都月満夫の絵手紙ひろば💖一語一絵💖
都月満夫の短編小説集
「出雲の神様の縁結び」
「ケンちゃんが惚れた女」
「惚れた女が死んだ夜」
「羆撃ち(くまうち)・私の爺さんの話」
「郭公の家」
「クラスメイト」
「白い女」
「逢縁機縁」
「人殺し」
「春の大雪」
「人魚を食った女」
「叫夢 -SCREAM-」
「ヤメ検弁護士」
「十八年目の恋」
「特別失踪者殺人事件」(退屈刑事2)
「ママは外国人」
「タクシーで…」(ドーナツ屋3)
「寿司屋で…」(ドーナツ屋2)
「退屈刑事(たいくつでか)」
「愛が牙を剥く」
「恋愛詐欺師」
「ドーナツ屋で…」>
「桜の木」
「潤子のパンツ」
「出産請負会社」
「闇の中」
「桜・咲爛(さくら・さくらん)」
「しあわせと云う名の猫」
「蜃気楼の時計」
「鰯雲が流れる午後」
「イヴが微笑んだ日」
「桜の花が咲いた夜」
「紅葉のように燃えた夜」
「草原の対決」【児童】
「おとうさんのただいま」【児童】
「七夕・隣の客」(第一部)
「七夕・隣の客」(第二部)
「桜の花が散った夜」
お雛様といえば桃の花だと相場が決まっていると思っていませんか。
お雛様をよく見てください。お雛様の屏風は、元々は金屏風だったそうですが、なぜか最近のものは桜の絵が描かれています。
さらに、お雛様には「桜」と「橘」がつきものです。
何故、桜と橘なのでしょう・・・。
それは、お雛様飾りは「京都御所」をモデルにしたものだからだそうです。
古いお雛様で、「御殿飾り」というのがあるそうです。「御殿飾り」は、京都の「内裏(だいり)」・「紫宸殿(ししんでん)」を想定して作られた御殿の中に雛人形などを飾りつける形式です。
「内裏」とは天皇の居所を中心とする御殿ですから、お内裏様はとお雛様は「天皇」と「皇后」ということになります。
江戸時代後半に京都で流行し、特に関西で好 まれて、大正・昭和時代には簡易な「御殿飾り」が大流行したそうです。
京都御所のお庭に「桜」と「橘」が植えてあるそうです。平安神宮でも同様な様式が見られるそうです。
「桜」と「橘」には霊力があり魔除けとなるとされていることから、宮中の風習を模している雛飾りに飾られるようになった縁起のよい植物です。雛祭りは、元々は五節句の災厄を祓う儀式に由来しています。
「右近の橘」、「左近の桜」とも呼ばれます。この場合はお雛様から見た場合の左右ですから、向かって右が桜となります。左近の桜で「さ」の「さ」と、頭の文字で憶えるといいかもしれません。
桃は古来より邪気を祓い、薬効が高いとされており、鬼や悪魔は桃の花を嫌うとされていたため、「上巳の節句」に飾られるようになりました。
一方、屏風の絵柄が何故桃ではないのか?それは、旧暦の3月3日は現在の4月初旬にあたり、桜の時期だからではないでしょうか・・・。内裏の桜が満開に咲き誇っている風景を模したものだと思います。
したっけ。