■ 7月に読んだ本は以下の4冊。
『シルクロードがむしゃら紀行 女ひとり一万キロ』大高美貴/新潮社
ビザ取得できず、宿確保できずのトラブル・トラベル。
『生物学的文明論』本川達雄/新潮新書
生物学的発想で世の中眺めれば、違った生き方が見えてくる・・・。
『地図と鉄道』今尾恵介編著/洋泉社
地図と鉄道、まさに趣味中の趣味。
『「建築」で日本を変える』伊東豊雄/集英社新書
見えてきた近代主義的な建築の限界。伊東さんが見出した建築の新たな方向性。
**近代主義建築はどのような場所であれ地域であれ、建物の内と外をはっきり分けることによって人工的で均質な内部環境を目指してきたのに対し、これからの建築はその場所特有の空気や熱環境と繊細な関係を保つことによって、多様な内部環境をつくることが求められているのだと思うのです。**(64頁)
その具体的な事例として示された4つのプロジェクト。その1つが「信濃毎日新聞松本本社」。櫓の姿からイメージしたという(このことは知らなかった)社屋の外観スケッチなどが紹介されている。竣工予定は来年の4月と意外に早い。今から空間体験が楽しみ。