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「クリスマスはキリストの誕生日ではない」について考える

2012-12-25 11:03:31 | 雑学・豆知識・うんちく・小ネタ

聖書の中にはキリストの産まれた日を特定する記述はありません

実際、キリストの誕生日は414夏だったとする説があります。聖書の記述に「羊飼いが寝ずの番をしていた」とあり、この地方の冬の寒さや雨の多さでは12月は不可能ではないか、というわけです。

Photo_2 では、何故キリストの誕生日を1225日に定めたのでしょう。

実は、121月のこの時期は元々、中東や西欧において様々な祭りが行なわれている時期でもありました。何故なら、1221日~25日頃は冬至であって、天の神「太陽」の力が最大に衰える時であり、かつ、これから復活する時でもあったからです。

人々は衰える太陽を元気付けようとし、また、甦る太陽を喜び、祝い、新しく訪れる年の更なる豊穣を願いました。

現代の通説では、紀元325、小アジアのニカエア(ニカイアで)開かれた公会議で、この日を救世主キリストの誕生日と「定めた」と言われています。

ニカエアこうかいぎ【ニカエア公会議】

小アジアのニカエアNicaea(現、トルコ領イズニク)で開かれた2回のキリスト教公会議。第1ニカエア公会議は、第1回公会議にあたり,325年、ローマ皇帝コンスタンティヌス1世によって召集され、各地の主教318(伝承による。実際には250名以下)が参加した。この会議はキリスト教公認後最初の全体的集会であり、キリスト教の勝利を祝う祝典の趣もあったが、本来の目的は教義問題、すなわちアリウスが提起した父なる神と子なるキリストの関係をめぐる論争の解決にあった。

それまでは12/25(冬至)1/6(冬至・旧暦)3/21(春分)のいずれかでした。また、3世紀頃は5だったそうです。

そして、354年からは「ローマ教会」がニケア公会議の決定に従い379年には「ギリシャ教会」が従いました。そして現代に至ります。

つまり、300年以上経ってから勝手に決められた誕生日なのです。本当のことはわからないのです。

Photo

したっけ。

コメント (18)
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倉内佐知子

「涅槃歌 朗読する島 今、野生の心臓に 他16篇(22世紀アート) 倉内 佐知子 22世紀アート」

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