都月満夫の絵手紙ひろば💖一語一絵💖
都月満夫の短編小説集
「出雲の神様の縁結び」
「ケンちゃんが惚れた女」
「惚れた女が死んだ夜」
「羆撃ち(くまうち)・私の爺さんの話」
「郭公の家」
「クラスメイト」
「白い女」
「逢縁機縁」
「人殺し」
「春の大雪」
「人魚を食った女」
「叫夢 -SCREAM-」
「ヤメ検弁護士」
「十八年目の恋」
「特別失踪者殺人事件」(退屈刑事2)
「ママは外国人」
「タクシーで…」(ドーナツ屋3)
「寿司屋で…」(ドーナツ屋2)
「退屈刑事(たいくつでか)」
「愛が牙を剥く」
「恋愛詐欺師」
「ドーナツ屋で…」>
「桜の木」
「潤子のパンツ」
「出産請負会社」
「闇の中」
「桜・咲爛(さくら・さくらん)」
「しあわせと云う名の猫」
「蜃気楼の時計」
「鰯雲が流れる午後」
「イヴが微笑んだ日」
「桜の花が咲いた夜」
「紅葉のように燃えた夜」
「草原の対決」【児童】
「おとうさんのただいま」【児童】
「七夕・隣の客」(第一部)
「七夕・隣の客」(第二部)
「桜の花が散った夜」
人間がその一生に費やす睡眠時間は、1/3近くだそうです。体と脳にとって必要不可欠なものです。
人間を含む多くの昼行性の動物は夜、夜行性の動物は昼といったようにほぼ決まった時間帯に睡眠をとります。
睡眠が持つ役割として確実にわかっているのは、肉体の疲れを取り、体力を回復させる事です。
体内に蓄積された疲労物質を除去するとともに、脳下垂体から分泌される成長ホルモンによって損傷した筋肉を修復し、増強を促します。
しかし、もしも睡眠が体の疲れを回復させるためだけのものならば、ただ一定時間体を動かしたくなくなる欲求が起こるようになっていれば十分であり、わざわざ意識を途切れさせて無防備な状態になる必要性は無いはずです。
特に肉食動物に襲われる危険性がある野生動物にとっては、物音などですぐに目覚められるようにしているとはいえ、意識が無い時間があるというのは命に関わります。
そんなリスクを冒してまで、わざわざ意識を途切れさせる睡眠をとらなくてはならないのは、それが意識をつかさどる脳にとって何らかの重要な働きを持っているためと考えられています。
睡眠が脳に対してどのような働きを持っているのかは、現時点では完全には解明されていないそうです。
1959年、アメリカのWMGMというラジオ局の人気DJ、ピーター・トリップ氏が、小児麻痺患者への救済募金を集める企画として、ニューヨークに設置されたガラス張りのラジオブースの中で不眠記録に挑戦しました。
衆人環視の中でずっとしゃべりながら起き続けていた彼は、最終的に200時間(8日と8時間)以上という不眠記録を打ち立てています。
彼は、挑戦開始当初はいつも通りにしゃべり続けていたものの、後半になるにつれてやがて精神に変調が表れ始めました。
彼の健康維持のために立ち会っていた医師を、「自分を葬ろうとする葬儀屋だ」と思い込む妄想に取り憑かれたり、「レコード盤の上を虫が這っている」「時計が人の顔をしてこちらを見ている」などといった幻覚を見たりしたといいます。
挑戦が終了した後、十分な睡眠をとった事で、これらの症状は消え、彼は正常に戻ったようです。
十分な睡眠をとらないと、脳や精神状態に異常をきたすことは間違いなさそうです。
あなたは毎日十分な睡眠を確保していますか。十分な睡眠時間をとり、安定した精神状態で毎日を過ごしましょう。
したっけ。