年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

眠れないので

2023年11月14日 | 宅老のグチ
チョットした事件があって、考え込み眠れないので書いてみる。
 築地に勤めている時には急病で午前1時出勤ということもあるから普通では眠れないという理由にはならない。
 不眠の始まりは、昭和63年9月の昭和天皇の下血から始まる。その様に考えるともう不眠症は40年近くなる。人によっては昭和98年と言う人もある。当時なぜ不眠症となったかというとNHKが急に終夜も映像を流していた。10月頃から、次第に意識して事の次第は天皇の病状報道の制御だとおもっていたが、10月となれば得意先の正月用食品の見積もり依頼と需要見込みを決めねばならない。当時はバブル前で平成に入ってバブル崩壊した。
 昭和の感覚は戦前は悲惨で、戦後20年は復活と自信の回復、1964年の東京オリンピック後には傲慢な日本となっていった。そんな時代の終わりの終日放送で経験のない年末商戦へ突入となった。
 商材会議でも暗黙の対応の対策を考えていたが口には出せなかった。まるで先の戦争で敗戦と思いつつ、戦いを継続している感があった。
 今は昭和の終わりの日が判っているのだが1月7日の朝に亡くなったのだが、やっと終わって正月気分が消えた。
 土曜日だったので予約してあった新年会は中止となり、埋め合わせということで4月の新年度入りでキャンセルした料理屋で行った。まだバブル期だったので今のような時にキャンセルは耐えられないことはなかったと思う。日本にいる以上この天皇の制度と付き合わないと生きてゆけないことを知った。
 クリスマスには寒波があって、事前の輸送と低気温で商材は持つ。しかし年末の崩御だったら、赤色は消え、黒の色に染まる。音曲は消えても食しないと生きられないが、正月の食は築地でも12月の売り上げが他の月より大きいし、忘年会需要も大きい。これが消える可能性があっても仕事は進む。
 そして眠れない。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする