年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

川崎フロンタ-レからのお誘い

2023年06月14日 | 宅老のグチ
いま中断中の「たま リバー50キロ」 の散歩の途中で、等々力という地名があるところにスタジアムがある。川崎市よりは等々力緑地であの武蔵小杉のタワマン水没時には都内と川崎の等々力地域が水没した。都内では東京都市大学の図書館が水没した。後の広報のハザ-ドマップでは江戸時代からの多摩川氾濫で東京都と川崎市に両側に地名の痕跡が残る。丸子、沼部、等々力等々。

 暇に任せてJリ-グのアンケ-トに答えたら、気になるチームを川崎フロンタ-レにチェックを入れたところ、一日おきにファンクラブ加入の案内メ―ルが来る。今多摩川に仮称等々力大橋(完成予定2025年)を建設中で、東急多摩川駅から二子玉川駅駅までのバス便で行けば、多摩川土手で降り、等々力大橋を渡ってスタジアムに行ける。

 1964年の東京オリンピックで唯一観戦したのがサッカ-で、日本戦だった。当時はサッカ-だけがチケットの競争率が比較的に少なく、チケットを購入できた記憶がある。観客は殆どル-ルを知らない人でオフサイドで試合の流れを止められても静かだった。今ならビデオ判定などではっきりわかる。
 今の所迷惑メ―ル扱いせず、橋が完成するのを待って判断しよう。何か橋が完成しても取り付け道路の見込みが立ちそうにない。巨大な歩道橋となりそうだ。
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六法全書のように分厚い築地市場の時の条例集

2023年06月13日 | 宅老のグチ
一般人には無縁の築地市場を含め、東京都の管轄している市場の条例集がある。豊洲移転後改訂されたかはもう現役で無いので知らないが、毎年新規の規則が増えていることは確かで、そのための月一回以上の会議がある。市場全体の規則は都議会の関与があるようで、後から市場協会から回覧が回る。そこに食品衛生の保健所からも回覧が回る。この時期は梅雨時で食中毒、年二回の交通安全運動は運転管理者が出席しないといけない。市場は私道扱いなので事故等の事件は警察以外に東京都の巡視詰所に届け出しないと、事故証明が発行されず、保険金請求がややこしくなる。ただ事故で反則金、罰金等は来なかった気がする。そのため市場内で警察が関与させないように日々努力している。昔の大学紛争時の大学構内に警察官を入れないようにしたことと同じで、市場のルールは市場人で決めるという気風がある。
 このあたりのことが市場で業務を行い不祥事を起こした時に初めて認識する。豊洲移転時に築地に残っていた業者が年末の稼ぎ時に豊洲市場で営業停止処分があった。普通は衛生事故で処分が出るが強権発動となる。他の処分は殆ど交通関係が多い。何日間の市場への出入り禁止。
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100円ショップで温度湿度計を買う

2023年06月12日 | 宅老のグチ
梅雨に入って、エアコンに電源を入れ乾燥させる準備をしていたら、新聞記事で温湿度計を100円ショップで購入し、気になるところに置くと良いとあった。記事のように100均なら失敗してもダメ-ジは少ない。
 昨年転居し、老柴犬と同居するようになり、エアコンの設定を犬対応となってしまった。夜寝る時に27度程度に設定していて寝るが朝起きると25度に設定が変わっていた。当然のように空気が乾燥し、口の中がおかしい。慌ててコロナ感染かと思い、体温計で計るが平熱。家人が夜中に犬のために温度設定を下げるようだ。犬は汗をかけないので夏は厳しい。今年も温度設定で揉めそうだ。
 そのため温湿度計を複数購入し気温を計る。後は25度に設定されても厚い布団にくるまって寝ればよいことに気が付いた。
 今日も雨、洗濯物のためにコインランドリ-行き。タオルものと他の物を分別し、タオルは高温で10分の乾燥にかける。そして家に戻り普通の衣類を取りに行くと、残り2分だった。一度に持ってゆけば良いと普通は考えるが雨天時に目的があった散歩の方が良いと思う。次回は10分ではタオルが乾燥しなかったので工夫が必要。家のエアコンを乾燥でするか後10分乾燥させるか相談中。
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新聞の値上げ

