こく‐しゅく【穀菽】
〘名〙 穀類と豆類。
〘名〙 穀類と豆類。
一般社団法人日本雑穀協会のHPでは定義があって
雑穀の定義
古くからの類型で穀物は、主穀、雑穀、菽穀、擬穀に分けられ、主穀は主食作物であるイネ、コムギ、トウモロコシを指し、雑穀はイネ科作物のうち、小さい穎果をつけるヒエ、アワ、キビなどの総称です。菽穀はマメ類、擬穀はソバ、アマランサス、キノア等であり、主穀と雑穀が現在、穀物(cereal)として広く知られています。雑穀は時代背景や主食の変化につれ、捉えられ方も変わってきており、日本雑穀協会では、これら農学的な狭義の雑穀の定義を尊重しつつ、雑穀と呼ぶ作物の対象範囲を拡げ「主食以外に日本人が利用している穀物の総称」としています。
さて南葛飾郡誌の畑作の社会的考察(357ぺ-ジ)穀菽類、蔬菜類、花卉類の三種がある。穀菽類の記述は大麦から始まり14種の作付け面積が書かれている。刀豆は面積の一番少ない畑の作物のようだ。
赤刀豆の種子は今でも販売されているので広い敷地があったら栽培してみたい。ジャックと豆の木の童話があるように油断するとかなりの高さまで伸びるようだ。また鹿児島(薩摩)の言い伝えでは刀豆を旅立ちの時の持たせるという。なた豆は上のほうから実り始め、だんだん茎のほうに帰ってくることから、無事に帰れるようにとの願いを 込め旅立ちの時に刀豆をわたすという。薩摩藩の小松帯刀の名前の帯刀とは別の読み方で太刀はき・辞書では帯刀のことを刀豆の別名というのもある。
刀豆は鹿児島県で栽培される物には50cmから70cmにもなるものがあって。刀や青龍刀のように見えます。-
ここまで刀豆のことを調べてみるとやはり福神漬に酒悦主人が最初に入れた要因は薬効としてのモノより、形と名前の要因の方が意識される。つまり福神漬の刀豆には口臭除去等の薬効は皆無だろうし、言及している漬物業者もない。ナタマメの画像を見ると本当に刀の形に似ている。英語でも刀のマメ(SWORD BEENS)となっている。
SWORD BEENSをグーグルにコピペチェックすると、英語圏でも刀豆の画像が出るが福神漬のことは無さそうである。