年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

ワクチン2回済で外出

2021年07月13日 | 宅老のグチ
緊急事態宣言下でどれだけ人出が減っているか確認と晴れが続きそうで、梅雨明けになると熱中症が怖いので、今のうち歩いて筋力確保で外出。麻布十番を散歩。ある寺が気になって、調べたら226事件で刑死したひとが遺族の力で碑が作られた。7月12日は処刑された命日ということで、寺では仏心会という団体が法要をしていた。帰宅後に調べると、やはり226事件の遺族の団体で、戦前は天皇に歯向かった朝敵扱いされ、戦後は戦争に導いた事件の首謀者扱いで遺族に対して世間の目は厳しかった。
 ただ当時の新聞論調が515事件のように決起者を批判しなかったので、一般庶民は同情的であった。これは1500人の上官の命令で参加し、226事件後に理不尽な扱いを受け、生き残った人の埼玉県出身者が半数を占める兵士の証言から感じる。決起に参加させられた兵の当時の農村の悲惨さを記録している。埼玉県北部の農民は貧しかったので栗原安秀中尉の話は尊敬していたようだ。

 築地いたとき、戦後の農政が戦争に導いた226事件の記憶から、農家の自立ということで政策を立てていた気がする。農村の次三男を集団就職で都会に出し、都市と農村の格差を減らそうとした。成功したかどうかはまだ歴史家の審判を受けていないが、やはり朝鮮動乱で兵站工場となった日本が急速に復活したと思える。農村の過剰労働力が戦前には海外移民の奨励から、中国東北部の開拓団へ向かった。戦後は南米などの移民もあったが、日本国内の経済発展によって人手が不足し、農村の過剰労働力を都市が吸収した。昭和30年には戦前の経済力を回復した気分になった。
 
 梅雨明けが近いようだが、間もなくという東京オリンピック開幕感がない。カウントダウン時計も空しく、どうせ設定するなら8月22日のコロナ明けをカウントダウン時計の日付とした方がよさそうだ。ワクチンが6000万回を超え、高齢者の重症者が減っているようだ。こうなるとインフルエンザより重い風邪の感覚が出て来たようだ。これからはワクチン接種差別の問題である。
コメント
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