2023年06月11日 | 宅老のグチ
家で取っている新聞の値上げが1面の隅にあった。7月1日よりの値上げ。1日中対処を考えていた。昨年7月より暮れまで新聞購読を止め、自分自身の変化を見ていた。引っ越し後の再度の断捨離でようやく居住空間が安定し、老柴犬の様子見から、昼間の暇つぶしで年明けから新聞購読を再開した。
 新聞を再開してから、新規の情報も見るようになった。しかし不満もあった。
1 朝の配達が6時過ぎ、 夜中に起きていた時、暇つぶしが出来ない
2 雨の日にポストへ行く気がしない
3 夕刊が夕方6時頃、時にはポストへ行くのを忘れる
この様なことから、夕刊はいらないと感じていた。アプリで夕刊の概要が読めていた。
この結果から、紙媒体は朝刊で早朝と雨天日はタブレットで概要を把握し、ゆっくり新聞を取りに行く。雨天日の新聞配送の遅れで何回も傘をさしてポストに行ったこともあった。
 また電子新聞の欠点は全体がタブレット端末やスマホでは見えない欠点がある。そこでタブレットのサイズの大きいのを探すと、今年の9月のアップルのイベントで16インチタブレットの発表があるという噂があった。価格予想は衝撃の20万円代。これでは新聞値上げに対抗できない。さらに探すと16インチのアイリスオーヤマがあった。ユ-チュ-ブ用のタブレットのようだ。このサイズならノートパソコンと同じで旅行に持って行ける。アマゾンでチェックすると5万円強、楽天ス-パ-セ-ルでさらに安い。発注する。
 到着後に新聞のアプリを入れその後に契約の変更を申し込みたい。契約変更は朝刊+電子新聞となりそうだ。夕刊は無し。紙媒体の新聞はチラシ広告の方が役に立つ。夕刊にはチラシ広告はない。


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戦前日本の反体制派の死

2023年06月10日 | 宅老のグチ
和歌山県の外れに新宮市がある。ここには漬物の青高菜で覆った目張り寿司というのがある。これは寿司というよりおにぎりを海苔の代わりに使ったもので食べる時に目を広げて食べる姿からメバルと言われたようだ。この駅弁の寿司を食べるため、紀州の梅業界との会合の帰りに紀州本線を南部駅から、名古屋経由で東京への帰途時に普通電車に乘って、新宮で途中下車したことがあった。駅の観光案内所で観光地図をもらい歩く。目指したのは熊野速玉大社。途中の屋根付きの仲之町商店街を歩く。平日の新宮は人も少なく、寂しい。案内板が速玉大社と共に佐藤春夫記念館がある。近所のようだ。参拝の帰途、佐藤春夫記念館に行く。そこで大逆事件で刑死した大石誠之助が晴夫の親族ということ。さらに駿河台の文化学院創立者西村伊作も新宮の人ということも知る。新宮の文化人 童謡ハトポッポの作詞者東くめ、小説家中上健次等。
 今は交通不便なところだが新宮市の熊野川上流に石炭が採れるところがあって、明治期のアメリカ行きの貿易船が新宮から出ていたこともあった。そこで和歌山県からアメリカ移民が目立つのは歴史的背景がある。
 関東大震災の混乱時に大杉栄等が惨殺された。日本は極東の外れで、西欧からの監視の目が無いと思っていて、簡単に人を殺す。しかし日露戦争後の対日本政策の見直し、黄禍論が始まりつつ時期だった。極東の小さな国がロシアを武力で勝ったということ。
 今の中国は戦前の日本と似て来たようだ。反政府の行動をとると治安維持機構が動く。この点で強権中国は戦前の言論統制の日本史を研究している様だ。しかし対処のできない日本の先行事例が少子と見える。何しろ人口数の正確さが欠けていて基準となる政策の評価が出来ないようだ。やはり統計は正確でないと歴史の評価が出来ない。

大杉栄が震災のどさくさ時に惨殺されたが小説家の角田房子さんの評伝本に近い(甘粕大尉)を読むと具体的な惨殺の状況が書かれていて、憲兵隊本部の行為が洩れることを想定していなかったようだ。これは日本の社会主義者から大杉栄の行方不明で騒がれ、憲兵隊本部で隠すことが出来なくなったようだ。隠すと外国からの救援とか借金が難しくなると政府は思っていたのだろうか。今は情報隠しが一時的に成功しても死者は生き返らないので、時間が経つと不祥事を調べられる。
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忠義は今あるのか 9月の国立劇場の文楽の予備知識

