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「筍(たけのこ)と言う字の由来」について考える

2012-01-10 09:54:29 | 雑学・豆知識・うんちく・小ネタ

Photo_2 今日は10日ですので「十日」にちなんだ「」の話です。「たけのこ」と「十日」には密接な関係があるのです。

「筍」は春の「旬(しゅん)」の代名詞みたいになっていますが、読んで字のごとく竹冠に旬と書いて「たけのこ」と読ませます。

」という漢字は「勹 + 日」で「十干(じっかん)をひと回りする十日の日数」を表しています。「上旬」、「中旬」、「下旬」といいます。

じっ‐かん【十干】

1(こう)・乙(おつ)・丙(へい)・丁(てい)・戊()・己()・庚(こう)・辛(しん)・壬(じん)・癸()の総称。これに五行(ごぎょう)の木・火・土・金・水を結びつけ、さらにそれぞれ兄()(陽)と弟()(陰)を配し、甲(きのえ)・乙(きのと)・丙(ひのえ)・丁(ひのと)・戊(つちのえ)・己(つちのと)・庚(かのえ)・辛(かのと)・壬(みずのえ)・癸(みずのと)とよぶ。ふつう十二支と組み合わせて用い、年や日などを表す。十二支

大辞泉

」の由来は、「たけのこ」は成長が速く、10日間(一旬)で、竹に成長するので、この漢字ができたそうです。

「たけのこ」である期間(筍の命)が10日ぐらいしかないからという意味です。

ウィキペディア』によると、「タケ(竹)とは広義には、イネ目イネ科タケ亜科のうち、木本(木)のように茎が木質化する種の総称である。」となっています。

竹がイネ科とは意外でした。

竹は暖かい気候を好み、南方ほど種類も多く大型の品種が多くなっています。地上に出ている竹は地中を横に走る地下茎から次々と出てくる竿(桿)の部分です。

この竹の芽にあたるのが「たけのこ」で、食べられるのは「たけのこ」がまだ地中にあるもの(孟宗竹)、地表に出たばかりのもの(淡竹、真竹等)で、土壌が柔らかいほど「たけのこ」も柔らかい物ができるそうです。

竹の寿命は百年以上で、種類によって70年から120年のサイクルで花を付けるそうです。ちなみに、真竹(まだけ)のサイクルは120年だそうです。1965年(昭和40年)に一斉に咲いたそうですから、次に咲くのは2085年ということになります。あと73年、生きていられるかな・・・。

Photo

したっけ。

コメント (10)
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倉内佐知子

「涅槃歌 朗読する島 今、野生の心臓に 他16篇(22世紀アート) 倉内 佐知子 22世紀アート」

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