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「ドーナツの穴は何のため?」について考える

2012-03-06 09:56:37 | 雑学・豆知識・うんちく・小ネタ

ドーナツの名前の由来は、「生地」という意味の「Dough(ドウ)」と、「木の実」という意味の「Nut(ナッツ)」がくっついて、生地で作った木の実「ドウナッツ(Doughnut)」という意味らしい。

dough

][U]

1 パン生地,生パン,ドー;(練り粉状の)柔らかいかたまり 2 ((略式))金,現なま

nut

[] 1 (堅い果皮をかぶった乾いた)木の実;植物堅果(クルミ・ハシバミ・クリ・アーモンドなど). BERR .2 (木の実の)仁(じん);(物事の)核,核心

プログレッシブ英和中辞典

ドーナッツそのものは、17世紀頃、ドイツが発祥地だそうです。食料に乏しかったその昔、家畜は冬のごちそうで、たいへん貴重なので、全ての部位を食べていましたが、残ったラードなどの脂を使い切るために考えられたのが「揚げ菓子」で「ベルリーナ(Berliner)」というそうです。

フランスでは「ベーニエ(Beignet」、オーストリアでは「クラプフェン(Krapfen)」などと呼ばれています。主にイースト入りの生地で、ふんわりとした食感が特徴です。中にスグリやアプリコットなどのジャムが詰められ、これらは大晦日や謝肉祭、復活祭のお菓子としても大変有名です。Photo_2

Photo_3

Photo_4

Photo_5 また、オランダが発祥だとする説もありますオランダで小麦粉・砂糖・卵で作った生地を酵母で発酵させ、ラードで揚げたボール状オリーボルという菓子だとされており、オランダ人はこれを「オリークック(Olykoek」と呼んでいたそうです。

当時は揚げたボール状の菓子にクルミが載ったものであり、当時としては非常に高級なもので、祭典用の菓子だったそうです。

そのため、ドーナツの名前の由来は、ドウ(生地)の上にナッツが載ったものという意味から来ている説があります。

ナッツを載せるという説の他にも、ナッツに似せて作った揚げ菓子という説やもともとは実際にナッツが練りこまれていたとの説もあるようです。

諸説あるのですが、真ん中に穴が空いていると言うことでネジを止める「輪っか」の「ナット(Nut)」が元になっているという説まであります。

しかし、元々ドーナッツは真ん中の穴もなく、もっと小さい物だったと言われているので、この「輪っか」説に反対する声も多いそうなのです。

Photo_6 1620、弾圧に苦しんだイギリスの清教徒(ピューリタン)※が理想の国を求めてメイフラワー号にのって新大陸を目指すのですが、この人たちはその前に宗教寛容政策をしていたオランダに一旦亡命していました。この1607年から1620年のオランダ滞在中に、オランダでドーナツの原型に触れる機会があったらしい。

※イギリスで1649年に起こった清教徒(ピューリタン)革命でならいました。

その中の誰かが製法を学んだのか、あるいはオランダからも移民する人がいたのか、とにかくドーナツの原型はオランダからアメリカに伝わったようです。

ところが、新大陸にはドーナツに載せるクルミが手に入らない。そこで真ん中に穴を空けて揚げるようになったのが今の穴あきドーナツの始まりという説。

また、インディアンの矢がパン生地に当たって油鍋に落ちたのが穴あきドーナツの始まりといううそのような説もある。

ただ、新大陸への移民がドーナツを食べていたのは確かで、1809年のワシントン・アーヴィングの作品には17世紀のオランダ系移民の暮らしを紹介する文中で、「食卓で誇らしい事とされているのは、ラードで揚げた甘いドゥ(パン生地)のボールが山盛りで、いつも出されることだった。その名前はドーナッツ、またはオイル・ケーキと呼ばれた。」と書かれているそうだ。

また穴を空けるようになったのはもっと最近、1847ハンソン・グレゴリー(Hanson Gregoryが考えたのだという説もある。

Photo_7 この、ハンソン・グレゴリーさん、船長をやっていたそうで、操舵輪のスポークにひっかけるためにドーナツに穴を空けることを考えたという説と、子供の頃に母親が作る生焼けの揚げパンを見て、火どおりをよくするために穴を空けることを考えたという説がある。

このあたりのいろんな起源説については、1941年にニューヨークでドーナツ大論争が起こったそうで、その時にはハンソン少年説が勝った。結局、ナショナル・ダンキン・ドーナッツ主宰のドーナッツ審議委員会の中ではハンソン少年の逸話が「ドーナッツの起源」として唯一承認されているとのこと。

もっと時代が進んで1870年代にジョン・ブロンデル(John Blondel)さんという人がドーナツカッターの機械化で特許をとっている。これにより、ドーナツの大量生産が可能になり、第1次大戦中にはアメリカ兵の間で大人気になったらしい。そのため、ドーナツの名前の由来として、アメリカ軍兵士(俗語でドウボーイ=doughboy)が夢中(俗語でナッツ=nuts)になったのでドーナツ(dough-nuts)と呼ばれるようになったという説もある。第一次世界大戦といえば1914年だから、これはかなり最近である。

はっきりはしないものの、発祥はヨーロッパでナッツのような小さな揚げ菓子だったものがアメリカで穴が開いて世界に広まったようです。

最後にクイズです「ドーナツを食べたら、食べてもいないのになくなったものがあります。何でしょう?

Photo

答え:

したっけ。

コメント (14)
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倉内佐知子

「涅槃歌 朗読する島 今、野生の心臓に 他16篇(22世紀アート) 倉内 佐知子 22世紀アート」

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