2023年06月09日 | 宅老のグチ
今年から通い始めた三宅坂の国立劇場で今まで仕事で行くことが出来なかった劇場体験をしている。表向きは漬物の歴史で、9月の文楽公演で菅原伝授手習鑑で寺子屋の段が上演される。今回は通し公演ということで全部見ることが出来たのだがそこまでの心の要求はまだない。一応ユ-チュ-ブで見ることが出来るがやはり劇場体験にはかなわない。タダ知識を得て会話についていることしかない。
 今は梅雨入りということで関東のス-パ-では群馬産の青梅が出てきている。1KG800円 このウメは梅酒と梅ジュ-ス向きで、梅干し向けの和歌山産の南高梅の出回るまで間もないが台風が気になる。
菅原伝授手習鑑は菅原道真の話だが漬物業者の梅干しのサイズで今はS・M・L・LL・3L・4Lとなっているが15年ほど前には松竹梅となっていて、梅のサイズはSサイズに該当し、竹はMサイズ、松はLサイズとなっていてそれより大きいのが松松であった。それより大きいサイズは多分漬け込み時にはテニスボ-ルくらいの大きさ梅の実が漬け込んで小さくなって、飛サイズという規格があった記憶がある。飛飛も記憶に残る。この飛というサイズの語源の由来は菅原道真の太宰府での飛び梅の話から来ていると思う。

寺子屋の段が菅原伝授手習鑑の中で一番上演が目立つ。内容を見ると悲しい。忠義の物語。
子供向けの歌舞伎の解説本で忠義を今風に解説していて、戦争中に捕虜となった親子に仲間を裏切ることを要求し、拒否すれば子供を殺す脅しに似ているとあった。ウクライナの事を考えると忠義の心はいつ現実となるかもしれない。

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のぞき趣味

2023年06月08日 | 宅老のグチ
図書館で古い新聞の縮刷版を読んでいるが漬物関係の記事はいわゆる3面記事の所にあって、細かい記事を読むうちに、事件等の記事も目に入る。
 大正12年7月の日本橋魚河岸の移転に繋がる東京市の幹部の情勢が記事探しの中で見つけた。朝日新聞縮刷版は最初に目次があって、その中で東京市・中央卸売市場の記事の掲載日が解かる。デジタル版は項目を入力しないと出てこないし、さらに目的に出会うためには慣れも必要となる。しかし一番のデジタルの端緒は同時期の事件等が感じられない。
 7月の記事で中央市場の移転候補地の記事があって、その付近には大杉栄が日本に船で戻った記事があり、もっと多くの社会面を占めていたのが有島武郎の軽井沢での自殺死体の発見で、情死と見られていた。
 このことで区の図書館から有島武郎の評伝本、今はアナキストと見られている大杉栄、伊藤野枝の伝記本を借りて読む。
 人は死して後に評価が始まる。さらに10年20年経って忘れ去られる人もあるが評価が復活することもある。有島武郎も平成に入って小説家によって軽井沢心中が話題となった。今年は関東大震災100年と言うことで、憲兵隊本部で虐殺された大杉栄と伊藤野枝、さらに親戚の子供の死が再評価される気がする。あの事件は偶発的な事件とはとても思えない。
 嘉永3年10月末の南町奉行所の与力たちによって、高野長英捕縛時に虐殺された。通常の評伝では高野が抵抗してやむなく殺したことになっている。しかし冷静に日時を考えると翌日の嘉永3年11月1日から管轄が北町奉行に移り、南の与力たちが放火逃亡と江戸市中潜伏の手柄を北町奉行の与力たちに渡す理由が見つからない。12月の長英の逃亡を手助けした人の裁きをしたのが南町奉行の遠山景元だった。
 この件で納得のいく憲兵隊甘粕大尉の評伝本を次に読みたい。キッコ-マンの野田争議で最後の方に甘粕 正彦 が現れ争議の収束の道筋をつけたという。渋沢栄一の最後の大仕事だった野田争議は今は現地でも誰も語らない。
 大杉栄と伊藤野枝の墓も転々とし、さらに伊藤野枝の生誕地は今でも語りたくない人だったのだろうか。
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古典芸術を東京で見る贅沢

