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「しゃかりきとはお釈迦さまの力のことだったのか?」について考える

2012-03-12 10:04:33 | 雑学・豆知識・うんちく・小ネタ

「みんな、この一年しゃかりきにがんばったね。」などと使われます。

しゃかりき

夢中になって何かに取り組むこと。「になって働く」

大辞泉

Photo_3 この「しゃかりき」、「釈迦」+「」。つまり「お釈迦様の力」という意味です。

お釈迦様の教えは、最初は誰にも見向きもされなかったそうです。しかし、お釈迦様は諦めることなく、来る日も来る日も教えを説いてまわったそうです。その結果、多くの人の心を開き、仏教を広めることが出来たのです。

お釈迦様は人々を救う為に力の限りを尽くされましたので、こうしたお釈迦様の尊い力を弟子たちは「釈迦力」と呼んで崇めた(あがめた)そうです。

ちなみにこの「しゃかりき」の類語にあたる「大車輪で」と言うのも、お釈迦様絡みで、お釈迦様の初めての説法「初転法輪」から来ているそうです。

Photo_2 最初にお釈迦さまはかつての五人の比丘に教えを説こうとされます。これが伝道活動の開始となります。これを「初転法輪(しょてんぼうりん)」と呼びます。「」というのは古代インドで使われた武器で、輪の回りに刃物がついています。もちろんお釈迦さまは武器を手にされたわけではなく平和の「輪」の法輪を回転させたという意味です。

お釈迦様の事を「転輪聖王(てんりんじょうおう)」と称する事もあるそうです。

しかし、私たち凡人はどれほどがんばってみても、とうていお釈迦さまの足元にも及びません。

私たちの「しゃかりき」は、「お釈迦様が見守っていてくれいる中でのがんばり」なのです。

しゃかりき

躍起になって物事をするさまをいう俗語。「―になって働く」

広辞苑

しかし、『大辞泉』にも、『広辞苑』にも「しゃかりき」となっています。『広辞苑』には「俗語」と載っています。「しゃかりき」は完全に認知された言葉ではないようです。

ですから、もっともらしい「語源」もよく出来た眉唾ものかもしれません。

それでも、復興2年目に向かって「しゃかりき」になってがんばっていかなくてはなりません。

Photo

したっけ。

コメント (12)
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倉内佐知子

「涅槃歌 朗読する島 今、野生の心臓に 他16篇(22世紀アート) 倉内 佐知子 22世紀アート」

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