■ 川上弘美の『センセイの鞄』が新潮文庫に収録されました。文春文庫には既に3年前に収められています。どちらも上品な装丁。解説者が違います。文春文庫の木田 元さんはセンセイのモデルでは?と噂になったとか・・・。二人の対談を雑誌で読んだ?、という曖昧な記憶があります。
私は単行本(平凡社)で読んで文春文庫で再読しましたが、新潮文庫ファンとしてはどうしようかなと迷うところ。 また読みたくなったらそのときは新潮文庫を購入することにします。
『パレード』も文庫(新潮文庫)になりました。単行本(平凡社)には絵本のような雰囲気が漂っています。センセイとツキコさんのもうひとつの物語。こちらは文庫本も迷うことなく購入する予定です。
この作家の本は新潮社、講談社はもちろん、岩波書店(「なんとなくな日々」)、日本経済新聞社(「此処彼処」)、中央公論新社(「光ってみえるもの、あれは」)、平凡社などあちこちの出版社から出ています。
特定の出版社に限定している作家もいます。人気作家だからいろんな出版社から依頼があるんでしょうか。その辺の事情を知りたいと思うのですが・・・。