中国検索で百度を定期的にチェックしているが、自家の野菜を漬け込み三度の食で漬物を多食していた人の胃がん話が報道してあった。何か日本の十数年前の報道の様で気になって読むと少し異なるようだ。
築地市場で勤務していた時、市場協会が業界人の教養のために講習会がある。そこで東京農大の先生だった小泉武夫氏が沖縄の平均寿命の低下の問題を話した記憶がある。1975年より、日本の都道府県の平均寿命の公表があって2000年までずっと沖縄県が長寿日本一でテレビでの健康番組でしばしば沖縄の食事が放送されていた。ところが2000年になると男性の沖縄の平均寿命が26位となり、今のデ―タでは43位まで落ちていて、同ランクには前から平均寿命の短い東北地方と並んでいる。
中国の報道ではいま世界の胃がんの患者の42%は中国人という。塩分の多い漬物とタバコ喫煙者が多いという。どうも報道から胃ガン発見は胃内視鏡検査から見つかるようである。ピロリ菌報道が抜けているので、胃カメラ業界のやらせ記事の様に感じる。日本での胃がんは今ではピロリ菌の除菌が薦められていて、除菌できれば胃がんの発生の可能性が低下するという。
ガンの早期発見の技術は年々進歩しているがそれでも早期に発見できないガンの治癒は運任せとなる。中国はピロリ菌除去をもっと推進できなのだろうか。
スモッグの煙で中国本土の空気は冬に汚れる。世界のタバコの4割が中国で煙となる。しかし節煙してもタバコを吸わない人も外では石炭由来の空気で肺が汚れる。日本に来た中国人が最初に日本の空港で深呼吸して、肺を洗うという話がある。今は脳も赤色から無色にするという比喩もある。血液は赤いので酸素を入れるのだろうか。