都月満夫の絵手紙ひろば💖一語一絵💖
都月満夫の短編小説集
「出雲の神様の縁結び」
「ケンちゃんが惚れた女」
「惚れた女が死んだ夜」
「羆撃ち(くまうち)・私の爺さんの話」
「郭公の家」
「クラスメイト」
「白い女」
「逢縁機縁」
「人殺し」
「春の大雪」
「人魚を食った女」
「叫夢 -SCREAM-」
「ヤメ検弁護士」
「十八年目の恋」
「特別失踪者殺人事件」(退屈刑事2)
「ママは外国人」
「タクシーで…」(ドーナツ屋3)
「寿司屋で…」(ドーナツ屋2)
「退屈刑事(たいくつでか)」
「愛が牙を剥く」
「恋愛詐欺師」
「ドーナツ屋で…」>
「桜の木」
「潤子のパンツ」
「出産請負会社」
「闇の中」
「桜・咲爛(さくら・さくらん)」
「しあわせと云う名の猫」
「蜃気楼の時計」
「鰯雲が流れる午後」
「イヴが微笑んだ日」
「桜の花が咲いた夜」
「紅葉のように燃えた夜」
「草原の対決」【児童】
「おとうさんのただいま」【児童】
「七夕・隣の客」(第一部)
「七夕・隣の客」(第二部)
「桜の花が散った夜」
今日は10日ですので「十日」にちなんだ「筍」の話です。「たけのこ」と「十日」には密接な関係があるのです。
「筍」は春の「旬(しゅん)」の代名詞みたいになっていますが、読んで字のごとく竹冠に旬と書いて「たけのこ」と読ませます。
「旬」という漢字は「勹 + 日」で「十干(じっかん)をひと回りする十日の日数」を表しています。「上旬」、「中旬」、「下旬」といいます。
じっ‐かん【十干】
甲(こう)・乙(おつ)・丙(へい)・丁(てい)・戊(ぼ)・己(き)・庚(こう)・辛(しん)・壬(じん)・癸(き)の総称。これに五行(ごぎょう)の木・火・土・金・水を結びつけ、さらにそれぞれ兄(え)(陽)と弟(と)(陰)を配し、甲(きのえ)・乙(きのと)・丙(ひのえ)・丁(ひのと)・戊(つちのえ)・己(つちのと)・庚(かのえ)・辛(かのと)・壬(みずのえ)・癸(みずのと)とよぶ。ふつう十二支と組み合わせて用い、年や日などを表す。→十二支
大辞泉
「筍」の由来は、「たけのこ」は成長が速く、約10日間(一旬)で、竹に成長するので、この漢字ができたそうです。
「たけのこ」である期間(筍の命)が10日ぐらいしかないからという意味です。
『ウィキペディア』によると、「タケ(竹)とは広義には、イネ目イネ科タケ亜科のうち、木本(木)のように茎が木質化する種の総称である。」となっています。
竹がイネ科とは意外でした。
竹は暖かい気候を好み、南方ほど種類も多く大型の品種が多くなっています。地上に出ている竹は地中を横に走る地下茎から次々と出てくる竿(桿)の部分です。
この竹の芽にあたるのが「たけのこ」で、食べられるのは「たけのこ」がまだ地中にあるもの(孟宗竹)、地表に出たばかりのもの(淡竹、真竹等)で、土壌が柔らかいほど「たけのこ」も柔らかい物ができるそうです。
竹の寿命は百年以上で、種類によって70年から120年のサイクルで花を付けるそうです。ちなみに、真竹(まだけ)のサイクルは120年だそうです。1965年(昭和40年)に一斉に咲いたそうですから、次に咲くのは2085年ということになります。あと73年、生きていられるかな・・・。
したっけ。