団塊オヤジの短編小説goo

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都月満夫の短編小説集2

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都月満夫の短編小説集

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「草原の対決」【児童】
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「桜の花が散った夜」

「春の日の陽炎」について考える

2012-05-17 10:07:21 | 雑学・豆知識・うんちく・小ネタ

かげろう【陽炎】

春の天気のよい穏やかな日に、地面から炎のような揺らめきが立ちのぼる現象。強い日射で地面が熱せられて不規則な上昇気流を生じ、密度の異なる空気が入りまじるため、通過する光が不規則に屈折して起こる。かぎろい。糸遊(いとゆう)。《季 春》「丈六に高し石の上/芭蕉」

大辞泉

Photo_2陽炎(かげろう)」とは、春や夏の晴れた日に、地面が熱せられて空気密度が不 均一になり、通過する光が不規則に屈折して、ゆらゆらと揺れて見える気象現象のことです。

よく晴れて日射が強く、かつ風があまり強くない日に、道路のアスファルト上、自動車の屋根部分の上などに立ち昇る、もやもやとしたゆらめきを見たことがあると思います。

古くは「かぎろい」と読み、さらにさかのぼれば「かぎるひ」すなわち「限る火」で、ほのかに光るさまをいったようです。

今さらに雪降らめやもかぎろひの燃ゆる春へとなりしものを」《万葉集第十巻1835/作者不明》

今さら雪が降ったりしましょうか。かげろうが燃える春になったのですから。

東の(ひむがしの)野に炎(かぎろひ)の立つ見えてかえり見すれば月傾きぬ」《万葉集巻一 48/柿本人麻呂》

東の野にかぎろひの茜色が見えていて、振り返って(西の空)を見れば、月が傾きかけています。

Photo_3かぎろひ」の「かぎ」と同語源の言葉としてあるのが「かぐや姫」の「かぐ」でたそうです。

かぐや姫(赫映姫)」の「赫映(かぐや)」は、「赫赫(かくかく)」とすべてのものを明るく映しだすという意味だそうです。現在の「かがやく」に通じる「かかやく」の意味です。「かかやく」は、ゆらゆらとゆれるほのかな光の「かぎろひ」とは違い、力強い明るさを放つ光のことです。

「かぎろひ」の「かぎる」も「かぐや姫」の「かぐ」も光りがほのかにちらちら揺れるという意味の「かが」が変化したものだそうです。

炫(かか)」は、現代語の「かがやく」と同じであり、ここでは「火が光を出している」といった意味、「迦具(かぐ)」は、「かか」と同様「輝く」の意で、「芳しい(かぐわしい)」はものが燃えているにおいがする」といった意味とか、「(匂いを)かぐ」にも 通じます。

捕らえがたいもの、また、すばしこいもののたとえで「陽炎(かげろう)稲妻(いなずま)水の月」という言葉があります。「水の月」とは、水面にうつる月のことです。

よく時代劇に「かげろうの○○」という盗賊が登場することがありますが、これはなかなか捕まらないという意味です。

Photo

したっけ。

コメント (9)
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倉内佐知子

「涅槃歌 朗読する島 今、野生の心臓に 他16篇(22世紀アート) 倉内 佐知子 22世紀アート」

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