2023年06月07日 | 宅老のグチ
今年に入って古典芸術を鑑賞している。
シルバ-パス利用なので交通費はほぼ無料。地方から上京すると交通費と宿泊費の分が掛かる。
 東京と地方の格差は人の多さが文化を集積させる。人口が減ると魅力が消える。今日本が低迷しているのは海外に物を売る日本人が減ったことで、日本の物が良くても過剰品質で途上国の所得の低い人には手が出せない。戦後の日本でアメリカの商品に憧れがあったが、車に関しては大きすぎてさらに燃料のガソリンが高すぎて買えない見栄の商品だったことを思い出す。特にアメリカ車は暴力団のイメ―ジで損したこともある。
 東京には多くの地方出身者がいて、所得も多い。多くの小劇場もある。地方ではTVの民放も少ない所もある。さらに広告効果も少ないので収入も少ない。

 講談と浪曲は過去の日本史を知らないといけないがその上に庶民の常識を知らないといけない。30分という持ち時間が長いと感じるのは自分だけなのだろうか。定席の浅草木馬座の観客の少なさを見ると感じる。
 東京は文化の選択肢が多い。ごく少人数の人に好まれる芸術も人が多いので成り立つ。この差は人口が減れば減るほど促進するだろう。

 入れ墨を入れたり削ったりして体は変調しないのだろうか。頭もそろそろ梅雨入り。台風3号が発生しそう。2号で交通混乱。何か自然災害に弱くなった気がする。
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関東大震災時の新聞縮刷本を読みに

2023年06月06日 | 築地市場にて
今年は関東大震災100年と言うことで色々な行事や本が出ると思う。築地市場が出来た理由に関東大震災があって、豊洲移転時に何か違和感があって、もう一度中央区の図書館が新しくなったので調べてみようと思った。
 震災後の移転の遅れは良く板舟権の問題と言われていて、検索すると出て来る。でも実際の報道経過はどうなんだろうと疑問に思っていた。
 やはり大正のコメ騒動とシベリア出兵の影響があるように見える。

中央卸売市場法(大正12年3月30日法律第32号)

大正12年3月30日
中央卸売市場法案
第46回帝国議会
提出者
政府 
提出年月日
大正12年2月12日
成立年月日
大正12年3月19日
この法案が成立したのは関東大震災の半年前である。
最初に法案に沿った中央卸売市場が京都市で昭和2年12月11日,京都市場は全国注目の中で最初の中央卸売市場として誕生したのです。関東では横浜市が昭和6年2月に全国で3番目の中央卸売市場が開設された。
 ちなみに全国で2番目が高知中央卸売市場で昭和5年2月 、大阪市は昭和6年11月開設となっている。東京の中央卸売市場の開設が昭和10年2月11日になったのは板舟権の処理問題と種々の取引ル-ルの設定で東京市と魚市場業界の混乱からきていて、一時は東京市議会が汚職で議員出席定数が足りず、議会が解散されたこともあった。

 都立中央図書館で朝日新聞の大正12年の新聞縮刷版を読むが最初に関東大震災当日の新聞を見ると、9月1日朝刊では中央市場の候補地があって、築地と芝浦埋立地が候補となっていた様だ。夕刊から東京朝日新聞はない。その後の東京の状況は判らないが縮刷版の様子から大阪朝日新聞で9月12日の朝刊から東京朝日新聞となっている。さらに気が付くのだがこの9月の縮刷版は他の月より分厚い。その理由は多くの人が利用し、さらに紙質が悪く、焼きのりの様で触れると紙が割れる。そして補修となり分厚くなる。この時期はデジタル版で印刷するしかない。
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在米邦人の老後の話で

