■ 大学が広告を出す時代になった。
今日(14日)の信濃毎日新聞朝刊に信州f大学の全面広告が掲載されている。広告で取り上げているのはこの春の入学式で演奏された「春寂寥」。
「春寂寥」は信州大学の前身、旧制松本高等学校の思誠寮の寮歌で、高校に入学した時に配布された歌集に収録されていた(写真)。春故のもの哀しい雰囲気がよく表現されている。好きな歌だ。
昭和44年発行の歌集から 歌詞は四番まである。
新聞広告には「春寂寥」をめぐる座談会が載っている。高校の時、国語を教わったN先生はこの座談会で、物事を一面的に見ないということを学んだ。学生には複眼の思考、何事も立体的に見る力を持って欲しいと語っておられる。
**最初の1年間は基本を学んでほしいのです。(中略)学びの原点にある普遍的な視点、複眼的な学問をまず経験すべきだと私は考えています。**という学長の挨拶文も掲載されている。
「複眼的にものごとをみる」ということが大切だということの指摘だ。
普段あまり読まない広告にも注目したい。