透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

936 栃木市藤岡町の道路またぎ櫓

2017-11-07 | A 火の見櫓っておもしろい


936 栃木市藤岡町藤岡の火の見櫓 4脚44型 撮影日171103

 栃木市藤岡町の道路またぎ櫓は東武日光線の藤岡駅から、茨城県筑西市の道路またぎ櫓はJR水戸線の下館駅から共に徒歩圏内に立っている。9月10日に都内から電車を利用してこの2基を見に行こうと計画していたが、その時は直前に都合が悪くなって果たせなかった。



確かに道路をまたいで立っている。かなり背が高い火の見櫓だ。例によって梯子桟の数と間隔を知らべで、高さが約20mあることが分かった。脚の間隔は3.2m。T字路に立っていて、これ以上後退して写真を撮ることができなかったのは残念だった。





反対側からはこんな様子。櫓は脚元から見張り台の床面まで直線的に逓減している。高さの割には横架材が少なく、間隔が広い。



半鐘は撤去されてしまっている。屋根の4隅の飾りは蕨手とは言えない形をしている。





道路またぎ櫓の場合、地上から櫓内に梯子を設置すると通行の邪魔になるので外付けする。この櫓にも外付け梯子を設置してある。踊り場は必要最小限しかつくっていない。


 


935 栃木市藤岡町の火の見櫓

2017-11-07 | A 火の見櫓っておもしろい

 
935 栃木市藤岡町藤岡の火の見櫓 4脚無〇型 撮影日171103

 目指す道路またぎ櫓に着く直前に出合った背の高い火の見櫓。櫓は上方に向かって緩やかなカーブを描いて逓減している。そのカーブが美しい。

966の火の見櫓と同様にてっぺんに赤いスピーカーを設置してある。色が褪せているのは残念。

この櫓で注目は細部。あちこちに蔓状の装飾、装飾的部材を施してあることに気がついた。スピーカーの架台にもあるし、見張り台の下の方杖も装飾的。








見張り台下の装飾的な方杖 見張り台の床は鋼板と平鋼のすのこ状の床の併用


踊り場の張り出した部分を支える方杖も装飾的

アップで見ると錆が気になる。メンテナンスを!


 


934 栃木市藤岡町の火の見櫓

2017-11-07 | A 火の見櫓っておもしろい


934 栃木市藤岡町藤岡(栃木市消防署藤岡分署)の火の見櫓 4脚無8型 撮影日171103

 茨城県筑西市丙の道路またぎ櫓から栃木市藤岡町藤岡の道路またぎ櫓へ移動中にこの火の見櫓に遭遇した。屋根も半鐘もないが、建設当初からこの姿だったのか、分からない。何年か後に屋根を撤去し、見張り台に架台を設けてサイレンを設置したのかもしれない。

8角形の見張り台に8個の赤いスピーカー。なるほど! これがデザインの力か・・・。デザイン力があれば、このように魅力的なサイレン塔にすることができる。町のランドマークとして、この赤が効いている(言うまでもないことだが、あくまでも個人的な感想)。