撮影日121103
■ この26日に山梨県の富士吉田市まで出かけて「吉田の火祭り」を見てきたことは既に書いた。2012年の11月3日、偶然この火の見櫓の前を車で通りかかり、観察している。その時、火の見櫓の横の消防団詰所は工事中で鉄骨の建て方がほぼ完了した状態だった。
撮影日170826
この詰所の2階の窓にも「詰所」「中宿」と書かれた提灯が吊り下げてあり、夕方に祭り提灯と共に灯がともされた。詰所も火祭りを意識して提灯を設置するように設計したのだろうか・・・。
この詰所の設計・監理を担当した地元の建築設計事務所に電話して訊いてみた。富士山のお膝元の富士吉田市は海外からの観光客も多い。それで「和」の提灯を吊るすことにしたとのこと。富士吉田市でもこのような考え方を推奨しているとも聞いた。詰所の提灯は祭りの夜だけでなく、普段から明かりを点けているそうだ。提灯の灯りは温かく、心が和む。
私には火の見櫓だけでなく、この詰所までが火祭りの夜の演出に一役買っていると思われた。大勢の人出のある伝統的な行事と直接的な関わりの持てる火の見櫓も詰所も幸せだ。