年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

朝から模様替え

2022年09月25日 | 宅老のグチ
ついに1年半かかった引っ越しが終わる。多分これで模様替えは少なくなる予想する。多くの終活情報から人間一人の収納空間は今は6畳ほどと思われ、不動産の広告でも6畳が目立つ。それ以上の広さは見栄の場所でリビング等は広い。
 人は畳一枚で過ごすことが出来る。正岡子規は最晩年に布団の上で新聞の随筆を書いていた。子規庵でその部屋に座り窓から見える庭の先には何が見えるのだろうか思ったことがある。方角の確認はしていないが上野の山と時折り聞こえる蒸気機関車の音もあっただろう。
 方丈記は、鴨長明 (1155 - 1216) が書いた随筆文学で学校の教科書で読んだ時、なぜか心に引かれるののがあって、気になっていた。質素な生活で糠味噌漬の話しも出てくる。方丈とは3.03M四方の面積となる。この広さの庵で随筆が書かれていた。狭いけれど乱世という時代に災害や戦乱があり飢饉もあった。自分の父の死もあってなぜか記憶に残っていた。
 今は物も情報も多くなり、方丈では収納できない広さとなった。不動産の広告から3畳や4畳では収納できず、6畳なら日本の普遍的広さだろう。この広さも徐々に世界に広まっているようで昔のアメリカや中国の広さが不動産市場の高騰で日本の広さが標準となった気がするが韓国はもっと先端を行っていてさらに狭い。最終的には人の寝る空間があればパソコンで個人の生活が維持できる。
 今の予感では後二回は生きていれば引っ越しがある。一回は老柴犬の死で、考えたくないが14歳と半年過ぎていれば平均寿命が15歳なので想定しないといけない。今の住まいはペット可の賃貸物件でツイの住まいと想定していない。次はもしかすると高齢者の介護施設ということもある。
 介護施設の物件の平均的広さは広告から30M2~50M2位でそれ以上の高級介護施設の情報は別世界となる。101歳で亡くなった母の入っていた特養はベットの広さであって、残された荷物の整理を今行っているが、多分写真以外はゴミとなるだろう。物が極端に少なく質の悪い時代に生まれたのでお宝物件は皆無で、骨董とか史料的価値が500年経たないと無い気がする。昭和の時代の紙質は悪く、国立博物館で中国の唐時代の書を見ていたら、昭和の紙は残る可能性は少ない。
 
コメント
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