透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

コマ女

2013-07-14 | A あれこれ



 BS日テレの番組「中川翔子のマニア☆まにある」の録画CDをカフェ・バロのKさんから借りた。

今日(14日)テレビでこのCDを見た。狛犬に魅せられた若い女性画家・小松美羽さんがタレントの中川翔子ちゃんと一緒に都内の赤坂氷川神社(この神社には狛犬が7対もあるそうだ)に出かけ、そこで小松さんが狛犬の観賞マニュアル、いや、まにあるをしょこたんに伝授し、一緒に観賞するという内容だった。

そのまにあるとは
1 いろんな角度から見る。
2 毛並みに注目する。
3 生きている姿を妄想する。
4 写真を撮る。
5 ファインダー越しに楽しむ
6 離れた場所から見る
7 台座をチェック
といったものだった(表現が違っているかもしれないが)。

これが小松さん流の楽しみかたなのだ。番組からは狛犬観察を楽しんでいる様子が伝わってきて、なかなかおもしろかった。

狛犬は遠くエジプトの王家の墓、ピラミッドを守るスフィンクスあたりまでルーツが辿れるという。やがてインドや中国に伝わり、中国では皇帝の守護獣となる。さらに日本に伝わって、神社の守護神として祀られるもあまり意識されない存在。仁王像にもなってお寺も守っているがこちらの方が存在感があるかも。

しょこたんは小松さんを「コマ女」と紹介していた。歴女、山ガール、鉄子。では火の見櫓好きの女性をなんて呼ぼう・・・。やぐらガール?ぐら女?


 


「複眼的にものごとをみる」ということ

2013-07-14 | D 新聞を読んで



 大学が広告を出す時代になった。

今日(14日)の信濃毎日新聞朝刊に信州f大学の全面広告が掲載されている。広告で取り上げているのはこの春の入学式で演奏された「春寂寥」。

「春寂寥」は信州大学の前身、旧制松本高等学校の思誠寮の寮歌で、高校に入学した時に配布された歌集に収録されていた(写真)。春故のもの哀しい雰囲気がよく表現されている。好きな歌だ。


昭和44年発行の歌集から 歌詞は四番まである。

新聞広告には「春寂寥」をめぐる座談会が載っている。高校の時、国語を教わったN先生はこの座談会で、物事を一面的に見ないということを学んだ。学生には複眼の思考、何事も立体的に見る力を持って欲しいと語っておられる。

**最初の1年間は基本を学んでほしいのです。(中略)学びの原点にある普遍的な視点、複眼的な学問をまず経験すべきだと私は考えています。**という学長の挨拶文も掲載されている。

「複眼的にものごとをみる」ということが大切だということの指摘だ。

普段あまり読まない広告にも注目したい。


 


道州制

2013-07-14 | D 新聞を読んで


7月13日付信濃毎日新聞朝刊より

 昨日の新聞に「参院選後に議論本格化」という見出しで道州制のことが記事になっていた。

道州制とは? から成る記事には**都道府県を廃止し、全国を10程度の「道」や「州」に再編する構想です。外交や防衛などを除く中央省庁の仕事は道州に移し、都道府県の仕事は市町村ンが担います。推進派は、東京の一極集中の是正や地方分権の推進、行政のスリム化などの効果を挙げています。**という説明がなされている。

「道州制法案 長野県知事らは反対」という見出しも付いている。 記事の最後の、**今後の焦点は。** の最後に**暮らしを大きく変える法案なので、何より地方や国民の理解を得ることが欠かせません。**と書かれている。

道州制については何も知らない。

主な区域割り案として記事に載っている2案を見ると、九州、四国、中国、それから東北、北海道は同じ。違うのはその間の区域で具体的には新潟、長野、埼玉の3県の所属。

長野県が東海というのも、別案の北関東というのもピンとこない。新潟県が北陸というのは今でもそのような線引きもあるから、分かる。でも、北関東というのはなんだかな~。埼玉県は東京と一緒に南関東になるか、北関東になるのかの違い。東京と一緒になるか、ならないかは大きな違いだろう。

どうやら区域割りで一番馴染めないのは我が長野県、ということになりそうだ。長野県は東海でもなければ北関東でもないゾ。甲信越でまとめてもらうか・・・。否、長野県は長野県。このように考えるのは長野の県民性かも。長野県内でも松本は松本、長野とは違うという認識だからな~。

この国の望ましい姿・・・。国民が幸せに暮らせる国・・・。ン~、分からん・・・。