■ 週末には映画を観よう。先週の土曜日(17日)にジャック・ニコルソン主演の「アバウト・シュミット」をDVD(*1)で観た。
保険会社を66歳で退職したシュミットはネブラスカ州オマハで奥さんとふたり暮らし。さて、ネブラスカってどのあたりだっけ? ネット検索してアメリカのほぼ中央に位置する州だと分かった。デンバーに暮らす一人娘は結婚間近。
退職後、特にすることもないシュミットは退屈な日々。ある日、テレビでアフリカの子どもたちの支援プロジェクトを知り、6歳の少年の養父になる。で、少年に手紙を書くことでうっぷん晴らし。
ある日、シュミットが出かけている間に(郵便局に行っていたんだっけかな)、奥さんが急死してしまう。
孤独・・・。シュミットは奥さんと一緒に旅行に行こうと買っていた大型のキャンピングカーで娘を訪ねていくことにする。孤独を癒す旅。
娘の結婚相手の男も気に入らないし、男の家族も気に入らないシュミットだったが、結婚式ではきっちりスピーチ。でも孤独は癒えず。
ラスト、アフリカの少年から届いた手紙には少年が描いた絵が同封されていて、その絵を見たシュミットは涙する。人と人との繋がりって、とても大切なんだ、ということがストレートに伝わる絵。絵を見て僕もウルっときた。
ジャック・ニコルソンが定年退職した男を演じているなら、おもしろいというか、共感することもあるだろうと思って見たけれど、ストーリーは起伏に乏しく、ジェットコースター的なストーリー展開の映画に慣れてしまった者としては物足りなかった。次はあり得ないほどハッピーなストーリーの映画を観たいなぁ。そんな映画、何かあるかな。
そして、来週は「ラーゲリより愛を込めて」を観よう(原作は感銘を受けた『収容所(ラーゲリ)から来た遺書』辺見じゅん(文春文庫))。
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*1 まったく気がつかなかったけれど、DVDをVDVと書いていた。なぜだろう。ある方に指摘していただいたので訂正した。どうやら老人力がついてきたようだ。
ご指摘ありがとうございました。