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「がたがくる、“がた”は仏教用語だった」について考える

2012-03-23 10:27:37 | 雑学・豆知識・うんちく・小ネタ

長年使ってきた物や体が調子悪くなることを「がたがくる」といいます。調子が悪く、不安定なさま、落ち着きの悪いさまを「がたつく」ともいいます。

どこかに隙間が出来たり、ねじが緩んできたりして、機能が落ちている様子が、この一言で表されています。

がた」とは体や物(主に道具や機械)が壊れかかっているさまを表す言葉で、「ガタガタ」という形でも使われます。

Photo_2 「ガタガタ言うんじゃないよ」などとも使われますから、若者の造語のようにも聞こえます。

「ガタガタ」という音から派生した俗語であると解説している場合があります。

しかし、この「がた」は、地震でおきるような「ガタガタ」という音から来ている言葉ではないそうです。

実は「仏教用語」に由来しているのです。

がた‐ひし【我他彼×此】

仏語。自分と他人、あれとこれと、物事が対立して決着しないこと。

大辞泉

Photo_3」と、「」と、「」と、「」が調和できずに存在している状況を言うのだそうです。

仏教で、「自分他人」や、「あれこれ」というように、物事を対立してとらえる教えのことで、これを「我他彼此の見」というそうです。

そこからさまざまな衝突や摩擦が生じて、円滑を欠く状態となるのです。

「がた」は、「我他彼此(がたひし)」の「我他(がた)」なのです。要するに「我」と「他」がうまくいかな状況なのです。ここから、ばらばらになって壊れかかっている状態を「がたがきた」というようになったそうです。

仏教は「此あるが故に彼あり」というように、相互関係を重視した教えだそうです。

十二因縁 (十二支縁起の法)

「即ち、此れあるとき彼れ有り。此れ無きとき彼れなし。此れ生ずることにより、彼生じ、此れ滅することにより彼れ滅す。と。無明を縁としての行あり。行を縁として識あり。識を縁として名色あり。名色を縁として六処あり。六処を縁として蝕あり。蝕を縁として受あり。受を縁として渇愛あり。渇愛を縁として取あり。取を縁として有あり。有を縁として生あり。生を縁として老死愁悲苦憂悩あり。かくのごときが純大苦蘊の集起なり。」

どうです。「ガタガタ」言っている場合じゃありません。ありがたい教えなのですから・・・。

Photo

したっけ。

コメント (14)
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倉内佐知子

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