になり、軽く握った両手で体を支えるようにしながらにじり上がります。爪先を立てて膝をつく姿勢を跪座(きざ)といいます。

座布団から下りるときも、同じようににじり下がります。

いずれの場合も座布団を足の裏で踏まないのが作法だそうです。

Photo

したっけ。

コメント (8)
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倉内佐知子

「涅槃歌 朗読する島 今、野生の心臓に 他16篇(22世紀アート) 倉内 佐知子 22世紀アート」

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