年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

九品仏の閻魔様にまだ来るには早すぎると言われ

2023年11月05日 | 宅老のグチ
東急九品仏駅付近のバス停から田園調布駅行きのバスに乗る。環状8号線から田園調布の住宅街に入ると、自由が丘の町並みから風景が変わる。銀杏並木の歩道に人が歩いていない。外から見える住宅の車庫には高級車しか見えない。日本の車の軽自動車もない。あるのはデリバリ-の軽しかない。
 そんな誰もいないところでバスがゆっくり走っていて、見ると豪邸だったところの解体工事で駐車工事車で道路が狭くなっていて、対向車待ちだった。噂で田園調布は住宅の規則が厳しく、今の時代に合わないので投資に不向きという。資産価値はあるがそこでは金を増やせないという。バスに乗りたいと思ったのが1軒の家が広いし、坂が多いのとうねりに道で真っすぐを避けて出来るだけ下がるだけの道を選んで田園調布の家巡りをしたこともある。結構の割で警察官のパトロ-ルに出会う。不審者に一度中に入られると外から見えないようで、ほとんどすべての家に警備会社のシ-ルがある。
 不動産会社の売地と書いてある空き地が目立つ。コンビニもないし治安のよいと言われる日本でも夜の田園調布の一人歩きは怖い。多分住民は車世界だろう。そんなことを想いながらバスに乗っていた。
 閻魔様の言うには日本人の平均健康寿命が男性が72歳、女性が74歳くらい。これは一人で何でもできる事という。平均というからすでに介護を必要とする人がいるということ。特に注意するのは病気もあるが、転倒という。特に大腿骨骨折の10年後の生存率が20%という。今はガンの早期発見で5年後生存率が上がっているが、高齢者のリハビリの意欲が欠けると生存率が平均より下がる。貯蓄した金銭が年々減り、物価が上がって不安は増す。さらに閻魔様に嫌われて死ぬに死ねない人の苦しみがありそうだ。
 不動産は不動尊では無いと田園調布の解体現場で想った。あの石原元都知事邸の解体話で田園調布は負動産か不動損となって、子孫の仲たがいの原因かバラマキ政府の餌食となる。節税を解く税理士とその対策を進める金融機関に狙い撃ちにさせる。その田園調布に古い木造の家がある。何もできないかしない方針だろう。2極の家が混在している。浮き沈みの激しい今間も無く固定電話が消える。
 銀杏並木の色が付き始め、間もなく裸の銀杏並木となる。年取った銀杏の肌はシワだらけ。木肌も年齢を感じる。
コメント
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