2023年06月05日 | 宅老のグチ
気になるニュ-スがあって、真偽は判らないが戦後に日本から渡米し成功した人が日本に戻ってきている話をよく聞く。事実はともかくとして介護保険制度などは自己責任でまかなうアメリカは金がないと生存できない。日本では下手に資産があると生活保護を受けられない。アメリカの高騰した家賃で車の中で生活している話も聞く。
 アメリカでも諸外国でも成功した人が日本に戻って、介護施設に入ると優雅な生活が出来るかもしれない。そこに残るのが英語が出来ない日本の介護労働者でここが障壁となりそうだ。時代が変われば日本への見方も変わる。安い日本へ中国から高齢難民が来るかもしれない。
 ゲームの間にアプリの宣伝があって、中身は中国語だった。xxパンダというアプリを調べると、日本風の中国料理でなく、本場の中国料理の宅配でのようだ。確かに日本のカレ―ライスはタイやシンガポ-ル、ミャンマ-で食べた味と異なる。
 発想法を変えれば、介護施設制度は日本が進んでいる。制度の不備は日本の既得権を変えられない政治でそこに世界の金持ち高齢者が狙う。
 中国の金持ちが日本に住居を持ち、中国に旅行に行くことが増えるという。悩ましい。低迷日本を活性化するには前例踏襲の発想法では失われた30年が伸びるだけである。
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三宅坂国立劇場へ台本を買うために行く

2023年06月04日 | 宅老のグチ
台風2号のため、雨天でも行けそうな図書館で築地の松竹大谷図書館を思い出した。ここで遠山桜天保日記の資料を検索した所、まだ今年の1月国立劇場最終公演の遠山の金さんの台本が出てこなかった。念のためグ-グルで検索するとヤフ-ショッピングに台本が出てきた。そこでクレジットカ-ドで申し込みしようとしたところ、個人情報がヤフ-に漏れそうでアマゾンで検索すると台本が出てこない。古書でも出ない。その結果国立劇場の中にある文化堂というグッズ等を販売している所で舞台台本を売っているので急遽新橋からの都バスで行くことにした。新橋では最初の計画では乗り換え時間が15分ほど余裕があったのだが台風による電車の遅れで12時13分発の小滝橋車庫行きにギリギリで間に合った。国会議事堂バス停で降り、国会の警備の警察官がサミット後ということ余裕が見える。
 三宅坂の高野長英の生誕地、電通の碑などを眺め、最高裁判所を通る時、ここは江戸時代なら遠山の金さんの職場と雑念が出る。
 国立劇場の前のバス停で経路確認。やはり本数は少ない。晴海ふ頭までの都バス。
 国立劇場に着いたのが12時50分過ぎで昼の公演が始まっていて、暇そうな警備の人に文化堂の場所を聞く。大劇場にあるというので向かうがチケットが無いので入り口で台本を書いに来たというと案内され、無事購入。950円、ヤフ-で買うと配送料がかかる。今日は歩数稼ぎなので散歩と思えば良い事。帰りは皇居ランナート一緒に日比谷を目指す。いつも思うのだがメダカの流れと同じで時計周りに反対で走っている。
 桜田門の所の交番で土嚢が積まれていた。台風で危険なのだろうか。

 電車の中でふと遠山桜天保日記は昨年の秋の皇居東御苑の通り抜けの際に皇居半周した時に国立劇場の看板で金さん物の上演を知った。竹柴其水と福神漬の関係は直接には見えないが天保の改革時に生きていた人を取材しているので最初の上演時の台本と竹柴其水の意図が消えつつある。二回も歌舞伎を見ていた差が判らず台本が必要と思っていた。
 明治の台本はレミゼラブルの様な筋書きで、今年の上演はテレビで放送されていた筋に合わせたという感じ。竹柴其水作というより尾上菊五郎作と思った。平成の上演時の台本は築地の大谷図書館で見たがかなり今風に合わせるのに苦労した様だ。今回も2幕目と大詰めで工夫が見られた。
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台風の雨のため

