都月満夫の絵手紙ひろば💖一語一絵💖
都月満夫の短編小説集
「出雲の神様の縁結び」
「ケンちゃんが惚れた女」
「惚れた女が死んだ夜」
「羆撃ち(くまうち)・私の爺さんの話」
「郭公の家」
「クラスメイト」
「白い女」
「逢縁機縁」
「人殺し」
「春の大雪」
「人魚を食った女」
「叫夢 -SCREAM-」
「ヤメ検弁護士」
「十八年目の恋」
「特別失踪者殺人事件」(退屈刑事2)
「ママは外国人」
「タクシーで…」(ドーナツ屋3)
「寿司屋で…」(ドーナツ屋2)
「退屈刑事(たいくつでか)」
「愛が牙を剥く」
「恋愛詐欺師」
「ドーナツ屋で…」>
「桜の木」
「潤子のパンツ」
「出産請負会社」
「闇の中」
「桜・咲爛(さくら・さくらん)」
「しあわせと云う名の猫」
「蜃気楼の時計」
「鰯雲が流れる午後」
「イヴが微笑んだ日」
「桜の花が咲いた夜」
「紅葉のように燃えた夜」
「草原の対決」【児童】
「おとうさんのただいま」【児童】
「七夕・隣の客」(第一部)
「七夕・隣の客」(第二部)
「桜の花が散った夜」
去年の3月11日。あの日以来、何度となく使われてきた言葉に「絆」があります。
離れがたい心と心の結びつきを表す言葉です。
「家族の絆」、「夫婦の絆」、「友達の絆」、「働く仲間の絆」、「チームの絆」、そして「地域の絆」等々。一対一のものから複数同士のものまで、さまざまな「絆」があります。
今までは、「今度のことで、帰って君との絆が深まった。」とか、「御社と弊社の間には、先代からの深い絆がありますから・・・」などと使われてきました。
あの日以来「絆」はとても重い言葉になりました。「KIZUNA」は、今や世界中で使われています。
き‐ずな【絆/紲】
1 人と人との断つことのできないつながり。離れがたい結びつき。「夫婦の―」2 馬などの動物をつないでおく綱。
大辞泉
しかし、「絆」は強くするものであり、深くするのはちょっとおかしいのです。
そもそも、「絆」は、馬や鷹などの鳥獣を繋ぎとめておくために使う「綱」のことです。強く結ぶことは出来ても、深く結ぶことは出来ません。また、結び目が緩んで結束力が弱くなることはあっても、浅くなるとは言いません。
「深い絆」といったほうが、どこか情緒的ではありますが、この使い方はいけません。「絆」は「強い」ほうがいいのです。
「絆」という字は、「糸+半」からなり、糸をかき混ぜて絡めつける、つなぐという意味です。
しかし、「絆」という字をよく見ると「八+牛」で半分の「半」ではありません。「八」という字には「分ける」という意味があります。ですから牛を二つに分けるという意味です。
「絆」という漢字は、真ん中で二つに分けた生贄の牛を、糸でぐるぐる巻いて絡めている様子を表しています。そこから、どうにも絶ちがたい強いつながりの意味を持つようになったそうです。
固く結ぶことは出来ますから、「固い絆」もいいでしょう。
ですから、「絆」というものは中途半端なものではなく、ある種、凄まじいものなのです。それこそ「強い絆」なのです。
2年目に向かって、絆が解けないようにますます強くしなければいけませんね。
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YouTube: LGMonkees 3090~愛のうた~ 歌詞連動
したっけ。