都月満夫の絵手紙ひろば💖一語一絵💖
都月満夫の短編小説集
「出雲の神様の縁結び」
「ケンちゃんが惚れた女」
「惚れた女が死んだ夜」
「羆撃ち(くまうち)・私の爺さんの話」
「郭公の家」
「クラスメイト」
「白い女」
「逢縁機縁」
「人殺し」
「春の大雪」
「人魚を食った女」
「叫夢 -SCREAM-」
「ヤメ検弁護士」
「十八年目の恋」
「特別失踪者殺人事件」(退屈刑事2)
「ママは外国人」
「タクシーで…」(ドーナツ屋3)
「寿司屋で…」(ドーナツ屋2)
「退屈刑事(たいくつでか)」
「愛が牙を剥く」
「恋愛詐欺師」
「ドーナツ屋で…」>
「桜の木」
「潤子のパンツ」
「出産請負会社」
「闇の中」
「桜・咲爛(さくら・さくらん)」
「しあわせと云う名の猫」
「蜃気楼の時計」
「鰯雲が流れる午後」
「イヴが微笑んだ日」
「桜の花が咲いた夜」
「紅葉のように燃えた夜」
「草原の対決」【児童】
「おとうさんのただいま」【児童】
「七夕・隣の客」(第一部)
「七夕・隣の客」(第二部)
「桜の花が散った夜」
「みんな、この一年しゃかりきにがんばったね。」などと使われます。
しゃかりき
夢中になって何かに取り組むこと。「―になって働く」
大辞泉
この「しゃかりき」、「釈迦」+「力」。つまり「お釈迦様の力」という意味です。
お釈迦様の教えは、最初は誰にも見向きもされなかったそうです。しかし、お釈迦様は諦めることなく、来る日も来る日も教えを説いてまわったそうです。その結果、多くの人の心を開き、仏教を広めることが出来たのです。
お釈迦様は人々を救う為に力の限りを尽くされましたので、こうしたお釈迦様の尊い力を弟子たちは「釈迦力」と呼んで崇めた(あがめた)そうです。
ちなみにこの「しゃかりき」の類語にあたる「大車輪で」と言うのも、お釈迦様絡みで、お釈迦様の初めての説法「初転法輪」から来ているそうです。
最初にお釈迦さまはかつての五人の比丘に教えを説こうとされます。これが伝道活動の開始となります。これを「初転法輪(しょてんぼうりん)」と呼びます。「輪」というのは古代インドで使われた武器で、輪の回りに刃物がついています。もちろんお釈迦さまは武器を手にされたわけではなく平和の「輪」の法輪を回転させたという意味です。
お釈迦様の事を「転輪聖王(てんりんじょうおう)」と称する事もあるそうです。
しかし、私たち凡人はどれほどがんばってみても、とうていお釈迦さまの足元にも及びません。
私たちの「しゃかりき」は、「お釈迦様が見守っていてくれいる中でのがんばり」なのです。
しゃかりき
躍起になって物事をするさまをいう俗語。「―になって働く」
広辞苑
しかし、『大辞泉』にも、『広辞苑』にも「しゃかりき」となっています。『広辞苑』には「俗語」と載っています。「しゃかりき」は完全に認知された言葉ではないようです。
ですから、もっともらしい「語源」もよく出来た眉唾ものかもしれません。
それでも、復興2年目に向かって「しゃかりき」になってがんばっていかなくてはなりません。
したっけ。