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「蝋梅で蝋燭は出来るのか」について考える

2012-01-17 10:11:24 | 雑学・豆知識・うんちく・小ネタ

お庭のことやお料理のことを楽しく紹介してくれる”haruさん“のブログ「趣味の歳時記見上げばほころぶ蝋梅~咲き始めぇ~v(^0^)/」で、「蝋梅」という言葉を初めて知り調べてみました。蝋梅で蝋燭は出来るのかという素朴な疑問がわきましたので・・・。

蝋梅」は名前に「梅」がついている ためバラ科サクラ属と誤解されやすいが、ロウバイ科ロウバイ属の落葉低木(24m)で有毒植物だそうです。中国原産で、日本には江戸初期に渡来したといわれています。

幹は、地ぎわから分枝して株状になる。早春のまだ寒さの厳しい頃(12月頃)、他の花に先立って、蜜蝋に似た黄色のかわいい花を、葉の出る前の枝に多数つけるそうです。

この植物は、英名で、"Winter sweet"と呼ばれていて、寒い冬に、甘くて芳しい香りを一面に漂わせることに因んで、名づけられたのだそうです。

Photo_3 和名「ロウバイ」は、中国名「蝋梅」の音読みであるが、「蝋梅」という名は、花の色や光沢が蜜蝋を連想させ、花が蝋細工を思わせることに由来するといわれているそうです。また、「臘月(ろうげつ:陰暦の12月)」に、梅に似た香りの花をつけることから、このように呼ばれるようになったという説もあるそうです。

そこで、お題の「蝋燭」ですが、日本の蝋燭は、「奈良時代」に仏教伝来とともに中国から渡ってきたといわれています。

奈良の大安寺に残る天平十九年(747年)に作成された重要文化財「大安寺伽藍縁起流記資材帳(だいあんじがらんえんぎならびにるきしざいちょう)」によれば722年、元正天皇から蝋燭を賜ったと記されているそうです。

この時の「蝋燭」は「蜜蝋」であるとされ、蜂の巣からとれる蜜蝋は唐から輸入された貴重品であったそうです。

唐使船が廃止されると蜜蝋の輸入が途絶え、松脂(まつやに)を使った蝋燭が登場します。

まつやに‐ろうそく【松脂蝋燭】

昔、笹(ささ)の葉に松脂を包んで棒状にし、蝋燭の代わりにしたもの。

大辞泉

室町時代後期になると、櫨(はぜ)の実を原料とした「和蝋燭」が登場し、その製法は今に伝わっています。

Photo_2 櫨の実から搾り取った木蝋を加熱して熔かしたものを、和紙およびイグサから作った芯(灯心)の周りに手でかけ、乾燥させて・・・を繰り返して作る。完成した蝋燭は、断面が年輪状になる。ハゼの蝋のみで作った蝋燭が最も高級とされる。和蝋燭は、1375年頃の太平記に記述があるそうです。和蝋燭の炎は黄色い温かみのある色だそうです。

明治時代になるとヨーロッパからパラフィンを使用した洋蝋燭の製法が伝わり、これ以降、ローソクは一般家庭の中にも広く普及するようになりました。

蝋燭の原料として使われる蝋(ワックス)は、パラフィン蝋、蜜蝋(みつろう)、櫨蝋(はぜろう)、米糠蝋(こめぬかろう)などがあります。パラフィン蝋は石油ワックスで、重油から分離精製されます。蜜蝋は動物系ワックスで、蜜蜂の巣から採取されます。櫨蝋は植物系ワックスで、櫨の実を蒸して粉砕圧縮して採取されます。米糠蝋は米糠からできるものでライスワックスともいわれます。

ということで、「蝋梅」は蝋燭の原料にはなっていません。蝋梅の「蝋」は「蝋細工」で作られたような花からついた名前で、蝋燭は出来ないようです。

花や蕾から抽出した油は「蝋梅油」といい、抗菌作用・皮膚再生作用があり火傷の手当てに使われるそうです。 中国では、水虫の薬として軟膏の原料に使われているそうです。

Photo

したっけ。

コメント (12)
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倉内佐知子

「涅槃歌 朗読する島 今、野生の心臓に 他16篇(22世紀アート) 倉内 佐知子 22世紀アート」

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