都月満夫の絵手紙ひろば💖一語一絵💖
都月満夫の短編小説集
「出雲の神様の縁結び」
「ケンちゃんが惚れた女」
「惚れた女が死んだ夜」
「羆撃ち(くまうち)・私の爺さんの話」
「郭公の家」
「クラスメイト」
「白い女」
「逢縁機縁」
「人殺し」
「春の大雪」
「人魚を食った女」
「叫夢 -SCREAM-」
「ヤメ検弁護士」
「十八年目の恋」
「特別失踪者殺人事件」(退屈刑事2)
「ママは外国人」
「タクシーで…」(ドーナツ屋3)
「寿司屋で…」(ドーナツ屋2)
「退屈刑事(たいくつでか)」
「愛が牙を剥く」
「恋愛詐欺師」
「ドーナツ屋で…」>
「桜の木」
「潤子のパンツ」
「出産請負会社」
「闇の中」
「桜・咲爛(さくら・さくらん)」
「しあわせと云う名の猫」
「蜃気楼の時計」
「鰯雲が流れる午後」
「イヴが微笑んだ日」
「桜の花が咲いた夜」
「紅葉のように燃えた夜」
「草原の対決」【児童】
「おとうさんのただいま」【児童】
「七夕・隣の客」(第一部)
「七夕・隣の客」(第二部)
「桜の花が散った夜」
物事の進行や段取りが順調にいくように、あらかじめ話し合っておくことを「打ち合せ」といいます。
「打ち合わせ」の言葉の始まりは平安時代までさかのぼります。宮廷では竹管を組み合わせた「笙(しょう)」、主要な旋律を奏でる「篳篥(ひちりき)」などの管楽器に加え、「琵琶(びわ)」などの弦楽器、「太鼓(たいこ)」、「鉦鼓(しょうこ)」、「鞨鼓(かっこ)」などの打楽器が演奏される雅楽が貴族たちの趣味として存在していました。どんな名手でも奏者が複数いる場合は事前に演奏してみないと本番で、うまくいきません。
「打ち合わせ」は、もともと雅楽の演奏に用いられた音楽用語なのです。 雅楽では、メロディーを演奏する笙(しょう)などの管楽器、太鼓などの打楽器(打ち物)が使われる。それらのリズムを合わせるために、「笏拍子(しゃくびょうし)」などの打ち物を打ってあらかじめ拍子を合せて合奏の練習をすることを「打ち合せ」といったそうです。
しゃく‐びょうし【笏拍子/尺拍子】
神楽(かぐら)や催馬楽(さいばら)などで用いる打楽器。長さ約36センチの笏を縦に二つに割ったもの。主唱者が両手に持って打ち合わせる。さくほうし
大辞泉
それが転じて、打ち合わせは「物事がうまく合うようにする」といった意味になり、さらに転じて、現在使われている意味になったのです。
うち‐あわせ〔‐あはせ〕【打(ち)合(わ)せ】
[名](スル)
1 前もって相談すること。下相談。「仕事の―をする」
2 衣服の、前身頃(まえみごろ)の重なったりする部分。うちあい。「コートの―が浅い」
3 雅楽で、打ち物だけの合奏。
4 地歌や箏曲(そうきょく)で、同一または類似した旋律を半拍または1拍ずつずらして合奏すること。また、同じ拍数の、別の2曲を合奏すること。
5 能で、両手を大きく左右に広げてから前ではたと打ち合わせる型。
6 物と物とがうまく合うようにすること。似合うこと。
「宮仕の極(きま)りがてら、すりこぎと聞こへしもとに―の夫婦とはなりける」〈鶉衣・摺鉢伝〉
大辞泉
したっけ。