2023年06月03日 | 宅老のグチ
土曜ということで外を見ると雨。また自宅蟄居かと思うと歩数不足が浮かぶ。歩き貯めはかえって体に悪いし、暇つぶしの読書はしたくない。
 今日の新聞一面は少子加速ということ。いつも思うのだが少子の問題の日本の統計は中国並みの政府見解に沿った新聞記事で、実際の予測の年になると外れている。国勢調査の元になるのが人口で、これによって毎年70万人近くの日本人が減る。そして異国人が日本人になることをまた嫌っている。昔の日本人は英語を話せなかったが今は機器の進歩で簡単な会話は出来る。築地で働いていた時、市場の警備の人が外国人に聞かれ片言の英語と身振りで応対していた。多分行き先が不明だった。セリ時間が過ぎた時、築地市場の正門巡視詰所からフィリピン人の言葉で場内放送があった。多分水産仲卸店舗で待ち合わせの場所に現れないので呼びかけたようだ。今の豊洲市場は一般人が中で徘徊できないがいずれ不景気なれば規制も緩やかになる気がする。
 子供が増えれば確かに物は増える。しかしリサイクルが進み前ほど活性化しない気がする。
 アジアの儒教国家(中国・韓国・日本)の人口が低迷している。家ということから不動産の家となり、家が高騰し、今は子供が買えない。さらに家は古くなり。
 天気が晴れてきたので外出。
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月初めの浅草木馬亭行き計画 やっと実施

2023年06月02日 | 宅老のグチ
1月の国立劇場最終公演から落語を聞くようになり、劇場の講談の歴史を知り、木馬亭に関心を持った。しかし飯岡の助五郎とということで、4月は木馬亭の上にある木馬館大衆演劇に行ってしまった。5月は連休ということで浅草行くことはなく6月に木馬亭浪曲定席を観に行くことになった。値上げということで2400円、ここは高齢者値引きはなく、逆に25歳以下は半額という。
 開演30分前に着き、入り口の切符売りの人に聞く。指定席はない。12時15分開演。
玉川わ太 若き日の吉宗と伊勢山田奉行大岡越前の話
天中軒景友 古田織部の逸話
港家小そめ お染久松
玉川太福 清水一家の石松の金毘羅参り
中入り 10分休憩
14時5分
広沢菊春 大山参り
講談 神田京子 渋沢栄一の逸話
富士琴美 田宮坊太郎の仇討
天中軒雲月 佐倉惣五郎 印旛沼の雪の別れ
 終演後、天中軒雲月サンが入り口で見送り。客の入り50%弱。定席がここまで減ってしまったという寂寥感があった。
 講談浪曲を劇場で見るのは初めての経験。国立劇場の時は落語の合間の講談だった。
 無知なので講談と浪曲の違いはネット調べる。
浪曲は「うなる」もの。 講談は「読む」もの。 浪曲は、三味線の人が脇に座っていて、 ときどき三味線の伴奏で唄をうなります。観客から見えない。喉が枯れてお茶を飲むとき、間をつなぐと見える。 浪曲師はテーブルを前にして、立って演じます。テーブルの覆いはひいきの人の贈答品。 おひねりする人があった。掛け声あり。待ってました。
  講談は 「釈台」という机の前に座って、物語を 語ります。釈台を使うのはその名残です。「張り扇」は、扇の形をした釈台を打つ道具です。

 講談浪曲の中身を理解するのは戦前の日本の社会常識を知らないと違和感がある。それに庶民文化も必要。従って浅草が異国人に占拠されてもこの木馬亭、木馬館には一人も異国人観客が見えなかった。  
 最後に天中軒雲月さんの上演中に涙が出た。特攻で亡くなった叔父の母が最期の出撃前に自宅に帰り、基地に戻る時の見送り風景が思い出し、印旛沼の別れで涙が出た。芝居や浪曲は虚構だが人生の暗示とみれば、心に滲みる。雲月さんは今年70歳になるという。
 木馬亭を出ると江戸時代から令和の世に戻る。
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知覧よりの便り

2023年06月01日 | 陸軍特別操縦見習士官1期
4年ぶりに5月3日に開催された第69回知覧特攻慰霊祭の開催報告の封書が届いた。今年はコロナの状況に関わらず自分は欠席の方針だった。届いた報告書では例年のように開催されたが自衛隊音楽部の演奏で声出して歌うことなく終わったようだ。
遺族の高齢化という影響は自分はまだわからない。何しろ遺族扱いになってまだ20年ほどしか経っていない。コロナ以前の平和学習で修学旅行等が南九州の有力な訪問先となっている。広島・長崎・知覧が目立つ。多くの青年の写真が涙を誘う。小飛の人たちの年令は18歳くらいから見える。
 台湾が修学旅行先となったら叔父たちの特攻戦跡を見てほしい。結構日本より良く保存されている。
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